気候変動対策として発展する『グリーン技術』
三井住友DSアセットマネジメント株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:猿田隆)は、経済イベントや市場動向に関するマーケットレポートを日々発行しております。このたび、マーケットレポート「気候変動対策として発展する『グリーン技術』」を2022年3月28日に発行いたしましたので、お知らせいたします。
<今日のキーワード>
世界各国は気候変動問題の解決に向けた取組みを進めています。昨年の気候変動サミットでは、各国政府から温室効果ガスの削減目標の数値と期限が改めて示されました。こうした政府方針の下で、地球環境を守る技術を意味する『グリーン技術』が一段と発展しています。具体的には、再生可能エネルギーのコスト低下をもたらす技術に加え、グリーン水素やCO2の回収・貯留などの新技術の開発が進んでいます。
【ポイント1】脱炭素へ足並みが揃う各国の動き
■世界的に温室効果ガス排出削減を目指すパリ協定、持続可能な社会を目指すSDGs(持続可能な開発目標)がともに2015年に採択されて以降、世界各国は気候変動問題の解決に向けた取組みを進めてきました。2020年に米国と中国が脱炭素へ舵を切ったことで、世界は本格的に気候変動問題の解決へと動き出し、日本、米国、EUは2050年まで、中国は2060年までに温室効果ガスの実質排出量をゼロにするカーボンニュートラルを目指すことになりました。2021年には気候変動サミットが開催され、各国政府から温室効果ガスの削減目標の数値と期限が改めて示され、気候変動対策のための国際枠組み構築が大きく進展しました。
【ポイント2】一段と発展する『グリーン技術』
■こうした各国政府の方針の下で、気候変動対策として『グリーン技術』が一段と発展しています。かつては政府等の補助金がなければ導入が進まなかった再生可能エネルギーについては、技術の進展により現在は化石燃料に匹敵するまでコスト低下が進んでおり、経済的合理性からも再生可能エネルギーが普及する環境へと変化しています。
■また、従来に代わる新技術の開発も進んでおり、環境負荷のさらなる軽減が期待されています。グリーン水素は、再生可能エネルギーを使って作られる水素を指し、製造から消費までCO2排出がゼロのため、夢のエネルギーと言われています。コスト面等で課題はあるものの、自動車や発電などエネルギー源として、幅広い活用が期待されています。
■CO2を地中深くに貯留・圧入する新技術の研究、開発も進んでいます。この技術は2060年までのCO2削減量の約14%を担うとの見方(IEA予想)もあり、実用化が期待されています。
【今後の展開】気候変動問題解決への道のりは始まったばかり
■世界各国はカーボンニュートラル達成を目標に掲げ動き出していますが、その実現にはエネルギー構造の大きな転換とそれに伴う莫大な投資が必要になり、越えるべきハードルは低いとは言えません。
■気候変動問題の解決には再生可能エネルギーの普及だけにとどまらず、各産業においてCO2排出を削減する革新的なソリューションが不可欠であり、世界の政府、企業のたゆまぬ努力と投資が求められます。
重要な注意事項
・当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
・当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
・当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
・当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
・当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
・当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
【三井住友DSアセットマネジメント株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
世界各国は気候変動問題の解決に向けた取組みを進めています。昨年の気候変動サミットでは、各国政府から温室効果ガスの削減目標の数値と期限が改めて示されました。こうした政府方針の下で、地球環境を守る技術を意味する『グリーン技術』が一段と発展しています。具体的には、再生可能エネルギーのコスト低下をもたらす技術に加え、グリーン水素やCO2の回収・貯留などの新技術の開発が進んでいます。
【ポイント1】脱炭素へ足並みが揃う各国の動き
■世界的に温室効果ガス排出削減を目指すパリ協定、持続可能な社会を目指すSDGs(持続可能な開発目標)がともに2015年に採択されて以降、世界各国は気候変動問題の解決に向けた取組みを進めてきました。2020年に米国と中国が脱炭素へ舵を切ったことで、世界は本格的に気候変動問題の解決へと動き出し、日本、米国、EUは2050年まで、中国は2060年までに温室効果ガスの実質排出量をゼロにするカーボンニュートラルを目指すことになりました。2021年には気候変動サミットが開催され、各国政府から温室効果ガスの削減目標の数値と期限が改めて示され、気候変動対策のための国際枠組み構築が大きく進展しました。
【ポイント2】一段と発展する『グリーン技術』
■こうした各国政府の方針の下で、気候変動対策として『グリーン技術』が一段と発展しています。かつては政府等の補助金がなければ導入が進まなかった再生可能エネルギーについては、技術の進展により現在は化石燃料に匹敵するまでコスト低下が進んでおり、経済的合理性からも再生可能エネルギーが普及する環境へと変化しています。
■また、従来に代わる新技術の開発も進んでおり、環境負荷のさらなる軽減が期待されています。グリーン水素は、再生可能エネルギーを使って作られる水素を指し、製造から消費までCO2排出がゼロのため、夢のエネルギーと言われています。コスト面等で課題はあるものの、自動車や発電などエネルギー源として、幅広い活用が期待されています。
■CO2を地中深くに貯留・圧入する新技術の研究、開発も進んでいます。この技術は2060年までのCO2削減量の約14%を担うとの見方(IEA予想)もあり、実用化が期待されています。
【今後の展開】気候変動問題解決への道のりは始まったばかり
■世界各国はカーボンニュートラル達成を目標に掲げ動き出していますが、その実現にはエネルギー構造の大きな転換とそれに伴う莫大な投資が必要になり、越えるべきハードルは低いとは言えません。
■気候変動問題の解決には再生可能エネルギーの普及だけにとどまらず、各産業においてCO2排出を削減する革新的なソリューションが不可欠であり、世界の政府、企業のたゆまぬ努力と投資が求められます。
重要な注意事項
・当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
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金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
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一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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