パナソニックの「統合型ビル入退室管理サービス」に「workhub」との通信モジュールを“標準”搭載

テナント企業が利用するシステムと連携し、ビルの継続的なバリューアップを実現

株式会社ビットキー

株式会社ビットキー(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:寳槻 昌則、以下「ビットキー」)は、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(以下、「パナソニック」)との協業(※1)により実現した統合型ビル入退室管理サービス「eX-SG with workhub(以下「本サービス」)」が、パナソニックより2025年5月21日に発売されることをお知らせいたします。なお、本サービスは大規模オフィスビルを中心に、新築・既築を問わず年間100棟規模での導入が見込まれています。

※1:ビットキーとパナソニックが入退室サービスで協業 https://bitkey.co.jp/newsroom/20221012/

■本サービスについて

本サービスは、ビットキーのコネクトプラットフォーム「workhub」とパナソニックの入退室管理システム「eX-SG」が連携した次世代の統合型ビル入退室サービスです。「eX-SG」管理サーバーはビットキーが提供する「workhub Cloud」とAPI連携し、カードリーダーには通信モジュールを標準搭載しています。

従来一般的であったオンプレミス型のビル入退室管理システムがクラウドに対応するとともに、テナント企業が利用する様々なクラウドサービスやビル設備との連携を容易に行うことができます。また、カードリーダーに標準搭載した通信モジュールはBluetooth通信機能を備えており、認証端末を追加設置するだけで、認証方式を拡充できます。

       カードリーダー
                      eX-SG with workhub の全体像

<本サービスの特長>

テナント企業が利用するクラウドサービスと連携

人事情報システムやID管理システム(Microsoft Entra IDやOkta)など、テナント企業が導入しているクラウドサービスと「workhub Cloud」が連携。クラウドサービスに登録された人事情報に基づいて入退室権限の発行・削除を自動化できるほか、入退室履歴を活用した勤怠管理や警備システムとの連動にも対応します。複数システムへ同じ情報を入力したり、入退室履歴をCSVで連携したりといった手間から開放されます。

ワーカーへの入退室権限の発行・削除はテナント企業側で完結。ビル管理の人材不足解消に寄与

一般的にオフィスビルのカードキー発行や権限設定は、ビル管理スタッフが手動で行います。そのため、テナント企業からの新規発行や削除の依頼を受けると、対応に手間と時間を要していました。本サービスでは、特定のエリアにおいて、入退室権限の設定・変更機能をテナント企業に付与することが可能です。さらに、テナントフロア内の入退室管理権限とも接続することで、ビル共用部とテナントフロア内の入退室権限を一元的にテナント企業側で管理できます。これにより、ビル管理スタッフは面倒な作業から解放され、業務効率が向上することで、近年課題となっているビル管理人材の不足という課題の解決に寄与します。一方、テナント企業にとっては、入退室権限をタイムリーかつ柔軟に管理できるようになるだけでなく、クラウド化によって、遠隔操作で権限変更が可能になるため、多様な働き方を支援します。

大規模な配線工事を伴わず、多様な認証方式を追加可能

本サービスは通信モジュールを標準搭載したカードリーダーに、認証端末(スマートフォンやタブレット端末)を追加設置するだけで、顔認証や二次元コード認証といった認証方式の追加が可能となります(※2)。大規模な配線工事やコストは不要で、新たに追加した認証方式においても、エレベーターの着床制限解除や行き先階指定など、入退室と関連するビル内のセキュリティ設備や機能と連動します。

※2:通信モジュールと認証端末間のBluetooth通信により実現。

■活用事例

ビットキーとパナソニックは、2022年より本サービスの提案を開始し、本サービスと同様の機能を先行して提供してまいりました。その導入事例の一部をご紹介いたします。

<クラウドサービス(ビットキーが提供する施設予約や来訪者受付システムなど)との連携例>

西日本鉄道株式会社が手掛ける ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)

ワンビルは福岡市天神に2025年4月24日に開業した西日本最大級のワンフロア坪数のオフィスやカンファレンス、商業、ホテルが1つになった大型複合ビルです。ビットキーの施設予約システム、来訪者受付システムなどのクラウドサービスを1つのスマートフォンアプリから提供しています。複数のシステムの機能を「workhub Cloud」を介してビルに導入されたeX-SGと連携することで、予約時間に応じた共用施設のセキュリティ解錠や、来訪者向けの入館用二次元コードの発行などクラウドサービスと物理的なセキュリティが連携した、シームレスな利用体験をワーカーや来訪者に提供しています。

共用部セキュリティゲートを顔認証で通過する様子

<認証端末を追加設置し、顔認証に対応した例>

東京建物株式会社が管理する 大崎センタービル

東京都品川区の築15年(※3)のオフィスビルにおいて、入居者の利便性向上を目的に、顔認証での入館に対応。大規模な配線工事が不要な特長から、環境への負荷が少ないこと、導入フロアの入居中企業の業務に影響がないことなどが評価され、導入に至りました。

※3:発表時点

顔認証での入室に対応したフロア顔認証で入室する様子

■今後の展開

今後は本サービスをより多くのビルへ提供できるよう、パナソニックと協力するとともに、「workhub」を介して利用できるクラウドサービスを充実させ、新築時のみならず、竣工後も継続的なバリューアップを支援してまいります。

■「workhub(ワークハブ)」について

ビルやテナントごとに異なる設備・システム・サービス間をつなげ、利用者・管理者にとってシームレスな体験を提供するオフィス向けのコネクトプラットフォームです。顔認証入退室、受付無人化、会議室予約、フリーアドレス時の座席管理など豊富なソリューションも提供しており、連携する他社製品と組み合わせることで、ビルもオフィスも継続的にアップデートすることができます。 
公式サイト:https://www.workhub.site/

■ビットキーについて

「つなげよう。人はもっと自由になれる。」をミッション・ビジョンに掲げる、2018年創業のスタートアップです。スマホアプリやクラウドサービスなどの”デジタル”と、建物設備やハードウェアなどの物理的な製品、そしてサービスもつなげることで、一人ひとりがより自由で、ストレスのない行動ができる社会の実現を目指しています。現在、住宅向けのコネクトプラットフォーム「homehub」、オフィスビルなどの働く場所向けのコネクトプラットフォーム「workhub」を提供しています。

【株式会社ビットキー 概要】

社名  :株式会社ビットキー

所在地 :東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン9F

代表者 :代表取締役社長 CEO 寳槻 昌則

設立  :2018年5月16日

資本金 :20,312,720,300円(2024年12月31日時点 資本準備金を含む)

事業概要:ID認証・認可のためのプラットフォーム「bitkey Platform」の企画・開発・運用

     コネクトプラットフォーム「homehub」「workhub」の企画・開発・販売

     スマートロック等のハードウェア製品の企画・開発・販売

※「ビットキー」「bitkey platform」「homehub」「workhub」は株式会社ビットキーの登録商標です。※「eX-SG」はパナソニックホールディングス株式会社の登録商標です。※「Microsoft Entra」はMicrosoft Corporationの登録商標です。※「Okta」は、Okta, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。※「Bluetooth®ワードマークおよびロゴは登録商標であり、 Bluetooth SIG, Inc.が所有権を有します。株式会社ビットキーは使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。

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会社概要

株式会社ビットキー

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URL
https://bitkey.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区京橋3丁目1−1 東京スクエアガーデン 9F
電話番号
-
代表者名
寳槻 昌則
上場
未上場
資本金
203億1272万円
設立
2018年05月