【調査】鍵のトラブルは月曜日の20時が最も多い?!年末年始のお出かけは鍵紛失にご注意を

生活のお困りごとを解決する総合プラットフォーム「生活110番」を展開するシェアリングテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市中村区、代表取締役CEO:引字 圭祐、証券コード:3989、以下:シェアテク)は、全国から寄せられた鍵の相談に関するデータ113,852件をもとに実態を調査しました。


警察庁が2017年に発表した統計では、玄関からの侵入窃盗の件数が9,757件確認されており(※1)、玄関の戸締りは防犯のうえで非常に重要となります。
また、防犯の観点以外にも万が一玄関の鍵を紛失してしまうと家に入れず、特に冬の寒い時期には、大変辛い時間を過ごすことになるでしょう。
(※1)参考:警察庁「住まいる防犯110番」

そんなときに頼りになるのが鍵業者です。鍵のプロの手にかかれば、ほとんどの場合は鍵穴を破損させることなく解錠することが可能です。シェアテクでも鍵のお困りごとに関するお問い合わせを承っており、2017年9月から2018年8月までの間に113,852件の相談が寄せられました。

その中でも特に多い案件が、70,385件寄せられた「鍵を開けてほしい」というご相談(以下:鍵開け相談)です。さらに詳細を調べると、「玄関の鍵開け相談」が6割以上(46,518件)であることが分かりました。そこで今回は、鍵の紛失や鍵開けに関する相談の実態調査を行いました。

▼鍵開け相談のピークはいつ?集合住宅と戸建住宅ではこんなにも違う!
はじめに、最も相談件数の多い「玄関の鍵開け相談」の時間帯について詳しく見ていきます。
玄関の鍵開け相談の件数を戸建住宅と集合住宅に分け、それぞれの問い合わせの入る時間帯を比較した結果、問い合わせのピークとなる時間帯に大きな違いがあることが明らかになりました。

 

図1・住宅別の玄関の鍵開け相談の時間帯
(シェアテクに寄せられた問い合わせデータに基づく。調査年月:2017年9月1日~2018年8月31日)

図1を見てみると、戸建住宅の方からの問い合わせ件数が9時から18時にかけて横ばいに推移し、その後減少している一方で、集合住宅の方からの問い合わせ件数は9時から16時については横ばいですが、20時頃にピークを迎えます。ほかにも、集合住宅はどの時間帯でも「50件以上の相談」があることが、大きな特徴といえるでしょう。

2種類の住宅でピークが違う理由は
集合住宅と戸建住宅で問い合わせ件数の時間帯による推移が異なる理由には、そこに住んでいる世帯の家族構成が関係していると考えられます。

戸建住宅に暮らす単独世帯(一人暮らし世帯)が約18.4%となっている反面、集合住宅に住む単独世帯の割合は55.6%だとされています(※2)。単独世帯の中には、実家を出た学生や社会人の方が多く、25歳未満の単独世帯の約96%は集合住宅に住んでいるというデータも存在します(※3)。

さらに、2016年の社会生活基本調査(総務省)では、15歳~24歳までの平均帰宅時間は「19時52分」という結果が出ています。(※4)この時間は、単独世帯における鍵開け相談がピークに近づく時間帯でもあります。

若い世代の方々は、アルバイトや飲み会、残業など、さまざまな都合で帰宅時間が遅くなることも多いでしょう。夜遅くに鍵開け相談がピークを迎えるのは、こうした学生や社会人の方からの相談が多いのも理由のひとつだと推測できます。
(※2:平成27年度国勢調査(総務省))
(※3:平成25年住宅・土地統計調査(総務省))
(※4:平成28年社会生活基本調査(総務省))

一方戸建住宅の場合、単独世帯の割合が低く、ご家族で生活していることが多いため、夜にはご家族の誰かが在宅している可能性が高いです。たとえ鍵がなくても、連絡が取れる状態であれば鍵を開けてもらうことができるため、相談件数も集合住宅の半分程度になっていると考えられます。
また、昼間の時間帯に関しては在宅者に主婦の方が多いことから、パートや子どもを遊びに連れていくなど、さまざまな事情で外に出かける機会があり、鍵のお困りごとが一定数起こっていると考えられます。

▼年に7万件を超える鍵開け相談。最も鍵で困っているのはどんな場所?
続いて調査したのは、鍵開け相談の内訳についてです。年間で70,385件寄せられている鍵開け相談ですが、集合住宅や戸建住宅の鍵開け相談の内訳はどれのようになっているのでしょうか。

 図2・場所別の鍵開け相談依頼
集合住宅……30,293件
戸建住宅……16,225件
車・バイク……14,761件
住宅以外の建物……9,106件
(シェアテクに寄せられた問い合わせデータに基づく。調査年月:2017年9月1日~2018年8月31日)

図2を見ると、戸建住宅での依頼が16,225件ある一方で、集合住宅での依頼がそのおおよそ倍である30,293件ということが分かります。集合住宅は一人暮らしの割合が多いという結果と照らし合わせると、一人暮らしの方からの鍵開け相談が多い傾向にあるといえます。
ご自宅内から鍵を開けてくれる人がいない一人暮らしの場合、鍵を紛失するなどのお困りごとを自分ひとりで対処するのは難しく、鍵業者に鍵開け相談をする機会も多くなっていると考えられます。
ちなみに、「玄関の鍵開け相談」の中で相談理由がわかっている10,756件のうち、89%にあたる9,533件が「鍵の紛失」であり、残りの11%である1,223件は「鍵の破損」です。このことから、鍵の紛失は日常的に発生していることが分かります。

それ以外にも、車やバイクの鍵開けの問い合わせが一定数あり、とくに車の場合、スマートキーを車内に残したまま車のロックをかけてしまう「インロック」が近年多発しています。この対応で鍵業者に依頼するケースも多くなっているのです。また、車のトラブルは鍵業者ではなくロードサービスに相談する方も少なくないため、実際のトラブルの件数はこれより多いと考えられます。
(参考:https://www.seikatsu110.jp/key/ky_open/63536/

▼集合住宅における鍵開け相談のピークは月曜日20時!平成最後の冬休みに備えよう
続いて、鍵開け相談が多かった集合住宅の相談傾向を見ていきましょう。30,293件のデータを曜日別・1時間おきに分類し、何曜日の何時に鍵のトラブルが起きやすいかを調査しました。

図3・集合住宅における曜日別、1時間ごとの鍵開け相談件数
日曜日……総件数5,208件
月曜日……総件数4,329件
火曜日……総件数3,958件
水曜日……総件数4,055件
木曜日……総件数3,855件
金曜日……総件数4,073件
土曜日……総件数4,815件
(シェアテクに寄せられた問い合わせデータに基づく。調査年月:2017年9月1日~2018年8月31日)

調査の結果、一週間で最も相談件数が多いのは「月曜日の20時」となっています。土日がお休みだった方は、休み明けに注意が散漫になってしまい通勤や通学中などうっかり鍵を落としてしまうことが多いのかもしれません。また、物件管理業者の営業時間外となる時間帯であることが多いため、これも問い合わせ件数の増加に繋がっていると考えられます。
しかし、1日を通した相談件数を見てみると問い合わせが多いのは土曜日と日曜日です。これは休日の方が多く外出の機会が増えることで、鍵のトラブルが発生してしまうのだと推測することができます。

では、調査年月の中で鍵開け相談が多かったのは、何月何日になるのでしょうか。実際に調査したところ、以下のような結果が出ました。

図4・鍵開け相談の問い合わせが多かった営業日ベスト5
(シェアテクに寄せられた問い合わせデータに基づく。調査年月:2017年9月1日~2018年8月31日)

図4を見ると、鍵開け相談が多かった日は祝日である場合が大半となっています。祝日には家を空ける家庭が多いため、鍵を紛失するなどのアクシデントが発生する可能性が高くなると推測できます。

鍵のトラブルが起きやすい都道府県はどこ?
ここまで、鍵開け相談が多い時間帯などのお話をしてきましたが、「地域」と鍵開け相談の多さには関係があるのでしょうか。そこで、鍵開け相談が多かった都道府県を調査し、上位5県をグラフにしました。

図5・都道府県別の10万世帯あたりの鍵開け相談件数
東京都……133件(総数9,312 件)
大阪府……110件(総数4,667 件)
福岡県……104件(総数2,463 件)
神奈川県…89件(総数2,480 件)
千葉県……88件(総数3,785 件)
(シェアテクに寄せられた問い合わせデータに基づく。調査年月:2017年9月1日~2018年8月31日)

図5を見ると、東京都や大阪府のような大都市やその周辺の県が上位に上がっています。また、平成22年~27年の人口増加率が最も高かった福岡市のある福岡県も、2位の大阪府に次いで鍵開け相談が多いという結果が出ています。(参考:福岡市の統計(2018年11月時点))

なかでも東京都は全国の鍵開け相談件数の内、約4分の1を占めています。東京都は単身世帯が47.2%と全国平均約の31.4%(※2)より多く、先の項目で確認した一人暮らしの鍵開け相談が多い傾向を踏まえると、東京都の問い合わせ件数が最も多いという結果となるのも自然といえるでしょう。

鍵を失くさないためには?
ここまでで触れたとおり、年間で多くの方からの鍵開け相談をいただいています。業者に鍵開けを依頼すると相応の費用が必要になりますし、もし誰かに拾われた場合、悪用される恐れもあります。
そのようなリスクを負わないためにも、紛失をしない工夫をしておきましょう。キーケースを使用したり、音のなるキーホルダーを鍵に付けるなど工夫することや、鍵の保管する場所を決めておくだけでも、紛失の可能性を下げることにつながります。(※5)
しかし、どれだけ注意したとしても鍵を紛失してしまう可能性はあります。そのような突然起こるトラブルに備えて、最寄りの鍵業者を調べておくことをおすすめします。すぐに相談ができる業者を把握しておけば、万が一の場合でも落ち着いて対応ができるはずです。

12月も後半を迎え、平成最後となるイベントが目白押しです。年末年始は、初詣、バーゲンセールなど、人が多く集まる場所に出かける方も多いでしょう。鍵をなくしたことに気づくのは曜日や時間帯関係なく、帰宅時の「鍵が必要になったとき」です。うっかりなくして家に入れなくなり、寒い中立ち尽くす…などということがないよう、まずは鍵の管理に気をつけ、もしもの時の対策をしてみてください。
 (※5:https://www.kagi-rits.jp/kagihunsituji

<<本調査データの収集元サイト>>
▼住まいる防犯110番
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.html
▼カギ110番
https://www.kagi-rits.jp/
▼生活110番
https://www.seikatsu110.jp/
▼総務省統計局
http://www.stat.go.jp/index.html
▼福岡市
http://www.city.fukuoka.lg.jp/index.html

<<参考>>
(2018/12/26)【調査】鍵のトラブルは月曜日の20時が最も多い?!年末年始のお出かけは鍵紛失にご注意を
https://www.seikatsu110.jp/key/ky_repair/127153/

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会社概要

URL
https://www.sharing-tech.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番1号 JPタワー名古屋19F
電話番号
052-414-5919
代表者名
森吉 寬裕
上場
東証グロース
資本金
1000万円
設立
2006年11月