集英社新書『人新世の「資本論」』斎籐幸平・著 刊行記念オンラインイベントが紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店にて開催決定!
株式会社集英社(本社:東京都千代田区)は、気鋭の経済思想家・斎籐幸平『人新世の「資本論」』を9月17日(木)に刊行いたしました。
斎藤幸平『人新世の「資本論」』(ひとしんせいのしほんろん)
定価:本体1,020円+税
発売日:2020年9月17日(木)
ISBN:978-4-08-721135-1
ページ:384P
内容紹介:人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!
刊行を記念して、斎藤幸平氏がふたつのオンラインイベントに登壇します。
それぞれ水野和夫(経済学者)、中沢新一(思想家・人類学者)両氏をゲストにお招きして、気候変動、資本主義、環境危機、エネルギー問題、そしてコロナ禍など現代の危機について議論します。
イベントタイトル:「人新世」と資本主義の終焉
著者:斎藤幸平×ゲスト:水野和夫(経済学者)
日時:2020年10月5日(月) 19:00~20:30
主催:紀伊國屋書店
参加方法:詳しくはこちらをご覧ください。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1599187761/
イベントタイトル:「人新世」の大転換
著者:斎籐幸平×ゲスト:中沢新一(思想家・人類学者)
日時:2020年11月2日(月) 19:30~21:00
主催:丸善ジュンク堂書店
参加方法:詳しくはこちらをご覧ください。
https://hon.info/s/dwRV
※いずれもオンラインでの開催となります。
●斎藤幸平氏 プロフィール
1987年、東京都生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economy (邦訳『大洪水の前に』)によって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。同書は世界五カ国で刊行。編著にベストセラー『未来への大分岐』など。
●水野和夫氏 プロフィール
1953年、愛知県生まれ。法政大学法学部教授(現代日本経済論)。博士(経済学)。埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)などを歴任。
主な著作に『資本主義の終焉と歴史の危機』、『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』、『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』など。
●中沢新一氏 プロフィール
1950年、山梨県生まれ。思想家・人類学者。現在、明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士過程満期退学。チベットで仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓する。
著書に『チベットのモーツァルト』『森のバロック』『アースダイバー』『カイエ・ソバージュ』シリーズ、『熊楠の星の時間』ほか多数。近著に『レンマ学』がある。
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