日本初、CureAppが「減酒治療アプリ」の製造販売承認申請
~減酒治療による健康増進をより身近に届け、厚労省も推進するアルコール健康障害対策への貢献を目指す~
報道関係者各位
株式会社CureApp(キュア・アップ/本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐竹 晃太)は、2023年2月より実施していた減酒治療アプリ(以下、本アプリ)の治験(国内第Ⅲ相臨床試験)を完了し、主要評価項目を達成いたしましたことを既にお知らせしておりますが、この度、製造販売承認申請を行いましたのでご報告致します。なお、治験結果の詳細につきましては、今後改めて国内外の学会、学術誌にて発表する予定です。現在国内において薬事承認や保険適用を受けた「減酒治療アプリ」はなく、製造販売承認申請も本アプリが日本初となります。※
※自社調べ・調査年月:2024年3月 ・調査範囲: 薬事申請済または薬事承認および保険適用を受けた減酒治療アプリ
先月2024年2月に厚生労働省より飲酒に伴うリスクに関する知識の普及・推進を図ることを目的に「飲酒ガイドライン」*が正式に公開されました。国民一人ひとりがアルコールに関連する問題への関心と理解を深め、自らの予防に必要な注意を払って不適切な飲酒を減らすために活用されることを目的としています。
過度の飲酒はがん等の重篤な疾病発症の身体的リスクだけでなく、対人トラブルなどの行動面でのリスク上昇にも繋がります。このように明らかに有害な事象が想定されるにも関わらず飲酒習慣を変えず、自身での飲酒量をコントロールできない場合には、アルコール依存症が疑われます。
一方でアルコール依存症の従来の治療法は断酒が中心であり、治療を受けることには抵抗感を持つ方も多く、早期治療介入が難しいという課題もあります。近年、重篤な身体的、精神的、社会的問題にまでは至っていないアルコール依存症の方に対する新たな治療選択として”減酒(飲酒量低減)”を目標とした治療が国内外で広まりつつあります。先述の厚労省の飲酒ガイドラインの中でも、飲酒量による疾患発症リスクなどをもとに健康に配慮した飲酒基準などが示されました。患者さんに寄り添い医学的に適切なサポートを行うCureAppの減酒治療アプリを通し、アルコールとの付き合いに課題を持つ多くの方の健康増進に貢献することを目指して参ります。
*参考情報:『健康に配慮した飲酒に関するガイドライン』https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001211974.pdf
本アプリ治験概要についてはこちらをご覧ください:https://cureapp.blogspot.com/2024/02/cureapp_01605379749.html
今後の予定
本治験の詳細な結果は国内外の学会、学術誌に発表する予定です。また、製造販売承認取得後は保険適用による医療機関での処方の実現を目指し進めて参ります。
株式会社CureAppについて
2014年に2名の医師により創業した医療系スタートアップで、治療効果が治験にて証明され医療現場で医師が患者に処方する「治療アプリ」を研究開発・製造販売する医療機器メーカー。
2020年、スマートフォンで動作する疾患治療用のソフトウェア医療機器として、禁煙治療領域において世界初**の薬事承認取得および保険適用となった。その後、高血圧症領域においても2022年4月に世界初***の薬事承認取得、同年9月に保険適用。その他、NASH / 減酒 / がん / 慢性心不全 / 慢性腰痛症など複数の疾患に対する治療アプリの開発を進めている。
また、民間法人向けの健康増進サービスであるascureモバイルヘルスプログラムも運営し、「ascure卒煙プログラム(禁煙)」、「ascureDr.受診勧奨(高血圧)」、「ascure 重症化予防(血圧コース)」において、現在360法人(うち健康保険組合が270組合契約)で導入されている。
**自社調べ ・調査年月:2020年12月 ・調査範囲: 薬事承認および保険適用を受けたニコチン依存症向け治療アプリ
***自社調べ ・調査年月:2022年9月 ・調査範囲: 薬事承認および保険適用を受けた高血圧症向け治療アプリ
CureAppが取り組む事業
ニコチン依存症 |
2020年8月薬事承認取得、同年12月保険適用・処方開始 |
高血圧症 |
2022年4月薬事承認取得、同年9月保険適用・処方開始 |
NASH(非アルコール性脂肪肝炎) |
サワイグループホールディングス株式会社と共同開発中 /治験開始 |
減酒 |
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター、 岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院と共同研究 治験を終え、製造販売承認申請中 |
がん |
乳がん患者向け治療アプリを第一三共株式会社と共同開発中 |
慢性心不全 |
医療法人社団ゆみのをパートナーに開発中 |
慢性腰痛症 |
福島県立医科大学と共同開発中 |
さらには、日本で生み出したモデルをベースに「日本発のデジタルヘルスソリューション」として、米国を中心にグローバルにおいても展開予定。
※減酒治療アプリは、現時点において研究開発中の未承認医療機器です。
株式会社CureApp 会社概要
代表取締役社長:佐竹 晃太
本社所在地:東京都中央区日本橋小伝馬町12-5 小伝馬町YSビル4階
事業内容:プログラム医療機器開発、モバイルヘルス関連サービス事業
URL:https://cureapp.co.jp/
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