トルビズオン、九州RUSEA推進委員会とともにドローンを活用した「広域連携防災訓練」を実施
南海トラフ地震に備えて九州6県の RUSEA支部が集結、実践的プログラムを開発
背景
災害時のドローン活用訓練を実施
九州RUSEA(一般社団法人 地域再生・防災ドローン利活用推進協会)推進委員会が主催し各支部が協力のもと、2024年9月13日(金)に、DJI FlyCart30を使用した災害時配送体験を中心に、様々な実践的訓練が行われました。訓練では、ドローンによる災害時の搬送方法、赤外線カメラを活用した温度感知による遭難者発見、スピーカードローンを使った上空からの緊急アナウンス、災害現場での撮影技術の向上を目指したカリキュラムが組まれ、操縦者と補助者がチームを組み、連携して飛行させる「災害調査」シミュレーションも実施されました。
南海トラフの脅威に備えた取り組み(RUSEA支部による広域連携防災訓練)
今回の訓練は、南海トラフ地震の脅威に備えた防災訓練として実施され、BCP(事業継続計画)の観点から、各地域が被災した際に九州内の周辺支部が連携して支援するための体制づくりを目的としました。この取り組みを通じてより一層の連携を進め、ドローン災害現場対応のトレーニングの枠組みとして、全国的に広げるためのモデルケースとなることを目指しています。
災害時における具体的な訓練内容
1. 災害搬送訓練:DJI FlyCart30を使用し、災害時のドローン配送をシミュレーション。参加者は実際にドローンを操縦し、配送に関する様々なユースケースについて学びました。
2. 赤外線カメラの使用:温度感知機能を活用し、遭難者や被災者の発見をシミュレーションしました。温度差を活用した発見方法の有効性を確認。
3. ドローンスピーカーのデモ:遠隔地からの緊急アナウンスを上空から行うデモを実施し、災害現場での効果的な情報伝達方法を紹介。
4. 災害撮影技術の実践:災害現場での撮影技術に関する訓練(捜索・火災・地盤陥没等の調査)を企画。カメラの設定や分解能の調整方法、操縦者と補助者の連携を含めた実践的なシミュレーショントレーニングを実施しました。
RUSEA(一般社団法人 地域再生・防災ドローン利活用推進協会)の理念
人口の減少、少子高齢化など国土の弱体化が懸念されています。特に地方再生という言葉が示すように、地方における街の活力の低下は日本における喫緊の課題です。
そのような現状を打破し、今一度、活力に満ち溢れた街の姿を取り戻す。そのためには、その土地の自然、そこに暮らす人々の魅力や織り成してきた歴史を知り、発信すること。そして何より、”人”と”人”との繋がりの大切さについて真剣に考えることが重要であると考えます。
我々は地域再生を形とするために地域の観光資源をドローンという有望なツールと掛け合わせ、新たなイノベーションを創出します。 現在、この計画事業に関わる”人”と”人”とが繋がりあい、日本全国に新たな形の地域ネットワークが生まれ始めています。この全国に築き上げた地域ネットワークをさらに災害発生時に有効活用することを念頭にこれからドローンを有効活用できる若い世代の人材育成・安全講習の実施、加えて災害時の運用体制・在り方など、災害対応の整備、構築を目指してまいります。
トルビズオンのドローン事業
トルビズオンは、DJI FlyCart30などの産業用ドローンの販売を手がける企業です。国家ライセンスを取得できるドローンスクールの運営や、ドローン空路整備サービス「S:ROAD」の開発・運用も行っています。「S:ROAD」は、定期航路となるドローンの飛行空域を可視化し、ドローン産業の社会実装を推進します。
FlyCart30の情報
詳しくはこちらのリンクをご参照ください:
https://www.truebizon.com/dji-flycart30?utm_source=pr&utm_medium=lp&utm_campaign=0405
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