婚活情報サイト「オミカレ」が『社内恋愛に関する実態調査・意識調査についてのレポート』を公開いたしました。
少子化の要因のひとつである晩婚化・未婚化。その一因と考えられる社内恋愛をきっかけとした婚姻数の減少に焦点を当て、企業人事関係者133名・非人事関係の一般従業員879名にアンケート調査を実施しました
会員数86万人を突破した婚活パーティー掲載数 日本NO.1(※)の婚活情報サイト『オミカレ』を運営する株式会社オミカレ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:下永田真人)は、企業人事関係者133名・非人事関係の一般従業員879名を対象に、従業員の恋愛・結婚に関する実態調査および職場での出会いについての意識調査レポートを公開いたしましたので、ご報告いたします。
【調査概要】
・調査期間:2024年9月15日~2024年10月20日
・調査機関:企業人事関係者・オミカレ会員を対象とした自社調査
・調査方法:webアンケート
・回答数:企業人事関係者133人(以下、人事関係者)・非人事関係の一般従業員(オミカレ会員)879人(以下、一般従業員)
社内恋愛は、約30年間でおよそ13%減少
(以下データより弊社作成)
第14回出生動向基本調査 結婚と出産に関する全国調査 表1-3
第16回出生動向基本調査 結婚と出産に関する全国調査 図表5-2-2
厚労省の出生動向基本調査によると、その年に結婚した夫婦の知り合ったきっかけとして「職場や仕事で」は1992年から2021年の29年間で、約13%減少しています。
オミカレでは、職場・仕事での出会いがきっかけの婚姻数の減少を未婚化・晩婚化の要因のひとつと考え、今回のアンケート調査を実施いたしました。
今回のアンケートでは、下記3点に関する調査を行っています。
・企業における従業員婚姻率上昇サポートについての実態調査
・結婚による仕事への影響および社内恋愛についての意識調査
・社内恋愛の経験に基づく「理想の出会い」に関する調査
従業員の婚姻率上昇メリットはある…が、婚姻率上昇サポートを導入しているのは約24%
人事関係者の約66%が、従業員の婚姻率が上昇することによって「メリットがある」「どちらかというとメリットがある」と回答。
「結婚後も安心して働ける職場風土の醸成に繋がる」「退職率の減少」といった理由があげられました。
しかし、人事関係者・一般従業員(オミカレ会員)に「あなたが在籍している企業では、従業員の婚姻率を上昇させるサポートは何かしていますか?」と質問したところ、約76%の企業が、従業員の婚姻率上昇サポートを行っていないという結果に。
多くの人事関係者が従業員婚姻率上昇のメリット感じつつも、サポートの導入までしている企業はほとんどないということがわかりました。
サポートを導入している企業では、「子育て・出産しやすい制度の導入」が最も多く、「マッチングアプリの助成」「他社の社員との交流会」を導入しているとの回答もありました。
婚姻率上昇のために導入して欲しいサポートについて、一般従業員に聞いたところ、最も多く女性の回答が集まったのは「出産・子育てしやすい制度の導入」であり、特に女性の約54%がこのサポートの導入を希望していることがわかりました。
男性の58%は「婚活パーティー・街コン参加の助成」と回答し、最も導入を希望されているサポートとなりました。
また、全体では「マッチングアプリの助成」を希望する人よりも「婚活パーティー・街コン参加の助成」を希望する人の方が、約24%多い結果となっています。
「他社の社員との交流会」を希望する人も全体の40%以上に上っています。
従業員の体感としても、社内恋愛は減少。対面コミュニケーション機会の減少・人間関係への懸念が大きく影響か
社内恋愛の増減について、人事関係者の44%が「減った」「やや減った」と回答しており、「増えた」「やや増えた」の回答はわずか3%となりました。
一般従業員(オミカレ会員)は、21%が「減った」「やや減った」と回答しており、人事関係者の回答と比べると少ない結果ではありましたが、「増えた」「やや増えた」の回答はわずか6%なりました。
また、社内恋愛の減少の理由について、人事関係者・一般社員(オミカレ会員)ともに最も多くあげられたのは「従業員同士での対面コミュニケーションの機会の減少」で、人事関係者の約51%・一般従業員(オミカレ会員)の約34%が回答しました。
次いで、人事関係者は約40%が「ハラスメントへの危機管理意識の上昇」、一般従業員の約34%が「社内の人間関係の懸念」と回答しています。
社内恋愛を経験したことのある人の約55%は「相手の仕事ぶりや態度が見られるので、人となりがわかる」をメリットと回答。
テレワークなどの普及により対面コミュニケーション機会の減少に伴い、異性の仕事ぶりや態度から相手を知る機会も減ったことが、社内恋愛の減少傾向の一因となっている可能性が高いと言えます。
また、デメリットして約6割が「別れた後が気まずい」と回答。
職場でのいじられや冷やかし、自分以外の異性とのコミュニケーションへの嫉妬といった、人間関係のデメリットも挙げられていました。
社内恋愛の減少の背景のひとつとして「社内の人間関係の懸念」があがっており、このような懸念から、社内恋愛を避ける傾向があることも考えられます。
多くの年代で「職場外での出会いが理想」の声。「友達からの紹介」が最も理想。
60代未満のすべての年代で「職場外での恋愛」を理想とする回答が、過半数を占める結果となりました。
具体的な理想の出会い方については、全体の31.4%が「友達からの紹介」と回答しており、特に30代は約37%が選択しました。
このアンケートは婚活情報サイト「オミカレ」会員を対象に実施しているため、20代の25%は「婚活パーティー・街コン」での出会いが理想的と回答。
「マッチングアプリ」「結婚相談所」を理想と回答したのは、それぞれ全体の4%程度となりました。
働く現代人の婚姻率上昇には、職場外での出会いの機会の創出が重要に
結婚適齢期とされる20~39歳の人口減少により、異性同士が自然に出会うことが困難になりつつある現代の日本。
1992年に結婚した夫婦の約35%は、職場・仕事が出会いのきっかけになっていましたが、2021年にはその割合は21.4%まで減少しており、婚姻率の減少傾向にも大きく関わりがあると考えられます。
人事関係者・一般従業員(オミカレ会員)ともに、「社内恋愛は減った」との体感している人が多く、その要因として「対面コミュニケーション機会の減少」「社内の人間関係への懸念」「ハラスメントへの危機管理意識の向上」などがあげられています。
社内恋愛経験のある一般従業員(オミカレ会員)に社内恋愛のメリットについて聞くと、「相手の仕事ぶりや態度が見られるので、人となりがわかる」が特に多くあげられ、対面コミュニケーション機会の減少により、従業員同士を深く知る機会も喪失し、社内恋愛の減少に繋がっている可能性が考えられます。
60代未満のすべての年代において、職場での出会いよりも、職場外での出会いが理想と回答した人が過半数となりました。
対面コミュニケーション機会の減少や、人間関係・ハラスメントへの懸念により、職場が異性同士の出会いの場としては難しくなりつつあり、働く男女の婚姻率上昇には、職場外での出会いの機会の創出も重要となってきていることが考えられます。
自然な出会いが困難になり、出会いのあり方が変化する現代日本において、まじめな恋愛・結婚を望む人が異性と出会う機会を得られるよう、「オミカレ」は今後も継続的な調査と発信を行っていきます。
株式会社オミカレ
婚活情報サイト「オミカレ」を運営。結婚適齢期の人口減少などにより、結婚を希望する男女が「出会いたくても出会えない」社会で、「新たな出会いの創造-出会いが0をZEROにする-」をビジョンに掲げる。「オミカレ」会員数は86万人を超え、日本全国の婚活パーティー・マッチングイベント・街コンなどのイベント掲載数は国内No.1※を誇る。
同社はその他に、ビデオ通話型マッチングアプリ「オミカレ Live」も運営。
自治体・事業者との連携も強化し、リアル×オンライン双方でのまじめな出会いの機会の創出に尽力している。
■会社概要
社名:株式会社オミカレ
代表者:下永田真人
本社:東京都渋谷区代々木一丁目35番1号 プレンジ代々木ビル8階
事業内容:婚活メディア運営・婚活事業社支援サービス開発
URL: https://omicale.co.jp/
※当社調べ (2024年10月時点:当月開催婚活パーティー・街コン掲載数、口コミ掲載数)
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