ジールス、Omakase Roboticsを発足。

音声AIエージェント「Omakase.ai」をロボットに統合し、リアル空間でのAI接客体験を創出。開発リードに永尾修一が就任、“フィジカルAI”の社会実装へ。

ZEALS

2025年11月18日 10時00分

接客AIエージェントを提供する株式会社ZEALS（所在地：東京都目黒区、代表取締役：清水正大、以下「ジールス」）は、音声AIエージェント「Omakase.ai」をロボティクスに統合し、オフライン接客までサポートする新事業「Omakase Robotics（オマカセ・ロボティクス）」を発足したことをお知らせいたします。開発リードには永尾が就任し、Omakase.aiを現実世界の接客シーンに展開するための技術・プロダクト開発と社会実装を進めてまいります。

■ 発足背景：世界で加速するオフライン空間でのAI×ロボティクス（フィジカルAI※）活用

近年、ハードウェアの進化を通じて各種ロボティクスメーカーが提供するロボットの低価格化が実現し、さらにAIの発展を通じてロボットの知能が目覚ましく進化しています。それに伴い、アメリカ・中国を中心に様々なテック企業がロボティクス事業を展開するまさに時代の転換点が訪れています。

ジールスは、10年前の2015年にロボット事業を展開するも撤退を経験し、その技術・プロダクトを通じてチャットボット事業を展開してきました。そして、2025年に音声AIエージェント「Omakase.ai」をアメリカでローンチし、接客領域における音声AI活用のユースケースを確立するとともに、世界中で15,000体を超えるAIエージェントが作られるに至りました。

Omakase Roboticsではこの時代の転換点において、ロボティクスにおけるユースケースを確立することが極めて重要だと考えています。かつてのロボット事業の経験と、これまで培ってきたチャットボット・音声AIによる接客体験をロボティクスに統合し、オンラインの接客だけでなく、オフラインにおける接客までサポートしていきます。それにより、人手不足に悩む業界をサポートし、日本の素晴らしいおもてなしを世界に届けていくことで「日本と世界をぶち上げる」というビジョンに挑戦していきます。

※フィジカルAIとは、カメラやマイク、各種センサーを通じて現実空間の状況を認識し、言語AIなどで文脈を理解したうえで、ロボットやデバイスの「動き」として応答を返すAIの総称です。オンライン上の対話にとどまらず、空間内の移動やジェスチャー、音声での働きかけを通じて、リアルな場の業務・接客を担うことを目指す概念です。

■ Omakase Roboticsとは

Omakase.aiは、日本のスタートアップとしては異例の「アメリカ先行ローンチ」を行い、これまでに世界で15,000体以上のAIエージェントを生成してきた音声AIエージェントプロダクトです。プロダクト投稿サイトProduct Huntではデイリーランキング世界1位を記録するなど、グローバルで高い評価を得ており、2024年10月からは日本国内でも本格展開を開始し、すでに多くの企業で導入が進んでいます。

Omakase Roboticsは、この「Omakase.ai」の音声AIエージェントをロボットへ統合し、店舗などオフライン空間まで接客体験を提供することが可能なプロダクト開発を行う事業です。オンラインとオフラインを横断した新しい顧客体験の実現に取り組んでまいります。

■ 永尾修一が開発をリード

本プロジェクトは、スタートアップの起業や技術責任者経験を持つ永尾修一が開発をリードします。アメリカを拠点に、音声AIエージェント「Omakase.ai」をロボットと統合し、オンラインとオフラインの両軸からCXの革新を一層加速させ、現場実装に直結するプロダクトづくりを進めてまいります。

■ 永尾修一略歴

東京大学卒。在学中にWebメディア系スタートアップCandleに参画し、M&Aを経験。その後、FinTechスタートアップAnyPayでソフトウェアエンジニアとしてプロダクト開発に従事。2019年に東南アジアでCredifyを共同創業し、CTOとしてFinTechおよびカスタマーサポート向けAIエージェント事業を約5年半にわたり展開。プロダクト開発から組織構築、資金調達まで幅広く担当。2024年末に退任・帰国後は、日本を拠点にアメリカや中国へ足を運びながら、AIやロボティクスをはじめとする先端技術領域のリサーチとプロダクト開発。