「人材確保が困難」と回答した企業の世界平均は69%、過去15年間で最も不足感が強い結果に
「人材確保が困難」と回答した日本企業は76%、2021年マンパワーグループ人材不足調査結果を発表
人材確保の難易度:世界平均54%→69%、日本88%→76%
14回目を迎える本調査は、世界42ヵ国・地域における19,046人の雇用主を対象に実施。人材不足を感じている雇用主は、前々年比15パーセント上回る69%に達し、調査開始以来、最も人材の不足感が強い結果となりました。日本では、前々年比12%ダウンの76%となり、約10年ぶりに80%を下回っています。(図1参照)
図1
※2017年、2020年は調査未実施
日本において人材確保が極めて困難なスキル:前回調査結果1位 エンジニア→今回調査結果1位 IT・データ関連
2020年以降、企業のテレワーク導入・DX推進などにより、自社システムツールの整備を急務で進める企業が増加したことで、IT・データ関連のスキルを持つ人材の需要が高まっています。しかし、労働力人口が減っていくことが想定される日本においては、人材確保の一環としてIT人材の教育・育成が求められます。デジタル時代に突入し、働き方そのものが見直されている現在、企業においては新スキルを必要とするポジションの見直しも同時に進めていくことが不可欠です。(図2参照)
世界で高まるソフトスキルの重要性:前回調査結果1位コミュニケーション、今回調査結果1位責任感、信頼性、自律性
Covid-19のパンデミック後に求められるソフトスキルとして、『自律性』や『協業力』が上位項目です。リモートワークが常態化し、柔軟な働き方を求める従業員のニーズに対応するため、企業は社員に合わせた職場環境を整えています。このような状況下では、自身のスキルアップにかかる時間を確保することを考慮しつつ、周りと業務を協業できるソフトスキルを装着することが重要です。(図3参照)
2021年人材不足に関する調査詳細
URL:https://www.manpowergroup.jp/company/r_center/w_paper/
調査概要
調査時期:2021年1月15日~1月26日
調査対象:世界42ヵ国・地域における19,046人の雇用主等(国内:1,075人の採用担当者)
調査方法:次のいずれかの方法で回答を収集。
(1) 電話による聞き取り (2) 電子メールによるアンケート
マンパワーグループ リサーチセンター
マンパワーグループは、労働市場の将来と現状を見据え、今後の変化を予測するために、定期的に労働市場の考察をおこなっています。本調査を含む各レポートの詳細については、下記URLをご確認ください。
URL:http://www.manpowergroup.jp/company/r_center/
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