「トイレ難民」の発生を抑制！KITTEなど都内8施設の多目的トイレの空き情報をリアルタイムに可視化

　株式会社バカン（本社：東京都千代田区、代表取締役：河野剛進、以下「バカン」）は、東京観光バリアフリー情報ガイド掲載の8施設の多目的トイレ20箇所に、トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne（バカン・スローン）」の提供を開始しました。利用者は手元のスマートフォンなどからトイレのリアルタイム空き情報を確認できるようにすることで、利用者の利便性向上を図ります。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け、多様な旅行者や高齢者、障害者などを含めあらゆる利用者が安心かつ快適に過ごせるトイレ環境の実現を目指します。

■8施設の多目的トイレ20箇所のトイレに導入
　トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne」は、東京観光バリアフリー情報ガイド掲載の8施設の車椅子対応の多目的トイレ20箇所に導入されました。トイレ内に設置したセンサーによって個室の空き情報を自動的に判定し、利用者は専用ページにアクセスすることで、リアルタイムの混雑情報をPCやスマートフォンから確認できるようになります。これにより、混雑情報を元に最適なタイミングでトイレを利用できるようになり、「トイレ難民」の発生を抑制します。
 

 

（画像）トイレの空き状況可視化の仕組みイメージ

 

（画像）東京観光バリアフリー情報ガイドからの遷移イメージ

■導入の背景
　東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け、多様な旅行者を迎えるにあたり、高齢者や障害者等が、安心して都内観光を楽しめる環境を整備が求められています。

　多くのトイレは行ってみるまで使用状況を確認できず、「行ってみたら空いていなかった」といった問題が起こりやすいです。これは多目的トイレも例外ではありません。特にそれらのトイレでは、高齢者や障害者、育児者等のトイレまでの移動コストがかかる方達の利用も多いため、他のトイレに比べても混雑可視化が重要となります。

　また国連が定めるSDGs（持続可能な開発目標）目標6のターゲットの1つとして「誰もが平等にトイレを利用できる環境の整備」が定義されており、誰もが快適に使用できるトイレ環境の整備への注目が高まっています。

　こういった背景を踏まえ、今回の取り組みで多目的トイレの混雑情報を利用者が手元でいつでも確認できるようにすることで、「行ってみたら使えなかった」という課題の解決を図ります。

■東京観光バリアフリー情報ガイドについて
　東京都が公開する観光ガイド。国内外から多くの旅行者を迎えるにあたり、高齢者や障がい者等の方々に安心して都内観光を楽しんでいただくことを目指す。
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/accessible/

■導入施設について
2k540 AKI-OKA ARTISAN
https://www.jrtk.jp/2k540/

CHABARA AKI-OKA MARCHE
https://www.jrtk.jp/chabara/

マーチエキュート神田万世橋
https://www.ecute.jp/maach

コレド室町
https://mitsui-shopping-park.com/urban/muromachi/

歌舞伎座
https://www.kabuki-za.co.jp/

いわて銀河プラザ
https://www.iwate-ginpla.net/

東京交通会館
https://www.kotsukaikan.co.jp/

KITTE
https://marunouchi.jp-kitte.jp/

■導入サービスについて
　トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne」は、手のひらに収まる程度のセンサーを、場所を比較的選ばず簡単に設置でき、トイレや会議室の空き情報をリアルタイムに可視化できます。検知した情報の配信も、デジタルサイネージやwebサイト、アプリなど柔軟に対応が可能であることから、スマートシティ分野などでも多数ご利用いただいています。また取得したトイレの使用データを活用することで、清掃といったトイレ作業の効率性の向上も期待できます。

■株式会社バカンについて
会社名：株式会社バカン
代表者：河野剛進
所在地：東京都千代田区永田町2−17−3 住友不動産永田町ビル2階
設立：2016年6月
URL：https://corp.vacan.com/
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスなどを提供しています。