ニュージーランド航空が新ユニフォームを発表 ニュージーランドの芸術性、創造性を称えるデザイン
ニュージーランド航空は本日、客室乗務員や地上スタッフ、パイロットが着用する新しいユニフォームのデザインを発表しました。新しいユニフォームは、ニュージーランド航空のアオテアロア(ニュージーランド)と伝統文化に対する深い誇りを体現しており、大胆なプリント、色彩、優美なデザインによって、全世界に向けてアオテアロアの素晴らしさを伝えるものです。

世界的に有名なエミリア・ウィックステッドがデザインし、タ・モコ(マオリのタトゥー)のアーティスト、テ・ランギトゥ・ネタナによる手描きの特注プリントが施された新しいユニフォームは、ニュージーランド航空の新時代の幕開けを告げるものであり、ニュージーランドのユニークさに光を当てた、クリエイティブなコレクションとなっています。
世界中で6,000人のニュージーランド航空の従業員が着用するユニフォームは、常にニュージーランド航空のアイデンティティの中核をなしてきました。プライドとともに着用されるユニフォームは、いつも一目で分かります。エミリア・ウィックステッドとテ・ランギトゥ・ネタナのデザインは、この伝統を受け継いでいます。
「ファインプリント – ドレス」などの主要なアイテムは、複雑で深い意味が込められたコーファイ(ニュージーランドの国花)プリントが特徴的で、エミリア・ウィックステッドの熟練した技術を見せています。「ザ・コレクティブ・スレッド – シャツ」は印象的なプラプラ・ワットゥ(星や人々をモチーフにしたシンプルなクロスステッチ)パターンを特徴とし、客室乗務員や地上スタッフの誰もが着用できるようにデザインされており、ユニフォームの汎用性が際立ちます。
太平洋諸島出身のチームメンバーによって試験的に着用されるイエファイタガ(太平洋諸島の人々が着用する文化的な衣服)は、ニュージーランド航空の包括性への取り組みをサポートするものです。パイロット向けの新しいデザインのスーツは、ボールド・ピンストライプで、裏地にはリーダーシップと威信の象徴であるキウイバードの羽模様があしらわれています。



ニュージーランド航空の最高経営責任者グレッグ・フォランは、このユニフォームはニュージーランド航空とニュージーランドの素晴らしい特徴を表していると述べています。
「私たちにとって、これは単なるユニフォーム以上のものであり、ニュージーランドの人々、私たちの文化、そして私たちの価値観を称えるものです。ニュージーランド航空は、決して立ち止まったり、埋もれたりすることはありません。航空会社として、私たちは大胆であること、私たちらしさを称えること、そしてチームメンバーを称えることを大切にしています。この新しいユニフォームは、革新性、豊かな伝統文化、そして誇りと帰属意識の融合という、私たちのすべてを象徴しています」
デザイナーのエミリア・ウィックステッドは、ニュージーランド航空のユニフォームは情熱を注いだプロジェクトであり、ずっと取り組むことを夢見ていたものだと語っています。
「ニュージーランド航空のユニフォームをデザインすることは、私にとって非常にパーソナルなプロジェクトでした。その中心にあるのは、ニュージーランドの人々と、土地に根差す伝統、独自のアイデンティティに対する深い敬意でした。私にとって大事なのは、このユニフォームがアオテアロアについて意味のある物語を語ることでした。人々に力を与えるユニフォーム、着る人や見る人のすべてが誇りを抱くようなユニフォームを作りたかったのです。私にとって、良いデザインとは常に誇りと特別な感覚を呼び起こすものであるべきで、このユニフォームはまさにそうなると信じています」
このコラボレーションの一環として、テ・ランギトゥ・ネタナが丁寧に手描きしたプリントは、エミリア・ウィックステッドが織りなすデザインの中で、ニュージーランド、ニュージーランド航空、およびそこで働く人々を映し出した力強い物語に命を吹き込みます。
「それぞれのプリントには、アオテアロアの伝統と価値観に深く根ざした物語が込められています」とテ・ランギトゥ・ネタナは述べています。
「このユニフォームの図柄は、陸、海、そして私たちキウイ(ニュージーランド人)を結びつけるつながりを反映しています。世界を舞台に活動するマオリのアーティストとして、私たちの文化が本格的かつ有意義に表現されることに深い責任を感じています。これらのデザインがニュージーランド航空のユニフォームに採用され、マオリの文化を世界中に発信できることを誇りに思います」
ニュージーランド航空の新しいユニフォームは、鮮やかな色彩、クリエイティブなプリント、洗練された仕立てなど、大胆で心躍るデザインが特徴です。主なアイテムは次のとおりです。
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ファインプリント – ドレス:最高級の職人技。象徴的なコーファイプリントをあしらったトゥイ(ニュージーランド固有種の鳥)・ノットネックライン。マオリの伝統とナトロイランギ(伝説の探検家)の物語にインスピレーションを受け、安全、責任、帰属を象徴しています。
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コレクティブスレッド – シャツ:大胆なプリントとトゥイ・ノットネックラインを備えたシャツは、客室乗務員も地上スタッフも着用できるよう、多用途かつ包括的なデザインです。
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ラップアラウンド – トレンチ:スーツ地のバイオレット・ピンストライプで仕立てた、洗練されたスタイリッシュなトレンチコート。職人技と着心地の良さの両方を提供します。
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ザ・ウーブン・ワン – イエファイタガ:コミュニティの豊かな伝統に敬意を表し、太平洋諸島の人々が着用する文化的な衣服を取り入れました。
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ランウェイカット – ウエストコート(ベスト):男性の客室乗務員と地上スタッフのための新しいウエストコート。マナ(超自然的な力)と権威をまとうことができます。
2025年5月から機内にて新しいユニフォームのトライアル着用を始めます。着用者からのフィードバック期間を経て、2026年からはニュージーランド航空のネットワーク全体で、従業員が誇りを持って着用する予定です。
注記:
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ユニフォームの写真(撮影:デレク・ヘンダーソン)とビデオはこちらからご覧いただけます。
各アイテム、プリントやデザインの背景にあるストーリーはこちらからご覧いただけます。
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生地:リサイクルポリエステルとオーガニックコットンをユニフォームに取り入れることで、私たちは重要な一歩を踏み出しています。私たちは、環境への影響をさらに軽減し、責任あるサプライチェーンを支援するために、将来、より持続可能な素材の使用が実現可能になれば、それを模索し、移行していくことを約束します。
・メンズシャツ – バージンコットンから持続可能なオーガニックコットンに移行しています。
・スーツ – 再生ポリエステルとウールの混紡素材を使用し、環境への配慮を高めています。
・レディースドレス/ブラウス – リサイクルポリエステルで作られ、環境への影響を軽減しています。
・ニットウェア – 高品質のメリノウールを使用しています。
・パイロットシャツ – リサイクルポリエステルとオーガニックコットンの混紡(着用者トライアル中にいくつかのオプションをテストしているため、サプライヤーと検討中です)。 -
現在のユニフォームについて:当社では、新しいユニフォームへの切り替えにおける環境への影響を最小限に抑えるため、現在のユニフォームをリサイクルする、持続可能な解決策を積極的に模索しています。
エミリア・ウィックステッドについて
2008年に設立された高級婦人服ブランド、エミリア・ウィックステッドは、モダンな女性らしさの象徴として業界で知られるようになりました。
ニュージーランド系とイタリア系の母親とサモア系の父親の間に生まれたエミリアは、オークランド郊外のパカランガ、エラズリー、パーネルで育ちました。エミリアが4歳のとき、アーティストだった父親が他界し、その後母親のアンジェラ・ウィックステッドがオーダーメイドファッションブランドを立ち上げ、成功を収めました。エミリアは、放課後にフィッティングの手伝いをし、母親がビジネスを築き上げる様子を見ながら幼少期を過ごしました。
エミリアは14歳のとき、母親がイタリア人と再婚したためイタリアに移住し、10代をミラノで過ごしました。そこでエミリアはラグジュアリーファッションの世界に魅了されました。18歳のとき、世界的に有名なセントラル・セント・マーチンズ大学でデザインとマーケティングを学ぶためにロンドンに移り、2007年に優秀な成績で卒業しました。
エミリアは大学卒業後、アメリカ版ヴォーグやジョルジオ・アルマーニ、ナルシソ・ロドリゲスなどのメゾンで働いた後、ロンドンに戻って自身の名を冠したブランドを立ち上げ、2009年にベルグレイヴィアに最初の店舗をオープンしました。
流麗な色使いと厳格なクラフツマンシップで知られるエミリア・ウィックステッドのデザインは、伝統と過ぎ去った時代のロマンスを、洗練されたシルエットと現代的なひねりによって自然に融合させ、個性的で時代を超越したエレガントな服を生み出します。
当初は独自のオーダーメイドモデルでビジネスを立ち上げたエミリアのコレクションは、現在ではシーズンごとのプレタポルテ、ホームコレクション、ブライダルウェアのほか、ウエストロンドンのアトリエで運営される特注品やオーダーメイドのサービスで構成されています。彼女のデザインは2011年からロンドン ファッションウィークで披露されています。
エミリア・ウィックステッドのコレクションは、ネッタポルテ、ハロッズ、マッチズファッション、マイテレサ、サックス、ノードストローム、ニーマン・マーカス、プランタン、サイモン・ジェームスなど、世界有数の百貨店やセレクトショップ、ラグジュアリーECサイトによって取り扱われています。ブランドの旗艦店は2022年にロンドンのスローン・ストリートにオープンしました。
テ・ランギトゥ・ネタナについて
国際的に評価の高いタ・モコ(マオリのタトゥー)アーティストであるテ・ランギトゥ・ネタナは、過去35年間、タ・モコの芸術を発展させてきました。ニュージーランド北部のワイパパ近郊に住み、部族の中で施術を行うとともに、タ・モコの精神的および教育的利点について指導し、その認知度を高めた後、2015年に家族とともに英国に移住しました。ヨーロッパにいることで、テ・ランギトゥはタトゥースタジオを通じて芸術的分野を発展させ続け、タ・モコとマオリ文化を世界的に普及・提唱する活動を続けることができました。
ヨーロッパでも数少ない伝統的なタ・モコアーティストであるテ・ランギトゥの作品は非常に人気が高く、多くの著名なクライアントと仕事をしてきました。妻と二人で運営する多忙なスタジオでは、年間平均100人以上のクライアントに、個性やライフストーリーに基づいたユニークなタ・モコ作品をデザインしています。スタジオにいないときは、タトゥーのために世界中を飛び回り、ポリネシア文化のコンベンションやフェスティバルに参加し、タ・モコアートの生ける伝説として名声を博しています。
【ニュージーランド航空について】
ニュージーランド航空は、スターアライアンスに加盟する国際航空会社で、ニュージーランドと日本を含むアジア、オセアニア、北米、南太平洋諸国間を運航。日本からニュージーランドへは直行便で毎日1便運航しています。さらにニュージーランドの春夏シーズンは増便を予定。空の玄関口、オークランドからは充実したフライトネットワークでニュージーランド国内20都市以上への乗り継ぎが可能です。
2023年、安全性と製品の格付けウェブサイトAirlineRatings.comにて7度目となるエアライン・オブ・ザ・イヤーを受賞。さらに2025年、同サイトの、世界で最も安全な航空会社1位を2年連続で獲得。乗った瞬間からニュージーランドの自由さ、あたたかさを感じていただけるニュージーランド流のフレンドリーなおもてなしにご好評をいただいております。
公式サイト: https://www.airnewzealand.jp
Facebook: https://www.facebook.com/AirNZJP
Instagram: https://www.instagram.com/airnzjp/
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