今、“何者か”が人々から「働く意味」を奪っている――資本主義を問い直す『人が働くのはお金のためか』発売!
拡がる格差、豊かさの中の貧困、「使い捨て型」雇用の拡大…だれもが幸せになるための「21世紀の労働」とは?
青春出版社(東京都・新宿区)は『人が働くのはお金のためか』(浜矩子/著)を2月2日に発売いたしました。
グローバル化の進展とともに富の偏在は進み、「21世紀の資本」は凄まじい規模と速度で国境を越え、暴利をむさぼっている。富裕層の不労所得が増大と集中をする一方で、経済格差は広がり、「使い捨て型」雇用は増え、働く人々に貧困が忍び寄っているのを実感している人も多いだろう。
そもそも、経済活動は人間の営みである。人間の営みである以上、経済活動は人間を幸せにできなければいけない。多少なりとも人間を不幸にするようであれば、その営みは経済活動ではないといえる。
本書では、21世紀の労働者たちの窮状、「働き方改革」の正体、労働観の歴史的変遷、偉大な思想家たちの労働に対する考え方……など、マクロ経済学・国際経済学・国際金融が専門の著者が、そもそも「人はなぜ働くのか」を問い直し、探求の旅に出る。
(本文より)
野生化した〝主義なき資本〟に対抗するには、今日の労働もまた、あの当時とは異なる形で防備を固め、攻めの構えを整えなければならないだろう。つまり、「21世紀の資本」なるものが出現していて、その生態に焦点を当てた画期的著作が書かれている以上、それと対をなす姉妹編として、「21世紀の労働」が書かれるべきだと考えられるのである。
- 本書の目次
- 著者プロフィール
1952年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒。三菱総合研究所初代英国駐在員事務所所長、同社政策・経済研究センター主席研究員などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授。エコノミスト。専攻はマクロ経済分析、国際経済。著書に『「共に生きる」ための経済学』 (平凡社新書)、『愛の讃歌としての経済』(かもがわ出版)、『人はなぜ税を払うのか』(東洋経済新報社)などがある。
- 書籍情報
著者:浜矩子
発売日:2023年2月2日
定価:1,100円(税込)
ISBN:978-4-413-04652-7
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