「ビジネスパーソンの職場における環境問題意識・実態調査」結果発表 環境意識は高まっているが、職場の約7割が 紙の削減に対して、具体的な取り組みには至っていない
~現状の業務プロセスを変えない取り組みが紙の削減につながる!?~
SDGs関連の取り組みが企業の責務として注目されている中、本資料ではオフィスにおける「環境配慮」への意識とその実態に関する調査結果の報告に加え、エプソンが取り組む「環境配慮型オフィスプロジェクト」についてご紹介します。また、SDGsなどルールや意識の変化に対する企業やビジネスの在り方について支援や発信を行う⽻⽣⽥慶介⽒(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)がこの調査結果から考える、今後企業が環境に配慮した取り組みを行う際の指針についてご紹介いたします。
- 5割以上の職場で環境配慮への関心が以前より高まっている
- 職場における環境配慮の最大の目的は「コスト削減」と考えられる
- 空調、照明への取り組みは進む一方、職場の約7割が紙の削減への具体的な取り組みに至っていない
■ 職場での1年間のコピー用紙の購入枚数と購入費用それぞれについて、いずれも9割以上(購入枚数/91.4%、購入費用/92.3%)が「把握していない(わからない)」と回答。
- 紙が削減できない理由は、現在の職場の商習慣・業務プロセス。印刷枚数制限は業務効率低下につながる
■ 紙の削減における取り組みとして、「コピーやプリントの印刷枚数制限による削減」について、「効率が下がることがよくある(14.5%)」、「効率が下がることがたまにある(39.2%)」と回答。
○調査概要
□ 実施主体: エプソン販売株式会社(東京都新宿区)
□ 調査案件名: ビジネスパーソンの職場における環境問題意識・実態調査
□ 調査対象: 会社員(従業員500人以上)、公務員
※ CSR関連、SDGs関連、オフィスの環境改善関連、経営企画、オフィス機器調達などの実務、意思決定者
□ 調査期間: 2019年10月31日~11月1日
□ 調査方法: インターネット調査
▼調査結果の詳細は、以下よりダウンロード頂けます▼
https://prtimes.jp/a/?f=d33845-20191203-7480.pdf
今回の調査結果から
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員 / パートナー
羽生田 慶介氏 コメント
【プロフィール】 経済産業省通商政策局にて国際交渉を担当。 多摩⼤学⼤学院ルール形成戦略研究所 副所⻑・客員教授。経済産業省「Society5.0標準化推進委員会」委員、JETRO「SDGs研究会」委員。⼀般社団法人エシカル協会 特別顧問。 |
2019年に日本の企業と投資家が気づいたことは「環境配慮やSDGs貢献が、短期的な利益にも直結しなければならない」ということです。ESG投資のさらなる拡大に向けたステップは、企業の環境配慮や人権対応が収益性につながり、それが株価に反映され、さらなる投資を呼び込むという順です。欧州ではこの好循環が実現できているのです。
企業はいま、当期利益に直結するESGアクションを模索しています。この好例が、消費する資源の削減によるコストダウンでしょう。典型はオフィスの“紙”削減です。この取り組みを加速するための次の一手は、経営からのメッセージの変化です。「コスト削減と業務効率化を両立せよ」ではオフィスの現場を板挟みにするだけかもしれません。「環境対応を最優先する」、「(商習慣を変えずとも)すぐに着手できることから取り組む」とする経営方針こそが、効率的なコスト削減につながり、なにより正しい社内外へのメッセージとなることでしょう。
エプソンが取り組む「環境配慮型オフィス」について |
日本は紙に依存した商習慣や業務プロセスが主流となっています。この背景には、紙には、情報を記録して、伝えるだけではなく、視認性や一覧性が高くて理解しやすい、記憶に残りやすい、さらにはメールにくらべて公式、正式なイメージを持つなど、「紙」ならではの良さがあることが挙げられます。こうした中、エプソンは、オフィスにおける環境配慮への取り組みとして、使用済みの紙から水をほとんど使わず、新たな紙を再生できる乾式オフィス製紙機「PaperLab」と、低消費電力を特長とし、環境性能に強みを持つ高速ラインインクジェット複合機/プリンターを組み合わせた「環境配慮型オフィスプロジェクト」に取り組んでいます。
本プロジェクトではまず第1フェーズとして、エプソンの新宿オフィス内に「環境配慮型オフィスセンター」を設置し、オフィス内での紙の再生と、低消費電力で使用できるアップサイクルを2019年7月1日より本格稼働しています。この取り組みにより、エプソンの新宿オフィス用として購入するコピー用紙を今後1年で年間約30%(約130万枚)※1削減することを目指しており、2019年10月までに「PaperLab」で生産した紙の枚数は42万4,168枚にのぼり、紙資源の循環及び、コストダウンにつながっています。業務プロセスを変えることなく、業務の効率も落とさず本活動を進めています。
なお本調査において、この「環境配慮型オフィス」に対して5割以上のビジネスパーソンが「非常に興味・関心がある/やや興味・関心がある」と回答しました。
※1:保管文書、社外へお渡しする書類は対象から除いた目標値となります。また、エプソンの新宿オフィス内の1日あたりのプリント枚数は約16枚/人、一般的なオフィスでのプリント枚数は約17枚/人(エプソン調べ)でほぼ同等の印刷枚数です。
エプソンの環境配慮型オフィスプロジェクトについての詳細は<https://www.epson.jp/products/environment/office/>をご覧ください。
既存の商習慣・業務プロセスを変えずに、職場の紙の排出量を削減!エプソンの環境配慮型オフィスプロジェクト、実施中 -2019年12月5日(木)~「エコプロ2019」にて取り組みのご紹介- |
エプソンが進める環境配慮型オフィスプロジェクトではこの度、第2フェーズとしてこの環境配慮型オフィスをお客様にご提供していく活動を強化すべく、2019年12月5日(木)~7日(土)の3日間、東京ビッグサイトで行なわれます「エコプロ2019」に出展し、より多くの皆さまに本取り組みをご紹介します。ぜひ「エコプロ2019」エプソンブースへお立ち寄りください。
【開催概要】
○名 称:エコプロ2019(第21回)
○会 期:2019年12月5日(木)~7日(土) 10:00~17:00
○会 場:東京ビッグサイト 西1~4ホール ※エプソンブース/小間番号1-049
○入場料:無料(登録制) ※公式HP https://eco-pro.com/2019/
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