ハシビロコウはなぜ長い時間、動かない? 渡り鳥はどうしてV字型で飛ぶ? 知りたい好奇心をくすぐられる鳥たちのマル秘クイズ! 子どもも大人も楽しめるクイズ図鑑
クイズを解きながら、鳥類じたいを体系的に学べる、ディープかつ楽しい書籍
第1問 ハシビロコウはどうして長い時間動かない? 次の中から選んでください。
(1)夜の狩りにそなえてねむっている
(2)木をマネして、敵からかくれている
(3)魚が水面に上がってくるのを待っている
答え (3)魚(ハイギョ)を食べるために、魚が水面に呼吸しにくるのを待っている
ハシビロコウが好むマンバという魚は、ふつうの魚とちがって肺を使って呼吸する「ハイギョ」とよばれる魚です。そのため、数時間に一度、息つぎをする必要があります。そのとき、すいこんだ空気の一部がもれ、泡となって水面にうかびます。マンバはせまい範囲でしか行動しないため、泡が見えた場所の近くで息つぎをします。ハシビロコウはその瞬間をねらい、おどろくほどのスピードでマンバをとらえるのです。
・ダーウィンが来た!第278 回「巨大怪鳥!コワモテの秘密」より
第2問 渡り鳥はどうしてV字をつくって飛ぶの?
(1)大きな生き物に見せかけるため
(2)体力を節約するため
(3)空中の昆虫を食べるため
答え(2)上昇気流に乗って飛ぶための体力を節約する
鳥が飛ぶとき、両方の翼のはしには上向きの風(上昇気流)が生まれます。そこで、長い距離を飛ぶとき、前の鳥が生みだす上昇気流に乗ろうとV字をつくります。飛行機もV字をつくると燃料が少なくてすむことが知られています。
でも、群れの先頭は前の鳥がいないため、上昇気流に乗ることができず、体力をたくさん使ってしまいます。そこで、鳥たちはタイミングを見て先頭を交代し、どの鳥もつかれすぎないように工夫しています。
・ダーウィンが来た!第315 回「イタリアの大空へ! 渡り鳥復活大作戦」より
第3問 ジュウイチという鳥のヒナが食べ物をたくさん食べるための技って?
(1) 翼を使った分身の術
(2) やせたふりをする
(3)自分でも狩りをする
答え(1)翼の黄色い部分を分身の術のようにしてヒナに見せかける
ジュウイチは、オオルリやルリビタキという他の鳥の巣に卵を産み、ヒナを育ててもらいます(この習性を「托卵」といいます)。ジュウイチのヒナはほかのヒナより少しだけ早くかえり、後から生まれた本物のヒナを背中に乗せて落としてしまいます。巣にはジュウイチのヒナだけが残ります。
ヒナが親より大きくなっても、親鳥は食べ物をあたえ続けます。口のなかの黄色を見ると、本能的に食べ物をあたえたくなるからです。より成長すると、ジュウイチは翼の肩にある黄色い部分を見せ、ヒナが何羽もいるように見せかけます。こうすると、親が食べ物を余計にとってくるからです。
・ダーウィンが来た!第127 回「3羽? 分身! 謎の鳥」より
どうでしたか?『NHKダーウィンが来た! 鳥スゴすぎ クイズ図鑑』にはこのようなおどろきの鳥たちのマル秘クイズがなんと56問も収載されています。
子どもも大人も、鳥のことを体系的に学びながらディープな知識が身につくクイズ図鑑を、ぜひ手に取ってご覧ください!
【商品情報】
ダーウィンが来た!鳥スゴすぎ クイズ図鑑
出版社:NHK出版
発売日:2020年2月21日
定価:1,540円(本体1,400円)
判型:A5判並製
ページ数:128ページ(オールカラー)
ISBN:978-4-14-081807-7
URL: https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000818072020.html
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