2023年版 日本一道迷いしやすい登山道 発表

〜 登山アプリのビッグデータで探る道迷いポイント5選 〜

ヤマップ

登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップ(福岡市、代表取締役CEO 春山慶彦、以下ヤマップ)は、新たに「日本一道迷いしやすい登山道2023年」を発表します。安全登山を推進するヤマップは、2021年より毎年「日本一道迷いしやすい登山道」を発表し、自治体などと連携することで、道迷い遭難ゼロに向けた取り組みを推進しています。

遭難ゼロへの取り組み

前年(2022年7月)に「日本一道迷いしやすい登山道2022年」を発表したところ、その後各地点で対策が進み、道迷い多発地点全てに道標が設置されるという成果につながりました。

URL:https://corporate.yamap.co.jp/news/q3MBTGCj


そこで安全登山を推進するヤマップは、本年も「道迷いしやすい登山道2023年」を5カ所選定し発表します。本発表は、維持管理に取り組む自治体や山岳団体などにも共有し、道標の設置等、安全対策をを呼びかけるなど、道迷い遭難をゼロにする活動を推進するものです。


調査概要

調査日:2023年5月19日

調査方法:YAMAPアプリのルート上に投稿された「迷いやすい」タグ付きコメント(フィールドメモ)は約22,000件。この投稿のうち、直近一年間で他のユーザーが「参考になった」と評価した数を地点の通行量で割り、割合の高かった順に算出しています。同時に累計約2300万件の登山活動日記から、登山者の道迷い軌跡データを合わせて分析することにより、道迷い多発地点を特定しています。


1、対馬見山(つしまみやま) 243m/福岡県

迷いやすい投稿:https://yamap.com/memos/254133

4つに分岐してますが、正しいルートは黄色の矢印。「水落山から下って来た方。 対馬見山方面へは下りきって左手へ登っていきます。(黄色のラインです。)」と、矢印を追記して投稿されました。他の登山者も「前回は、ここで間違ってしまった。」「迷いやすいところ 報告のお陰で迷わずすんなり行けました!」とのコメントも。


道迷い地点の登山者の歩いた軌跡データ

上の左側の地図は「正しいルート」。右側は道迷いした軌跡データ(枠内)です。いったん右(東)に進み、行けないと分かって、左(西)に引き返しているのが分かります。


2、千ノ時 1344m/奈良県

迷いやすい投稿:https://yamap.com/memos/90304

左の林道ではなく、右側の登っていく道が正しいルートです。「右です。。。うっかり左に行きました」「林道じゃなく右の尾根へ」などのコメントも。


3、神明山(しんめいさん) 294m/滋賀県

迷いやすい投稿:https://yamap.com/memos/290191

道幅が広い左ではなく、右が正しい登山ルートです。「入り口 分かりにくいです」、「通りすぎて引き返した。ここを上がらなくちゃ」などのコメントも。ピンクテープがありますが気づかずに道なりに進んでいるようです。


4、立岩(たついわ) 1265m/群馬県

迷いやすい投稿:https://yamap.com/memos/302298

ルートがはっきりしない場所です。「踏み跡がいくつもあり迷いやすい」、「右側に巻きますがわかりづらい 何度か迷って、上に行ったり、戻ったり」とコメントがあります。


5、城ヶ峰(じょうがみね) 330m/愛知県

迷いやすい投稿:https://yamap.com/memos/129361

正しいルートがはっきりしません。「ここで沢を渡ります。反対側に赤い印があるので見落とさないように!沢を渡らずに行っても道らしきものがあり、しばらく行くと道がなくなります。」「いまいちどこが登山道かわからん道を進み、(たぶん登山道を外れていたと思われ)」などのコメントがあります。


詳細については、YAMAP MAGAZINEで紹介しています。

URL:https://yamap.com/magazine/47087



「日本一道迷いしやすい登山道」の分析は、本年で3年目となりますが、複数年の分析を経て、道迷い多発地点の傾向が分かってきました。

 ①尾根づたいに歩く山道から、尾根を外れたルートへ入り込む地点

 ②林道など広い道から狭いルートに入り込む地点(本発表2、3)

 ③川と並行した山道で、川を渡ることに気づかず川沿いをそのまま歩く(本発表5)

 ④急峻な上りから、急に斜面を下る場合。見上げて歩き見落とす。上り下りが逆のケースも

 ⑤特に登山者が少ない場所で、木々が生い茂りルートや踏み跡が不明瞭な地点(本発表4)


山には道迷いしやすい理由があり、多発地点に選定されない地域でも安心することはできません。日本全国の山には同様の地点があり、今後もヤマップではビッグデータの分析結果から注意を呼びかけていきます。



YAMAPについて

電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。(2021年8月 登山アプリ 利用者数調査 [App Ape 調べ] )

2023年5月に累計370万ダウンロードを突破。

URL:​https://yamap.com/


株式会社ヤマップ 会社概要

会社名 株式会社ヤマップ

本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F

資本金(資本準備金含む) 1億円

事業概要

 1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営

 2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営

 3. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営

 4. ガイドと登山者をつなぐ山旅のプラットフォーム「YAMAP TRAVEL」の運営

 5. 自然特化型クラウンドファンディング「YAMAP FUNDING」の運営

 6. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等

URL:https://corporate.yamap.co.jp/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
電話番号
092-710-5511
代表者名
春山慶彦
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2013年07月