島根県立美術館コレクション展「フランスの写真」の開催について
県立美術館では、コレクション展「フランスの写真」を下記のとおり開催いたします。
1839年、最初の写真術ダゲレオタイプが、パリの科学と美術の合同アカデミーで公式発表されました。鮮明な画像を定着するこの写真術は、瞬く間に世界中に広まっていきます。数々の政変に見舞われた19世紀フランスでは、豊かな文化が花開きました。
写真術も、世紀中葉には新たに湿板コロジオン法が開発され、ネガ=ポジ法による複数生産が可能な精緻な画像が得られるようになり、その可能性を広げていきました。記録性は高く評価され、フランスの歴史的建造物の記録、パリ大改造で変わりゆくパリの街の記録など公式にも活用されていきます。また、写真の芸術性も高まり、写真家たちは豊穣な成果をもたらしました。
この展覧会では、フランスの、とくに19世紀の写真を中心に約100点でその魅力をご紹介いたします。あわせて、フランスの写真を中心に多くの作品を島根県立美術館にご寄贈いただいた石原悦郎氏の顕彰の機会としたいと思います。
- 開催概要
【会期】 6月25日(木)~9月28日(月) 火曜休館(ただし6月30日、8月11日、9月22日は開館)
【料金】 当日券/一般300円、大学生200円、高校生以下無料
【会場】 島根県立美術館 コレクション展示室4
【時間】 10:00~日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)
- 関連イベント
【日時】 9月20日(日)14:00~(約60分)
【会場】 美術館ホール(当日先着順/95席)
【演題】 「フランス19世紀の写真」
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