「Azure OpenAI Service」GPT-4o miniモデルの企業向けマルチモーダルAIサービスラインナップ拡充
AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース)」は、Microsoft Corporation(以下、マイクロソフト)が提供する「Azure OpenAI Service」におけるGPT-4o miniを生成AI活用プラットフォーム「SyncLect Generative AI」シリーズに搭載し、GPT-4o miniを各種サービスラインナップに拡充いたしました。
ヘッドウォータースでは、Azure OpenAI Service を活用した企業向けGPTサービスラインナップを拡充し、生成AIおよびLLM(大規模言語モデル)と当社の技術力を活かしたRAG(Retrieval Augmented Generation)システムや伴走支援型ラボを、多くの企業に提供してまいりました。
今回の Azure OpenAI Service GPT-4o mini対応では、自然言語理解において今までよりもコストパフォーマンスに優れ、レスポンススピードも向上、さらに画像・音声・テキストをベースに新たな対話AI体験を行う事が可能になりました。
こちらは既に複数の受注が決定しており、Azure OpenAI Service プロジェクトの新たなデファクトスタンダードとして推進してまいります。
・生成AI活用プラットフォーム「SyncLect Generative AI」シリーズと連携
「SyncLect Generative AI」シリーズに連携することで、企業の業務ナレッジを生成AIに学習させるRAGシステムを早期導入する際、GPT-4o miniを選択可能となりました。
「SyncLect Generative AI」が持つマルチAPI機能により、すぐにモデルの切り替えが可能となっており、マルチプラットフォーム対応により独自Webシステムやスマホアプリ、チャットボット、Microsoft PowerApps や Microsoft Teams(以下、Teams) に対してGPT-4o miniを早期に組み込む事が可能となりました。
・「マルチモーダル AI Mobile App Copilot」サービスのGPT-4o mini対応
「マルチモーダル AI Mobile App Copilot」はBtoCビジネス企業に対して、企業の独自データを学習したRAG型Copilotをエンドユーザー向けモバイルアプリに搭載する開発支援サービスです。GPT-4o mini対応を行うことで、音声対話体験の向上や表示している画面に対応した生成AIモバイルエージェント開発が可能となるだけでなく、運用時のコスト最適化とパフォーマンス改善に繋がります。
・プロンプトエンジニアリングラボ / マルチモーダルAIラボサービスのGPT-4o mini対応
「プロンプトエンジニアリングラボ」および「マルチモーダルAIラボ」は、当社の生成AIエンジニアやプロンプトエンジニアを企業専用の体制を構築し、法人顧客の Azure OpenAI Service やChatGPTの活用習熟度に合わせて伴走型支援を行うサービスです。ドキュメントに含まれる図形や表計算、Web会議の音声情報をGPT-4o miniが読み取った上で回答を行う事ができます。
・Microsoft Fabric を活用したAdvanced RAGのGPT-4o mini対応
Advanced RAG(高度な検索拡張生成) は、より洗練されたデータ処理を使用して検索品質を向上させる生成 AI 技術です。検索前の最適化(Pre-Retrieval)や検索後の最適化(Post-Retrieval)にデータプラットフォームとしてMicrosoft Fabric を活用することで、標準的なRAGである「Naive RAG」でよく起こる問題に対処するソリューションです。
・対話型/音声指示型ロボティクスアプリのGPT-4o mini対応
これまで、対話型ロボティクスアプリでは音声情報をテキストに変換し、そのテキスト情報を生成AIに読み込ませる処理の関係上、複数APIを跨ぐこととなり、レスポンススピードに課題がありました。しかし、GPT-4o miniの対応によりレスポンススピードが向上し、アプリケーション開発の工数削減に繋がります。
・対話型デジタルヒューマン対応アプリでのGPT-4o mini対応
受付業務や案内業務、お客様からの質問対応など、これまでフィジカル空間で人が対応していた業務の一部を、テキスト、音声、画像・映像から状況を判定し、デジタルヒューマンUIでコミュニケーションを行うユーザー体験を提供することができます。音声や画像を駆使したコミュニケーションは、年齢や国籍の違いを超えて、誰もが使いやすいユニバーサルデザインUIとしても利用可能です。
■「GPT-4o mini」とは
GPT-4o mini は、OpenAI の最新の主力生成モデルです。テキスト、音声、ビデオなどの多様な入力を処理できるように設計されており、テキスト、音声、画像などさまざまな形式で出力を生成できます。GPT-3.5 Turboと比較して60%以上安価であり、人間と会話しているような速さで対話が可能で、回答精度も高く大規模な文書にも対応しています。
■「SyncLect Generative AI」とは
RAGを含むCopilot Stackを企業向けに早期に提供する生成AI基盤のサービスです。企業が持つ Microsoft Azure 環境にエンタープライズセキュアなインフラを自動構築し、生成AIシステムでよく使われる機能をコンポーネント(部品)として提供します。さらに、Webやモバイルアプリ、Teamsなどのマルチプラットフォーム展開をサポートし、任意のLLMに切り替えを可能とします。テンプレートChatGPT単体では実現できない部分を強化・拡張するためのLLMライブラリを利用可能にするなど、企業の生成AIカスタムニーズに応じた機能を提供します。
■マルチモーダルAIとは
マルチモーダルAIとは、さまざまな種類の情報を利用して高度な判断を行うAIを指します。LLM(大規模言語モデル)は、マルチモーダルAIモデルによってテキストの枠を超え、ユーザーはテキスト、音声、画像・映像をベースに新しいコンテンツを生成できるようになりました。テキスト、音声、画像・映像などのデータを高度なアルゴリズムと組み合わせ、予測を行い、結果を生成するというアプローチです。
マルチモーダルAIの世界市場は、2023年の10億米ドルから2028年には45億米ドルに成長すると予測されています。予測期間中のCAGRは35.0%と見込まれています。
■Azure OpenAI Service とは
OpenAI社とマイクロソフト社のパートナーシップから生まれた Azure OpenAI Service は、さまざまなユースケースに応じた特定のニーズに合わせて最適化が可能な業界をリードするコーディングおよび言語 AI モデルを提供するサービスです。セキュリティー、信頼性、データプライバシー、ID認証、有害コンテンツのフィルタなどエンタープライズ企業がOpenAIを利用するためのAzureマネージドサービスです。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/cognitive-services/openai-service
■今後について
当社は、生成AIはあらゆるデジタル接点に適用が可能であると考えております。
今後は Azure OpenAI Service でセキュアに利用可能なGPT-4o miniをエンタープライズのお客様に対して提供を行うとともに、XRスマートグラスや未来型UXアプリ、エッジAIへの適用といったソリューション展開を図ってまいります。
また、当社の掲げるアライアンス戦略において顧客企業ともビジネスパートナーとなり、共に生成AI経済圏を拡大する取り組みを行ってまいります。
なお、本件による当社の当期業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。
■商標について
Microsoft、Azure、PowerApps、Microsoft Teamsは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【参考情報】
SyncLect Generative AIについて
https://www.headwaters.co.jp/news/synclect_generative_ai.html
「マルチモーダル AI Mobile App Copilot」サービスについて
https://www.headwaters.co.jp/news/multimordal_ai_mobile_app_copilot.html
マルチモーダルAIラボサービスについて
https://www.headwaters.co.jp/news/azure_openai_multi_mordal_ai.html
「Copilot内製化支援サービス」について
https://www.headwaters.co.jp/news/azure_openai_service_microsoft_copilot.html
マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024において 「AI イノベーション パートナー オブ ザ イヤー アワード」を受賞
https://www.headwaters.co.jp/news/microsoft_Japan_partner_year_award_2024.html
Azure OpenAI Service リファレンスアーキテクチャの Advancedパートナー認定について
https://www.headwaters.co.jp/news/azure_openai_service_advanced_partner.html
<会社情報>
会社名:株式会社ヘッドウォータース
所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
代表者:代表取締役 篠田 庸介
設立 :2005年11月
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