コロナ禍のアルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!2021年アルバイト採用ブランド力調査

当社を母体とする多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、全国のアルバイト求職者16~69歳1,200人を対象に、「2021年アルバイト採用ブランド力調査」※1を実施しました。コロナ禍2期目となる2021年は、長期にわたる緊急事態宣言もあって、アルバイトを探す求職者の意識に変容を与え、採用ブランド力にも大きく影響を与えていました。その調査結果をとりまとめましたのでご報告いたします。
■調査結果 トピックス
1.ランキング1位は100円ショップのダイソー!2位がセリア!
2.昨年順位をあげたコンビニエンスストアは相対的に後退
3.スターバックスコーヒーの採用ブランド力に復活の兆し


1.ランキング1位は100円ショップのダイソー!2位がセリア!
コロナ禍2年目、アルバイトを探すうえで「安全」「近場」「短時間」重視の傾向は継続しています。しかし、細かくみると重視項目の入れ替わりもあります。最も重視度が高まったのは、やはり職場の【安全】。ここ数年1位だった【場所】をかわし最重視項目になりました。長引く緊急事態宣言や変異株への脅威が、働くうえでの安全志向を高めました。
そんな中でブランドランキングでは、「100円ショップ業界」のダイソーが1位、セリアが2位とトップ独占。昨今のマスメディアでの露出増も採用ブランド向上に一役買ったようにも思われます。2連覇となったダイソーは、今年、もっとも重視度が高かった【安全】で4位と高評価。セリアに比べ短時間勤務のシフトも用意されていることからか、【時間】に対する評価も上がっています。
一方のセリアは、昨年の7位からジャンプアップして2位に浮上。一昨年の1位には届かなかったものの、評価が大きく高まっています。アルバイト探しの重視項目である【安全】や【場所】の評価が高いことが勝因といえますが、特筆すべきは【仕事/現実】の高評価。100円ショップ業界のストロングポイントである自分でも働けそうという【仕事/現実】が、ダイソーより上位の1位。ダイソーが価格バリエーションを広げる中、100円にこだわるシンプルな価格ラインナップが働きやすいイメージに直結しています。

2.昨年順位をあげたコンビニエンスストアは相対的に後退
100円ショップ業界に続きスーパー、コンビニ、ドラッグストアまでが4強となっていて、小売業界の安定した人気が伝わってきますが、相対的に順位を落としたのがコンビニ業界です。今年度最も重視度が高かった【安全】の評価が、他小売業と比較するとウイークポイントなのですが、今年はさらに評価が低下しています。これが順位後退の主要因です。逆に昨年、緊急事態宣言下の買い占め報道などが相次ぎ、働くうえでマイナスイメージが広がったスーパー、ドラッグストアは、店舗運営に落ち着きが戻ったこともあり、イメージ回復しています。
セブン-イレブンが昨年4位からやや後退して8位。コンビニ3大ブランドの中では唯一トップ10圏内に留まりました。ファミリーマートが9位から11位、ローソンが8位から13位と、順位を下げています。アルバイトを探すうえでの重視項目で上位の【場所】【時間】が高評価なのは、コンビニ業界の構造上のアドバンテージとして定着していますが、自分でも働くことができそうという【仕事/現実】が昨年からさらに後退しています。「クーポン」「ポイント」「モバイル決済」など、レジ業務の複雑化を指摘する声が加速。簡単な仕事ではないというイメージが定着しつつあるようです。

3.スターバックスコーヒーの採用ブランド力に復活の兆し
3位の無印良品と4位のイオンは、トップ5圏内の常連で、ともに抜群の安定感を誇っています。無印良品は、今年度の最重視項目である【安全】のスコアが昨年同様1位。落ちついた職場の雰囲気が安全イメージを想起させるようです。イオンは、昨年、コロナ自粛でスーパーにお客さんが殺到した時期があり【安全】のスコアが後退しました。今年度は緊急事態宣言下でも大きな混乱は少なく復活。レーダーチャートが比較的円形に近く、働くうえでバランスのとれた職場イメージです。
そんな小売業人気全盛の中、スターバックスコーヒーが昨年13位から大躍進。超人気ブランドが復活を遂げました。もともとアドバンテージのあった【成長】の評価が大きく伸長しています。また【場所】や【仲間】といった項目への評価も高まっています。これは、ここ数年の郊外エリアの出店増が大きく影響しています。属性別でみると、学生部門第2位と相変わらずの強さを誇りつつ、なんとシニア部門が39位から20位と一気に順位を上げました。今まではアルバイト先としてまったくイメージが持てなかったのが、自分でも十分働けるという意識に明らかに変わってきています。スターバックスコーヒーは、都心×若者×意識高い系イメージから、一般的なアルバイト先としてフレンドリーなイメージも獲得しつつあるようです。

※1)アルバイト採用ブランドランキングとは
・ツナグ働き方研究所では、毎年「アルバイト採用ブランドランキング」を調査発表しています。単なる人気ランキングでは認知度や表層的イメージに左右されやすいことから、下記のアプローチを用いて「採用力」の高さによってランキングを作成しています。
・アルバイトを選択する際に重視する9因子を抽出し、その重視度において項目の採用力偏差値を算出(図1)。アルバイト勤務先として代表的な50ブランドにおいて、その各因子についての評価を調査。評価ポイントに採用力偏差値の加重値を掛け合わせ、その合計値によってランキングを作成。

■調査概要
調査期間:2021/9/14~2021/9/28
調査対象:業種を問わずパート・アルバイトとして求職経験が2年以内にある求職者または現就業者
           全国の16〜69歳の男女 1,200名 (男性:600名・女性:600名)
調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
有効回答:1,200名
※調査レポート(PDF)はこちら(https://tghd.co.jp/news/tg/newsrelease/20211216-01.html)のページよりご覧いただけます。
 
■ツナグ働き方研究所とは
株式会社ツナググループ・ホールディングス(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)を母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)がある。

■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査⑦】職場の飲み会世代間意識調査
いまだ約7割は職場の飲み会に行っていない!GoToで解禁した人も約1割
https://tsuna-ken.com/report/20201124_2009.html

【コロナ影響を紐解く調査⑥】2020年アルバイト求職意識1000人調査
コロナ禍のバイト探しで重視するのは「安全」「近場」「短時間」
https://tsuna-ken.com/report/20200731_1976.html

【コロナ影響を紐解く調査⑤】職場の飲み会実態1000人調査
自粛明けも約8割は職場の飲み会に行っていない!会社の禁止も2割強!
https://tsuna-ken.com/report/20200710_1968.html

【コロナ影響を紐解く調査④】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html

【2020年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍のアルバイトブランド1位はダイソー!コンビニ人気も復活!
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeitranking_2020/

【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田(わだ) tsuna-ken@tsunagu.co.jp  

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル7・8階
電話番号
-
代表者名
米田光宏
上場
東証スタンダード
資本金
-
設立
2007年02月