3D Systems社の3Dスキャン品質検査ソフトウェア「Geomagic Control X」最新バージョン2024.3.0がリリース

～新機能でより効率的な検査を実現～

株式会社システムクリエイト

2024年12月21日 09時00分

株式会社システムクリエイト（本社：大阪府東大阪市荒本新町、代表：川上正義）は、3D Systems社が「Geomagic Control X」の最新バージョン2025.0.0をリリースしたことを発表します。本バージョンでは、自動化機能の強化や新しい幾何形状作成ツールの追加など、多岐にわたる新しい機能が搭載されています。業界最高レベルの品質検査ソフトウェアであるControl Xが、さらに多彩な検査ソリューションを提供します。

Geomagic Control X 2025.0.0 — 主な新機能

1. 新しい円の幾何形状作成方法 [CX-E] [CX-EC]

円の構築に新たな方法が追加され、より柔軟な幾何形状の作成が可能になりました。

円錐と円柱をピック: 円錐や円柱の交差部分を利用して円を作成できます。

直径による円錐の交差: 指定した直径を基に円錐から円を作成する方法が追加されました。

2. LiveInspectの新プローブフィッティング機能 [CX-EC]

LiveInspectでも、円錐と円柱の交差を利用したプローブフィッティング方法が導入されました。これにより、測定者が決めた手順での検査、または事前に計画した手順での検査でも円形データを扱えるようになりました。

3. カラーマップ解像度オプション [CX-E] [CX-EC]

カラーマップの解像度を調整できる新機能が搭載されました。これにより、データポイントの密度を変更して偏差の詳細を細かく表示するか、全体的な傾向を滑らかに示すかを選択できます。一貫した結果を得るための柔軟なオプションとして、解析の精度向上に寄与します。

4. テキストスクリプティングによる自動化

テキストスクリプティング機能が追加され、自動化プロセスが大幅に強化されました。この機能により、Python APIを活用したカスタムワークフローの作成が可能になり、効率的で柔軟な検査プロセスを構築できます。

カスタムワークフローの作成: ワークフローを最初から構築することも、スクリプト記録機能を利用して検査タスク実行中に自動的にスクリプトを取得することも可能です。

ユーザーフレンドリーな開発環境: 統合開発環境（IDE）には、IntelliSense機能が搭載されており、APIの活用がより直感的に行えます。これによりコーディング作業の効率が向上します。

その他の改善点

平均メッシュコマンドの追加: Geomagic Design Xで使用されていた「平均メッシュコマンド」が、Geomagic Control Xでも利用可能になり、複数メッシュの平均化が簡単に行えます。
ツイスト解析の注釈機能: 注釈の作成・編集が可能となり、検査プロセスのカスタマイズ性が向上しました。
レポート機能の向上: レポートのデータテーブルに公差値が許容範囲内かどうかを示す、OK/NGのインジケーターが追加され、結果の判定がより明確になりました。
マイクロメートル単位のサポート: 小型モデルへの対応力が強化され、デフォルト単位としてマイクロメートルを選択可能です。

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Geomagic Control Xについて

Geomagic Control Xは、3Dスキャンデータを効率的に比較・解析できる業界最高レベルの品質検査ソフトウェアです。CADデータやスキャンデータを用いた解析結果をカラーマップや寸法計算で視覚化し、わかりやすく表示します。最新の2025.0.0バージョンにより、さらに多くの現場で、より使いやすい検査が可能になりました。