【調査結果】塾なし受験生の約9割が「学校+市販教材」で大学へ!保護者574名が明かす塾いらずの勉強法とは
高騰する教育費を背景に「自律学習」が主流となる一方、難関大合格には依然として“塾の価値”も。調査が示す、現代受験に必要な「戦略性」とは。
じゅけラボ予備校(所在地:大阪市北区、代表取締役:後藤智則)はこの度、現在大学生のお子様を持つ保護者のうち、大学入試に際して塾や予備校などの教育サービスを利用しなかったと回答した574名を対象に、その学習方法に関するアンケートを実施いたしました。
その結果、塾や予備校を利用しない代わりに「学校で配布された教材や課題を中心に学習した」という回答が55.4%に達し、過半数を占めることが明らかになりました。この結果は、高額な塾・予備校費用をかけずとも、大学受験を乗り越えられるという新たな常識が広まりつつあることを示唆しています。
本プレスリリースでは、調査結果から見えてきた「塾なし大学受験」層のリアルな実態と、その背景にある保護者の意識の変化について考察します。

■調査概要
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調査概要:教育サービスを利用しなかった学生の大学入試に向けた学習方法についての調査
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調査期間:2025/8/8~2025/9/20
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調査方法:インターネット調査
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有効回答:2025年現在、大学生の子を持つ保護者で、子供が大学入試に向けて塾や予備校などの教育サービスを利用しなかったと回答した574名
【調査結果】教育サービスを利用しなかった学生の大学入試に向けた学習方法

Q: 塾などの教育サービスを利用しない代わりに、どのように学習を進めていましたか?
(対象:大学入試で塾や予備校を利用しなかった大学生の保護者, n=574,複数回答可)

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学習方法 |
割合 (%) |
|---|---|
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学校で配布された教材や課題を中心に学習した |
55.40% |
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主に市販の問題集や参考書を使って独学した |
34.00% |
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通信教育(Z会、進研ゼミ、スマイルゼミなど)を利用した |
9.90% |
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無料のオンライン動画や講座を使って独学した |
8.50% |
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保護者が学習計画を立てたり、勉強を教えたりした |
3.50% |
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その他 |
3.10% |
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わからない |
19.30% |
驚愕の事実!塾に通わない学生の過半数、55.4%が「学校の授業と教材が受験対策のすべて」と回答

今回の調査で最も注目すべきは、塾や予備校を利用しなかった家庭の学習方法として、実に55.4%が「学校で配布された教材や課題を中心に学習した」と回答した点です。これは、2人に1人以上が「学校の学びだけで大学受験に対応できる」と判断していることを意味します。
この背景には、近年の学校教育における受験サポートの充実や、オンラインを活用した質の高い授業の提供があると推測されます。
また、経済的な負担を考慮し、まずは公教育を最大限に活用するという、保護者の現実的かつ賢明な判断が伺えます。かつてのように「塾に行くのが当たり前」という風潮は、もはや過去のものとなりつつあるのかもしれません。
塾、予備校に通わない学生は「自ら掴む学習」へ。市販の参考書で独学する学生が3割超え

次に多かった回答は「主に市販の問題集や参考書を使って独学した」で、34.0%にのぼりました。これは、画一的な塾のカリキュラムに頼るのではなく、自分の学力レベルや志望校に合わせて、必要な知識を自ら取捨選択し、能動的に学習を進める学生が3割以上いることを示しています。
良質な参考書が数多く出版されている現在、自分のペースで学習計画を立て、弱点を集中的に克服する「独学力」こそが、塾・予備校に通う以上の効果を生むと考える家庭が増えていることの表れと言えるでしょう。
塾・予備校の代替え?通信教育・無料動画で学ぶデジタルネイティブ世代が約2割

「通信教育を利用した」(9.9%)と「無料のオンライン動画や講座を使って独学した」(8.5%)を合わせると、塾や予備校を利用せずに大学受験した学生の約2割がオンライン上のリソースを駆使して学習を進めていることがわかります。
特に、有名講師の授業を無料で視聴できるサービスの普及は、教育格差を埋める大きな一手となっており、情報収集能力さえあれば、もはや場所に囚われずに質の高い教育を受けられる時代になりました。これは、塾や予備校が提供してきた価値の一部が、テクノロジーによって代替され始めていることを示唆しています。
塾なし受験生の9割が「学校+自学自習」で進学する一方、志望大学のレベルで戦略に違いも

「学校の教材(55.4%)」と「市販の参考書(34.0%)」を合わせると89.4%に達することから、塾・予備校を利用しない家庭の約9割が、学校教育と自学自習を軸に大学受験を乗り越えている実態が明らかになりました。
この事実は、多額の費用をかけた塾通いが必ずしも必須ではないことを示唆しています。一方で、別途実施した「教育サービス利用の有無での合格大学内訳の違い」に関する調査では、挑戦する大学のレベルにおいては差が見られることもわかっています。

>教育サービス利用の有無での合格大学内訳の違い」に関する調査結果
つまり、多くのご家庭で「学校+自学自習」が大学進学の王道となりつつあるものの、より高いレベルの大学を目指す場合には、塾や予備校が持つ専門的な情報やノウハウが依然として有効である可能性を示唆しているのです。
子供の自主性を育むという教育の本質的な価値観と、志望校合格という目標達成。その両方を見据え、各家庭で最適な学習方法を組み合わせる戦略的な視点が、これまで以上に求められていると言えるでしょう。
まとめ
今回の調査結果は、大学受験における「塾・予備校頼み」という画一的な価値観が終わりを告げ、学習方法が大きく多様化している現状を明確に示しています。半数以上が「学校教育」を学習の中心に据えている事実は、公教育への信頼の高まりと、各家庭の合理的な判断を映し出すものです。
「塾に行かない」という選択が、子供の「自律学習能力」を育むというポジティブな側面を持つ一方で、志望大学のレベルによっては塾・予備校が持つ専門的な知見が依然として有効であることも今回の調査から示唆されました。
もはや「塾に行くか、行かないか」という二者択一の時代ではなく、お子様の目標と特性に合わせて、学校教育、自学自習、そして外部サービスをいかに最適に組み合わせるか、という「学習ポートフォリオ」を各家庭で戦略的に設計する時代に突入したと言えるでしょう。
変化する社会で真に求められる「自律性」と、目標を達成するための「戦略性」。大学受験は、その両方を育む重要な機会となりつつあります。
会社概要

じゅけラボ予備校では、既存の教育サービスにおける無駄を一切省いて、生徒が志望校合格に必要な勉強のみ行えるカリキュラムを提供したいという思いから、生徒一人一人に合わせたオーダーメイドの受験対策プログラムを提供しています。受験に必要な科目をすべて学べて、高校受験は14,080円~、大学受験は16,280円~の圧倒的な低価格で、経済的な事情により塾や予備校に通えない生徒さんも、志望校合格に向けて効率良く学習することができます。
社名 :じゅけラボ予備校(株式会社エンライク)
所在地 :
運営本部:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-500 大阪駅前第3ビル5階10号
教務部:〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2丁目2−1東梅田八千代ビル7F-C
代表者 :代表取締役社長 後藤 智則
電話番号:0120-445-259
事業内容:教育事業(予備校・オンライン学習塾・インターナショナルスクール・教育教材のオンライン通販)、マーケティング事業
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