蔓延するマルウェア、ゲームオーバー・ゼウスとその対策方法

ウィズセキュア

マルウェアのゲームオーバー・ゼウス (GOZ) が世界中で蔓延しています。ユーザーとして個人や企業の皆さまが取るべき対策をご紹介すると共に、感染をチェックするツールをご用意しました。
現在、マルウェアのゲームオーバー・ゼウス (GOZ) が蔓延しており、このマルウェアによって形成されるボットネットが引き起こす損害は甚大なものとなる可能性があります。

ゲームオーバー・ゼウスの感染で、ランサムウェアであるCryptolockerなど他のマルウェアがダウンロードされインストールされる恐れがあります。さらに、銀行の認証情報を盗み出されることにより、ターゲットとなった個人や企業が不法に預金を詐取される危険があります。既にフロリダに本拠を構える銀行は、約700万ドルの損失を被りました。またピッツバーグの保険会社はビジネスファイルを暗号化され、推定で7万ドルの損害を被っています。あるレストランの経営者は、レシピやフランチャイズの情報など、1万以上もの重要なファイルを暗号化され、業務に甚大な支障をきたしています。

既にUS CERTは、ゲームオーバー・ゼウスについて注意を喚起しており、アメリカ政府は各国と協力し、ゲームオーバー・ゼウスのボットネットとランサムウェアであるCryptolockerへの対策を主導していますが、ユーザー自身でも警戒を解かずセキュリティ管理を強化するよう呼びかけています。

ではユーザーの皆さまは、どのような対策を施したらよいのでしょうか。
  • アンチウイルス・ソフトウェアの最新化:アンチウイルス・ソフトウェアはほとんどの既知のウイルスを認識し、これらからコンピュータを保護します。アンチウイルス・ソフトウェアを最新の状態に維持することで既知のウイルスは防御できます。
  • パスワードの変更:元々のパスワードは感染の際に詐取されている可能性があるため、変更する必要があります。
  • オペレーティング・システムとアプリケーション・ソフトウェアを最新の状態に維持:攻撃者が既知の問題や脆弱性を悪用できないようにするため、ソフトウェア・パッチをインストールしましょう。エフセキュアのソフトウェア アップデータは自動化されたツールで、企業ネットワーク内にあるソフトウェアの状態を常時監視するのに役立ちます。
  • ふるまい検知型のソフトウェアの活用:既知のウイルス対策だけでは十分ではありません。例えば、2013年4月に報告されたGOZクライムウェアへの感染のうち、80%が新種のものでした。これらの事例では、エフセキュアのふるまい検知型のテクノロジーであるディープガードが、悪意のある挙動を認識し、攻撃を阻止することにより、感染を防ぎました。

またエフセキュアでは、PCがゲームオーバー・ゼウスに感染してる可能性をチェックするためのキャンペーン・サイトをご用意しました。
是非こちらをご活用ください。(英語版)
www.f-secure.com/gameoverzeus


*エフセキュアの社名、ロゴ、製品名はF-Secure Corporationの登録商標です。
*本文中に記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

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会社概要

ウィズセキュア株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区新橋 2-2-9 KDX 新橋ビル 2F
電話番号
03-4578-7700
代表者名
藤岡健
上場
未上場
資本金
-
設立
1999年05月