日本陸上競技連盟・中長期計画『JAAF REFORM』~新たなステージへの挑戦~を発表

 
  • <JAAF REFORMのコンセプト>
日本陸上競技連盟が新たなステージで挑戦をしていく思いを込めた日本陸上競技連盟・中長期計画『JAAF REFORM』を2022年2月末に発表しました。本中長期計画は、東京2020オリンピック・パラリンピックが終了し、今後の陸上界の更なる発展や価値向上を目指すため、「JAAF VISION 2017」で示した「国際競技力の向上」と「ウェルネス陸上の実現」という2つのミッションをベースに、より具体的なアクションプランを『JAAF REFORM』に掲げています。

『JAAF REFORM』のコンセプトは『未来に輝く人材育成と、感動体験の提供を目指して』としています。競技力の向上のみならず、陸上を通じて社会で幅広く貢献できる人材を輩出すること、そして世の中の多くの人に感動体験を提供することにより、陸上の社会的な価値の向上も目指します。

また、今後の更なる陸上界の発展に向けて、競技志向の観点だけでなく、皆さんにもっと身近で幅広い「陸上」に親しんでもらうことを理想としています。
皆さんと『JAAF REFORM』を共有し、実現したい未来に向かって、前向きにやりがいを感じながら、「陸上」に関わり続けたいと思ってもらえるような環境づくりと、日本の陸上界としてのあるべき姿を達成していきたいと考えています。

 
  • <TOKYO2020を継承して>
東京2020大会が終了し、大会ビジョンとして掲げられていた「ダイバーシティ&インクルージョン」を陸上界でもレガシーとして継承すると共に、多様な人々、ジェンダー平等、異なる価値観や能力から新たなイノベーションを生み出し、価値創造に繋げていきます。
また、東京2020大会を迎えるまでの道のりや、大会の結果を踏まえ、成功や継続すべき点、悔しい思いをした部分の改善事項などを振り返り、今後新たに突き進む糧として、人も組織も大きく成長できる機会と捉えながら、新たなステージで挑戦をしていきます。

 
  • <新たなステージで挑戦するダイヤモンドコンテンツ>

このダイヤモンドコンテンツは、本中長期計画で取り組むアクションを13項目に整理し、各項目それぞれに相互関係があり、連動していることを示しています。また、この13項目は「ウェルネス陸上の実現」「人材育成」「国際競技力の向上」「基盤コンテンツ」の4つのカテゴリーに分類しています。
1番目のカテゴリーは「ウェルネス陸上の実現」に関わるもので、「参加機会の提供」「ファン拡大」「ファミリーサービス」の3項目があります。陸上に参加する人、応援してくれる人を増やすと共に、「する・みる・ささえる」様々な立場で陸上に携わってくださるアスレティックファミリーに対するサービスを充実させるための取り組みを記しています。
次のカテゴリーは「人材育成」に関わるもので、「アスリート育成」「指導者養成」「情報活用」の3項目が含まれます。競技力向上だけでなく、自ら意欲を持って、長く陸上に取り組み、陸上の経験を通じて得たことを生かして、社会でも活躍できるアスリートの育成や、アスリートの意思や育成過程を尊重し、長期的な視点で、意欲や能力を引き出せる指導者の養成を、より一層推進します。
3番目のカテゴリーは「国際競技力の向上」に関わるもので、「トップアスリート強化」「トップコーチ養成」「サポート強化」の3項目で構成しています。世界の舞台で活躍するアスリートを育成することは、これまでと変わらず取り組んでいきますが、さらに幅広い知識や高度な指導力を持つコーチの養成、医科学や情報分析などの面から、トップアスリートの強化を支えるサポート態勢の充実も進めていきます。
さらにこれらの取り組みを支える基盤として、「組織強化」「競技会運営」「環境整備」「マーケティング」の4項目を位置づけています。
※各コンテンツのアクションプラン詳細は、下記URLのPDF冊子データからご確認ください。
>>https://www.jaaf.or.jp/pdf/about/reform_jp.pdf

 
  • <身近なことから始めるSDGs>
国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットの中から「陸上」の力を活用し、目標達成に向けて貢献していきます。
本中長期計画では各コンテンツ別に、17のゴールのうち当てはまる目標を示しています。
大きく難しく考えずに、アスレティックファミリーの皆さんが「陸上」に関わりながら、身近に出来ることから行動できる環境や意識づけをしていきたいと考えています。

 
  • <アスレティックファミリー拡大に向けて>
「JAAF VISION 2017」でも掲げているアスレティックファミリー拡大を目指すため、新たな会員登録システムの構築や、より気軽に「陸上」に触れることができる体制を整えます。
また、「する人」が「みる人」に、「する人」が「支える人」に、「みる人」が「支える人」等にもなるような相互関係が高まるよう、「陸上」の魅力を幅広く提供していきます。
更に、様々な立場の人と「陸上をつくる」ことや「陸上でつながる」ことなど、柔軟な視点で、「陸上」の価値が高められるような環境づくりもしていきます。

 
  • <各団体との連携強化>
本中長期計画をより浸透させて達成を目指すためにも、加盟団体・協力団体・関連団体の皆様にご協力を得られるよう協働していくと共に、同じ方向を目指して地域や団体の状況や実情に合わせ、柔軟に対応しながら、連携を深めていきます。
また、新しいアイデアや知見を取り入れながら、『JAAF REFORM』を推進するために、国際団体や上部団体・他競技団体などと積極的に交流や情報交換をしていきます。
さらに、関連団体とのコミュニケーションを強化していくために、ネット会議等を利用した情報提供や各団体からの提案・報告等を通じ、相互理解・情報アップデートを定期的に実施しながら、ビジョン達成を目指します。

 
  • <Discussion 新たなステージでのあるべき姿>
日本の陸上界が今後、どのように進んでいくべきか、2015年世界選手権銅メダリストの為末大さん、女子100mハードル日本記録保持者の寺田明日香さん、本連盟尾縣貢会長の3人にお話を伺い、ディスカッションを実施しています。詳細はPDF冊子データ及び動画にてご確認ください。

https://youtu.be/zSCjL2jXwVY

 

 


>>JAAF REFORM はこちら
https://www.jaaf.or.jp/pdf/about/reform_jp.pdf

■「JAAF REFORM」特設サイト(3月中旬開設予定)
https://www.jaaf.or.jp/reform/

■「JAAF VISION2017」
https://www.jaaf.or.jp/pdf/about/jaaf-vision-2017.pdf

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ビジネスカテゴリ
スポーツその他
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会社概要

URL
http://www.jaaf.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区霞ヶ丘町4-2 JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE 9階
電話番号
050-1746-8410
代表者名
横川浩
上場
未上場
資本金
-
設立
1925年03月