テラデータ、クラウドデータ分析基盤VantageCloudに生成AIの新機能 Teradata ask.aiを実装

自然言語インターフェースによるデータ分析で、データ活用の民主化と俊敏性を向上、意思決定の高度化によりイノベーションを加速

日本テラデータ株式会社

サンディエゴ発 - 2023年9月13日 - Teradata(NYSE:TDC)は本日、クラウドデータ分析基盤VantageCloudに生成AIの新機能「Teradata ask.ai(以下、本機能)」を実装したことを発表します。本機能により、データにアクセス権を持つすべてのユーザーが、自社データ分析に関するさまざまな質問を自然言語インターフェースで行い、即座に結果セットを受け取ることができるようになります。複雑なコーディングやクエリ文の入力などの作業を減らすことで、技術系ユーザーの生産性、作業スピードと効率を劇的に向上させるとともに、技術系以外の部門も、テラデータの高性能でクラウドネイティブなプラットフォームを利用してデータ分析の活用を拡大し、膨大なデータからインサイトを引き出せるようになります。データ活用を組織全体で展開することで、業績を一層向上させる画期的なイノベーションを推進することができるようになるのです。

Teradata ask.aiの主な機能:


  • 迅速なインサイトの獲得:ユーザーは自然言語で質問し、即座に回答を得ることができるため、手作業でクエリやスクリプトを作成する必要がなくなります。その結果、より迅速なデータ探索とインサイトを獲得できます。




  • モデルとコード生成の簡易化:豊富なコーディング経験がなくても、実行したいデータ分析の意図を自然言語で入力することでコードを作成でき、データ分析のプロセスを簡易化・民主化を促進します。コードの自動生成により、構文エラーを減らし、コードの一貫性を高め、生産性を向上させることも期待できます。 例えば、データサイエンティストは、コード記述の作業を減らすことで、モデル開発により注力することができるようになります。また、開発者はより高水準のロジック構築と問題解決に集中できるようになります。


  • システム管理の効率化:環境やコンピュートグループなど、VantageCloudのシステム情報をより簡単かつ迅速に取得できます。システム管理者は、「システム状態はどうなっていますか?」「現在の消費量はどのくらいですか?」などシステム関連の質問を入力するだけで必要な情報を得ることができます。




  • メタデータ分析の高度化:テーブル設計に関する情報を提供することで、データセットとスキーマの探索を容易にします。これによりユーザーは、データ属性のニュアンスやデータセット間の関係を理解できるようになります。また、分析すべき対象のデータをより迅速に理解し、より深いインサイトを獲得できるようになります。




  • ヘルプ機能の強化:一般的なマニュアル情報、データベース関数に関する詳細な説明、その関数のSQL生成など、さまざまなトピックに関する支援を提供します。



生成AIは、企業のデータ活用の基礎となる分析能力とデータセットの品質の担保があって初めて有用な結果セットを提供できます。Teradataが提唱する「統合されたデータ」アプローチと豊富なIn-Database分析機能は、本機能が正確で包括的な結果を確実に提供するように設計されています。つまり、Teradata VantageCloudおよび本機能による信頼できるデータ分析によって、あらゆるレベルでより確信できる意思決定が可能になります。

Teradata 最高製品責任者 ヒラリー・アシュトンは次のように述べています「Teradata ask.aiにより、企業はデータの中に隠された価値を迅速に享受することが可能になり、真の民主的なAI/ML活用を実現します。Teradataは最近、米大手調査会社フォレスター・リサーチから、企業のAI/MLの大規模運用を促進(※)させるという強力なビジョンと製品戦略を評価されています。今回のTeradata ask.aiは、AI/ML活用の生産性と使いやすさを飛躍的に向上させ、これをさらに推し進めるものです。データ活用を推進する企業が選択するのは、かつてないほどのAI/MLの大規模運用を可能にし、全社レベルでデータを統合でき、クエリ単価でも優位性を発揮するTeradataのオープンでコネクテッドなデータ分析基盤です」
自然言語インターフェースに期待されているのは、複雑なIT環境であっても、従来はIT部門や技術系の職種のみ可能であった情報を収集、理解、利用する能力を、それ以外の部門も獲得できるようにすることです。これを実装し、アクセスできるユーザーを拡大することで、組織全体でより効率的に仕事を進め、労働時間を削減しながら、生産性を高めることができます。

生成AIによる本機能は、組織全体で職種に関係なくあらゆるデータにアクセスし、データ分析と可視化、メタデータ分析、テーブルマッピング、コード生成などを可能にします。システム管理者は、質問するだけで作業を進められるため、時間を節約し、生産性が向上します。データサイエンティストは、手作業でコードを記述する必要がなくなり、開発と生産性を加速させることができます。また、Teradataの強力なガバナンス機能により、あらゆるレベルでのデータ活用の工程と作業に対して適切なアクセスとセキュリティを確保することができます。

提供状況
Teradata ask.aiは、VantageCloud Lakeの一機能として提供します。現在、VantageCloud Lake on Azureで一部のお客様に提供を開始しています。近日中にVantageCloud Lake on AWSでプライベートプレビューを開始予定です。一般提供開始は、2024年前半を予定しています

Teradataについて
Teradataは、より良い情報が人を成長させると考え、お客様のビジネスを支えるデータ活用ソリューションを提供します。AI活用を実現するTeradataが提供するクラス最高のクラウドデータ分析基盤VantageCloudは、統合されたデータと信頼できるAI/MLを提供し、確実な意思決定、迅速なイノベーション、価値あるビジネス成果を実現します。

*The Forrester Wave™:クラウドデータウェアハウス、2023年第2四半期


[2023年9月11日にテラデータ・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です]
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Teradata のロゴは商標であり、Teradata は Teradata Corporation および/またはその関連会社の米国および世界における登録商標です。




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会社概要

日本テラデータ株式会社

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URL
http://www.teradata.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂2丁目23番1号 アークヒルズ フロントタワー14F
電話番号
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代表者名
高橋 倫二
上場
海外市場
資本金
-
設立
2007年04月