「避難所でトイレに行きたくない」を終わらせる。入間市の軽自動車トイレカーが11/9デビュー

~「これは使える」を体感しよう。11月9日11:35〜、入間市役所駐車場にて~

入間市

「避難所でトイレに行きたくない」—災害時、多くの人が抱えるこの切実な悩み。実は、トイレを我慢することで体調を崩したり、最悪の場合は命に関わることも。入間市が、そんな災害時の「見えない課題」に埼玉県で初めて挑みます。

11月9日、市役所駐車場で「あのトイレカー」がついにお披露目

令和7年度第47回入間市防災訓練で、話題の(自走式仮設水洗)トイレカーを初公開します。

トイレカー外観

【見学自由・予約不要】

日時:11月9日(日)11:35〜

場所:入間市役所駐車場

・天候による変更

晴天時→駐車場でトイレカー&パーテーション&ベッドを展示

雨天時→駐車場でトイレカーのみ、パーテーション類は地下駐車場で展示

・お問い合わせ:危機管理課(担当:石上)

自由に見て、触って、「これなら使える」を実感してください。

トイレカー内観

なぜ「軽自動車」なのか?そこに入間市のリアルがある

埼玉県内では、トイレトレーラーやトラックタイプのトイレカーを導入している自治体もあります。でも、入間市はあえて軽自動車を選びました。

けん引免許不要、狭い場所もOK、災害直後から即使える―求めたのは、圧倒的な機動力です。

「立派な設備より、本当に使えるものを」—この割り切りが、入間市の防災への本気度を物語っています。

スペックは「ちゃんと使える」レベル

トイレカーの中身

・温水洗浄便座×2基(擬音装置付きでプライバシーも配慮)

・手洗い場完備(鏡・洗面台・プッシュ式水栓)

・室内照明&大型換気扇

・ソーラー発電対応

・緊急呼出し装置(もしもの時も安心)

・給水タンク70L/汚物タンク250L

「避難所のトイレ=我慢する場所」というイメージを、完全に覆すクオリティです。

平時も使う。だから「もしも」の時に本当に使える

このトイレカー、平時は倉庫に眠らせるわけではありません。

防災訓練はもちろん、自治会の集まりや商業施設のイベント、地域のイベントにも登場予定。普段から見慣れた存在にしていきます。

「いざという時に使い方がわからない」を防ぐため、日常的に触れる機会を作る。これが入間市の取り組みです。

トイレカーだけじゃない。プライバシーを守る仕組みも本格導入

テント式パーテーション(現物とは異なる場合があります)
折りたたみベッド(現物とは異なる場合があります)

避難所生活で意外とツラいのが「人の目」。入間市は、約4,600人の避難者(うち500人が高齢者など要配慮者)を想定し、次のような備蓄品を用意しました。

テント式パーテーション 2,400張

・上部はメッシュ(通気性◎)、目隠しシート付き

・重さ2.5kg、2人用

・床シート付き&難燃性素材

・設営が簡単

折りたたみベッド 500個

・起き上がり用ベルト&収納ポケット付き

・床に直接寝る必要がない(冬場は特に重要)

「段ボールの仕切り」「床に雑魚寝」から、プライバシーと尊厳を守る避難所へ。

簡易仮設トイレ一式(年度内導入)250セット

・プラダン間仕切りでプライバシー確保(施錠可)

・給水タンク内蔵のポータブル水洗トイレで臭気を低減(断水時も使用可)

・各避難所に5基ずつ配置することで、誰もが使いやすく、安心して利用できるトイレ環境を確保します

・乾電池式のLEDセンサーライトで夜間も安全

※11月9日には簡易仮設トイレの設置はありません

災害関連死を防ぐ、“見えない装備

地震や水害で直接亡くなる方よりも、避難生活中の体調悪化で亡くなる「災害関連死」の方が多い

—これは、意外と知られていない事実です。

その原因の多くが、トイレを我慢することによる脱水症状や血栓症、床での雑魚寝による体力低下、そしてプライバシーがないことによる精神的ストレスです。年度内には、仮設トイレを配備することで、災害時におけるさらなるトイレ対策を行う予定です。入間市の今回の備蓄品は、まさにこの「災害関連死」を防ぐためのもの。引き続き良好な避難生活の確保に努めます。

11/9は、入間市役所へ(担当者より)

防災は、「遠い未来の話」に感じがちです。

このトイレカーを見たら「これなら安心かも」と思っていただけるはずです。百聞は一見にしかず。11月9日11時35分から、入間市役所駐車場でお待ちしています。

家族で、友人と、自治会のみんなで、ぜひ「使える防災」を見に来てください。

「もしも」を「いつも」に変える、新しい防災のカタチです。


入間市について

【狭山茶の郷から世界へ】入間市が描く「Well-being City」の未来図~伝統の茶文化と最先端のまちづくりが織りなす、心豊かな暮らしの新モデル~

 首都圏から電車で約1時間。市内には緑豊かな茶畑が広がり、季節の移ろいとともに風景が変化する、どこか懐かしい景色が残されています。入間市は、商業的茶産地としては日本最北に位置し、狭山茶の発展とブランド化に大きく関わってきた地域です。歴史ある茶文化を大切にしながら、現在では多様な文化や価値観を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。

🌱 伝統と多様性が調和する、入間市ならではの景観

 関東平野の自然に恵まれたこの地では、代々受け継がれてきた茶農家の手により、狭山茶が丁寧に育てられています。

 一方で、米軍基地跡地を再整備した「ジョンソンタウン」や、大型商業施設「三井アウトレットパーク入間」などもあり、伝統と現代的な要素が調和したまちの風景が広がります。

 こうした多様性こそが、入間市の大きな魅力の一つです。

🏆 SDGs未来都市としての挑戦「Well-being Cityいるま」

 2022年、入間市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。

 これを契機に、市は「健康と幸せを実感できる未来共創都市『Well-being Cityいるま』」をビジョンに掲げ、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを推進しています。

 同年10月には、地域の誇りである狭山茶の魅力を次世代へとつなぐため、全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」を施行しました。

 市民・事業者・行政が連携し、地域文化の継承と活性化に取り組んでいます。

💡 未来の「原風景」を描くプロジェクト

「心豊かでいられる、『未来の原風景』を創造し、伝承する。」

 この想いのもと、入間市では、変化の激しい時代においても、人と人とのつながりや、地域固有の風景・文化を大切にしたまちづくりを進めています。

 従来の枠にとらわれず、市民とともに未来を描く取り組みは、今後もより良い地域社会の実現を目指す一助となることを期待しています。

📊 注目ポイント

  • 商業的茶産地としては日本最北、400年の歴史を持つ狭山茶の産地

  • SDGs未来都市(2022年選定)としての持続可能なまちづくり

  • 狭山茶文化・アメリカンカルチャー・都市型商業が共存する多様な都市景観

  • 市民と共につくる「Well-being Cityいるま」のビジョン

  • 全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」による茶文化振興と継承

▼企業などからの、入間の地域課題解決のための提案フォームはコチラ

いるま未来共創ラボ https://www.city.iruma.saitama.jp/gyosei_joho/purpose/10547.html

基本情報

■ 入間市役所

所在地:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号

電話:04-2964-1111(代表)

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【本件に関するお問合わせ先】

事業内容:

危機管理安全部 危機管理課:石上

入間市豊岡1-16-1

TEL:04-2964-1111(内線3361/ir221000@city.iruma.lg.jp)

その他:

企画部 秘書広報課:中村、遠山

入間市豊岡1-16-1

TEL:04-2964-1111(内線3122/ir111000@city.iruma.lg.jp)

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会社概要

入間市役所

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URL
http://www.city.iruma.saitama.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号
04-2964-1111
代表者名
杉島理一郎
上場
未上場
資本金
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設立
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