サグリ株式会社、Verra (VM0042) プロジェクトのパブリックコメント開始を発表
- 先進技術VT0014(デジタル土壌マッピング)を活用し、農家負担軽減と規模拡大を実現へ -

[2025年10月23日、東京] サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市、代表取締役社長:坪井 俊輔、以下「サグリ」)は、世界的なカーボンクレジット基準認証機関であるVerraに対し申請中の、改良農地管理(Methodology for Improved Agricultural Land Management, VM0042)に基づくカーボンクレジット創出プロジェクト(プロジェクトID: 5663)が、パブリックコメント(意見公募)期間に入ったことをお知らせします。
本プロジェクトの詳細は、Verraの登録簿(Registry)にてご確認いただけます:
https://registry.verra.org/app/projectDetail/VCS/5663
本プロジェクトは、サグリが持つ衛星データ解析技術と、Verraが2025年8月26日に新たに承認(リリース)した方法論モジュール「VT0014 (Methodology for Digital Soil Mapping)」を組み合わせた、先進的な(early adopter)事例の一つです。
VT0014は、デジタル土壌マッピング技術を用いて土壌有機炭素(SOC)の変動を測定・監視するものです。この技術を採用することにより、従来必要とされていた広範な実地での土壌サンプリング作業を大幅に削減でき、プロジェクトに参加する農家の方々の負担を最小限に抑えながら、プロジェクトの対象地域を効率的に拡大(スケールアップ)することが可能となります。
本プロジェクトは、2024年12月23日に発表いたしました、出光興産株式会社およびLam Son Sugar Joint Stock Corporation (LASUCO)との協業(※1)に基づくもので、ベトナムにおけるサトウキビ畑での改良農地管理を通じたカーボンクレジット創出を目指しています。
(※1) 関連プレスリリース(2024年12月23日発表):
パブリックコメント期間は、プロジェクトの透明性を確保し、第三者および一般の関係者からのフィードバックを受け付けるための重要なプロセスです。サグリは、このプロセスを通じてプロジェクトの妥当性を高め、Verraによる正式な登録を目指してまいります。
サグリは今後も、最先端のテクノロジーを活用し、アジアをはじめとする世界の農家の皆様と協力し、持続可能な農業と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
■サグリ株式会社について

サグリ株式会社は、「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、2018年に兵庫県で創業した岐阜大学発のインパクトスタートアップです。AIを用いた衛星データ解析技術を主軸に、持続可能な農業の実現と、地球環境の課題解決を目指しており、耕作放棄地を検出する農地パトロールアプリ「アクタバ」、作物の種類を検出する作付け調査アプリ「デタバ」、農地所有者と作り手・担い手のマッチングを行う「ニナタバ」、土壌分析ができる営農アプリ「Sagri」などのサービスを提供しています。
2023年に農林水産省及び経済産業省より令和4年度第2次補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR)」に採択。「ICCサミット KYOTO 2023」カタパルト・グランプリ優勝。経済産業省「J-Startup 」「J-startup Impact」に選出。2024年にシリーズA約10億円の資金調達を実施。第6回宇宙開発利用大賞において内閣総理大臣賞を受賞。
【会社概要】
名称:サグリ株式会社
事務所本社住所:兵庫県丹波市氷上町常楽725-1
代表者:坪井 俊輔
設立年月日:2018年6月14日
ホームページ:https://sagri.tokyo/
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