閉館した丹後魚っ知館から譲り受けた標本を展示!期間限定「受け継がれし標本展」【神戸/アトア】
AQUARIUM×ART átoa(神戸市中央区新港町:以下、アトア)では、宮津エネルギー研究所水族館(京都府宮津市、愛称:丹後魚っ知館)閉館に際し、譲り受けた標本類を「丹後魚っ知館~受け継がれし標本展~」と題し、アトア3階FOYERにて、期間限定展示します。
丹後魚っ知館~受け継がれし標本展~ 概要
展示期間:2023年12月20日(水)~2024年1月28日(日)
展示場所:アトア3階 FOYER
展示内容:骨格標本 11点(ゴマフアザラシ等)
液浸標本 21点(サメハダホウズキイカ等)
乾燥標本 16点(タカアシガニ等)
はく製 6点(キングペンギン等)
観覧料:無料 ※átoa入場料が必要です
受け継がれていく想いと標本たち
宮津エネルギー研究所水族館(以下:丹後魚っ知館)は、京都府宮津市に所在し、1989年8月26日に開館し、以来34年間に渡り地域とともに歩み多くの人々から愛されてきましたが、2023年5月30日に惜しまれつつも閉館しました。
水族館の基本的な役割のひとつに「資料の収集」が挙げられます。丹後魚っ知館においても、34年間の開館期間において収集(保存)された標本類を所蔵されていました。一方、開業間もないアトアでは、まだまだ標本類の所蔵品は多くありません。閉館の報を受け、丹後魚っ知館で所蔵されている標本類を今後アトアでの展示に活用させていただきたいとの申し出にご快諾いただき、譲り受けることになりました。
今回の標本展では受け継いだ標本類を展示するだけでなく、丹後魚っ知館の皆様から伺った「標本の展示経緯」や、「標本にまつわるコラム」なども一緒にご紹介いたします。譲り受けた標本類の中には、丹後魚っ知館で長く飼育されていた個体をスタッフ自ら作成した標本もあります。様々な経緯で生まれた標本類をぜひご覧ください。
丹後魚っ知館のスタッフが見に来てくれました!
【丹後魚っち館 スタッフコメント】
吉田史子 館長:本標本展を企画されたこと、また実際に企画展を見て、思いを繋いでいただけたのだと実感しました。それぞれの標本に飼育スタッフの作成時のエピソード等が添えられているもの嬉しく思いました。今回、当館の水族館スタッフがそれぞれの道に分かれる前に職員皆で引き取っていただいた標本展示を見学に来れたことも、宮津の水族館に関わる思い出としてとても嬉しいものとなりました。
標本作成を手掛けた飼育員:自分が作った解説パネルも展示されていて、少し照れるというか恥ずかしい気持ちもありますが、キレイに展示してもらえて嬉しいです。
標本展終了後は、それぞれの標本に込められた思いや経緯も大切にしながら、今後のアトアの展示に活用していきます。ぜひこの機会に、受け継がれる想いと標本をご覧ください。
<átoa(アトア)基本情報>
・所在地:〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町7番2号
・ホームページ:https://atoa-kobe.jp
※貸切等により営業時間が変更になる場合があります。
・入場料:大人(中学生以上)2,400円、小学生1,400円、幼児(3歳以上)800円、3歳未満無料
※特定日(2023年12月23日~25日)には料金が変動します。
※来場日の1か月前からチケットの予約・購入が可能。
※入場後の滞在時間に制限はなし。再入場不可。
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