世界を虜にした美しい布のフランスらしいアレンジとは?『フランスの更紗手帖』刊行のお知らせ
株式会社パイ インターナショナル(豊島区)は、2016年7月22日(金)に書籍『フランスの更紗手帖』(著者:猫沢 エミ )を刊行いたします。
世界中の人々を熱狂させたインド更紗。17世紀後半、フランス人もこの布の虜になり、やがてフランスらしいアレンジが加えられた、オリジナルデザインの更紗が作られるようになります。フランスの染織文化を一変させたインド更紗との出会いと、その後作られた魅力的なフランスのプリント生地の数々をご紹介します。
フランス最大の染織資料を所蔵する「ミュルーズ染織美術館」、マリー・アントワネットに愛され王立の称号を与えられたオベルカンフ工房の更紗を所蔵する「トワル・ド・ジュイ美術館」、インド更紗が初めてもたらされた南仏更紗の歴史を伝える「ソレイアード南仏テキスタイル美術館」の3つの美術館を徹底取材し、フランス染織文化の貴重な資料を多数盛り込んだ決定版です。
- 誌面サンプル
各地をわたり歩き、その土地へ根付いたインド更紗は、各地の地方色と交じり合いながら、伝統的なインド更紗とはまったく違った新しいモチーフを生み出していくのです。
インドからもたらされた、軽やかで通気性がよく、色とりどりの模様がプリントされた木綿布は、マリー・アントワネットを始めとした宮廷貴族たちの心をつかみ、熱狂的に迎え入れられました。
(左)ペルシャあるいはインドの花々/(右)ローブ・ア・ラングルーズ
(左)コクシグル...コクシグルとは雄鶏(coq)、コウノトリ(cigogne)、ツル(gure)、または雄鶏、ドクニンジン(ciguë)、ツルの3種が混ざり合ってできた架空の生き物。/(右)マグノリアの植物標本
インド更紗伝来の地・マルセイユでは、さまざまな理由から、産んだ子供を育てられないお母さんが修道院などへ赤ちゃんを預けるとき、自分と同じ更紗布の端切れを我が子に持たせたそうです。
産業革命以降、フランスの他の地域の更紗工房は機械による大量生産へ移行しましたが、ソレイアードは昔ながらの木版による手仕事での更紗作りを1977年まで続けていた貴重な工房でした。
- 書籍概要
http://pie.co.jp/search/detail.php?ID=4754
著者:猫沢 エミ
仕様:A5判(210×148mm)/ソフトカバー/ 224 Pages (Full Color)
定価:(本体2,300円+税)
ISBN:978-4-7562-4754-4 C0072
発売日:2016年7月22日
発売元:パイ インターナショナル
- 書籍に関するお問い合わせ先
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-32-4
TEL:03-3944-3981
ホームページ:http://pie.co.jp/
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