白島国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)が国から委託を受けて管理している白島国家石油備蓄基地(福岡県北九州市、以下「白島基地」)において、7月21日、若松海上保安部と合同で総合防災訓練が実施されました。
本訓練は、平成28年度の白島基地防災訓練計画に基づき、操業会社である白島石油備蓄株式会社北九州事業所と協働して、若松海上保安部と連携した災害発生時における緊急連絡訓練のほか、現地災害対策本部の立ち上げによる初期対応や迅速かつ適切な緊急対応などを内容とし、危機管理意識の向上を図ることを目的として行われました。
訓練は、万一のケースとして「雨天航行中の基地交通船が漁船数隻を避航中に貨物船と衝突し、5名の負傷者(うち3名が重傷)が発生するとともに交通船機関室から出火、燃料油の一部が流出した」との想定により、若松海上保安部ヘリコプター・巡視艇および基地防災船出動のもと、事故発生の緊急連絡、現地災害対策本部の設置、消火活動、オイルフェンスの展張、流出油の拡散防止と回収作業、負傷者の救出搬送といった各種訓練が行われました。
本番さながらの緊張感の中、各参加者が作業手順の確認等を行いながら、約2時間の訓練を無事終了しました(訓練参加者数:全体で111名)。
【白島国家石油備蓄基地の概要】
同基地は、平成8年8月に完成し、浮遊式海洋構造物による洋上タンク方式が採用されています。この方式は、海洋空間を有効に活用でき、さらに地震に強く、漏油拡散の危険性が低いと国内外からも注目されています。
平成28年6月末現在、約463万キロリットルの原油が保管されています。
http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-06.html?mid=pr_160726_2
■訓練の様子
訓練は、万一のケースとして「雨天航行中の基地交通船が漁船数隻を避航中に貨物船と衝突し、5名の負傷者(うち3名が重傷)が発生するとともに交通船機関室から出火、燃料油の一部が流出した」との想定により、若松海上保安部ヘリコプター・巡視艇および基地防災船出動のもと、事故発生の緊急連絡、現地災害対策本部の設置、消火活動、オイルフェンスの展張、流出油の拡散防止と回収作業、負傷者の救出搬送といった各種訓練が行われました。
本番さながらの緊張感の中、各参加者が作業手順の確認等を行いながら、約2時間の訓練を無事終了しました(訓練参加者数:全体で111名)。
【白島国家石油備蓄基地の概要】
同基地は、平成8年8月に完成し、浮遊式海洋構造物による洋上タンク方式が採用されています。この方式は、海洋空間を有効に活用でき、さらに地震に強く、漏油拡散の危険性が低いと国内外からも注目されています。
平成28年6月末現在、約463万キロリットルの原油が保管されています。
http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-06.html?mid=pr_160726_2
■訓練の様子
中央監視制御室(CCR)での自衛防災組織対策本部(現地災害対策本部)設置訓練
情報収集整理・入力(エンプレス)訓練
監視カメラにて海保ヘリ負傷者吊り上げ収容確認
漏油の拡散シミュレーション訓練
消火訓練(交通船機関室から出火)
流出油防除訓練(オイルフェンス展張・放水攪拌・ガス検知)
流出油防除訓練(オイルフェンス展張・航走攪拌)
訓練終了後の若松海上保安部からの講評
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000236.html?mid=pr_160726_2
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