旅・旅行は地域での「消費」から「貢献」へ|「観光地を巡るだけでは物足りない」が96.9%
人生100年時代、「地域に入り込む旅」が働き方、生き方を見直すきっかけに。2025年新語・流行語大賞ノミネートを受け、おてつたびが旅・旅行の意識調査を実施
人手不足に悩む地域と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をマッチングする人材マッチングサイト「おてつたび」を運営する株式会社おてつたび(本社:東京都渋谷区、代表取締役:永岡里菜)は、2025年新語・流行語大賞ノミネートを受け、登録ユーザーを対象に「旅の価値観と人生への影響」に関する意識調査アンケートを実施いたしました。

調査背景
コト消費へのシフトやライフスタイルの多様化を背景に、旅・旅行の目的が変化しています。本調査では、旅や旅行への関心が高いおてつたびユーザーに対し、これからの旅・旅行に求める価値観と、旅・旅行が人生に与える影響について調査しました。
その結果、旅・旅行は単なる娯楽にとどまらず、「誰かの役に立つ喜び」や「新しいことに挑戦する自信」を得る機会となり、人生や働き方を見つめ直すきっかけへと、その役割が変わりつつある実態が明らかになりました。
調査サマリー
【「交流」も旅の目的に】
「観光地や名所を巡るだけの一般的な旅行」だけでなく、「地域の人と交流する旅」に96.9% が関心あり。
【価値観の移行】
旅に求めるものは「観光・消費」だけではなく、「リアルな日常(70.5%)」や「価値観の広がり(61.5%)」。
【人生への影響】
参加者の72.3%が「自身の生き方や働き方を見直すきっかけになった」と回答。
調査結果詳細
「ただ見て回るだけ」の”観光旅行だけでは物足りない”
「有名な観光地や名所を巡る一般的な旅行だけでなく、地域の人と交流したり、生活を体験するような旅に関心がありますか?」という問いに対し、96.9%(1,180人)が「はい(関心がある)」と回答しました。

【なぜ、地域と関わる旅を求めるのか?】
「関心がある理由として、当てはまるものを選んでください(複数回答可)」という問いに対し、トップは「通常の観光する旅行だけでなく、その地域のリアルな日常を知りたい(70.5%)」でした。次いで「自分の価値観や視野を広げるきっかけにしたい(61.5%)」が続き、多くの人が受動的な“消費する旅”ではなく、能動的に“地域と関わる旅”を求めていることが分かります。
第1位:その地域のリアルな日常を知りたい(70.5% / 832人)
第2位:自分の価値観や視野を広げるきっかけにしたい(61.5% / 726人)
第3位:お金を使う(消費)だけではない経験や思い出を得たい(42.6% / 503人)
第4位:自分がその地域や人の役に立つ経験をしてみたい(40.9% / 483人)

旅は「生き方の選択肢」を広げるきっかけへ
実際に「おてつたび」に参加した経験がある方に、その経験が自身に与えた影響に関して聞いたところ、72.3% が「自分の生き方や働き方を見直すきっかけになった」と回答しました。また、78.9% が「新しいことに挑戦する自信がついた」、85.4% が「自分が誰かの役に立っているという実感や喜びを感じた」と回答しました。旅先でお客様としてではなく「働き手」として地域に関わり、感謝される経験や貢献できたことの実感は、単なる思い出作りを超えて「内面の変化」をもたらしています。自信がついたり、働き方・生き方を見直すといった変化が、これからの「生き方の選択肢」を広げるきっかけとなっていると言えます。
参加者の声:おてつたびがもたらした変化※一部抜粋
今回の調査では、「おてつたび」での経験が、参加者の人生観やキャリアにどのような影響を与えたかについて、実際のエピソードや具体的な変化の声が多数寄せられました。
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「職場と家の往復だけの毎日で、何のために生きているのかと悶々としていたが、おてつたびを知り、『自分が誰かに助けられ、誰かを助けて生きている』という実感が持てた」(神奈川県 40代 女性)
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「初おてつたびで、未熟な自分に『ありがとう、また来てね』と言われ、役に立てた嬉しさや自信が持てて、日常の生活に張りがでました」(兵庫県 60代 女性)
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「大学中退し色々悩んでいた息子が、おてつたびを体験して社会復帰できました。いまもその体験が活かされ、自信を持って過ごしています」(静岡県 50代 女性)
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「仕事で災害支援に行きました。困っている方の役に立てることが自己肯定感に繋がりました」(群馬県 50代 女性)
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「定年後、旅行に出かけることが多くなりましたが、何か物足りなさを感じていました。『お客様』ではなく『働き手』として地域に関わることで、社会との繋がりを再確認できました」(京都府 70代以上 女性)
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「50代は終身雇用が当たり前で、家族のために生きるのが通常だと思っていました。でもおてつたびと出会わなければ、私の人生は後悔だらけだったかもしれません。おかげさまで今、人生をアップデートし続けています!」(奈良県 50代 女性)
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「農業という分野は初体験で、その業界ならではの工夫や苦労のお話を聞くことができ、他職種ではありますが、自身の仕事観を見つめ直すきっかけになりました」(奈良県 30代 女性)
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「60代ですが、まだまだ新たな出会いを希望しています。おてつたび仲間に出会えたことが、かけがえのない思い出となり、人生の後半が楽しみになりました」(広島県 60代 男性)
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「将来、移住か二拠点生活をしたいなと思っていますが、旅行では『生活』の部分が見えません。おてつたびで実際に働きながら暮らすことで、自分に合った場所かどうかをリアルに体験できました」(東京都 50代 女性)
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「観光客としてではなく“助っ人”として地域に入ることで、地元の方と家族のように仲良くなれました。ここが第二の故郷です」(50代 男性)
調査概要
調査主体:株式会社おてつたび
調査名 :「旅の価値観」と「人生への影響」に関する意識調査
調査期間:2025年11月21日〜11月27日
調査対象:おてつたび登録ユーザー(全年代)
回答数 :1,218人(有効回答者数)
調査方法:WEBアンケート
株式会社おてつたび 代表取締役CEO 永岡里奈 コメント

「旅=娯楽・消費」というこれまでの常識が、少しずつ変わりつつあることを実感しています。今回の調査で、約97%の方が「観光地を見るだけでは物足りない」「地域と関わる旅に関心がある」と感じていることがわかりました。その理由は、「リアルな日常を知りたい」「価値観を広げたい」という、知的好奇心や自己成長への意欲によるものです。
「誰かの役に立ちたい」「自分の経験を活かしたい」「新しい自分に出会いたい」。そんな、人生における根源的な欲求を満たす一つの選択肢として、旅先での「お手伝い(仕事)」が選ばれているのではないかと思います。
有名な観光地を巡る旅も素敵ですが、地域に入り込み、誰かと笑い合う時間や普段とは違う経験もまた、驚くほど楽しいものです。「観光」だけではない、こうした新しい旅の形も、ぜひ皆様の選択肢の一つに加えていただければ嬉しいです。
おてつたびとは
「お手伝い(短期アルバイト)」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサービスです。人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をマッチングしています。


旅行者は、現地までの交通費は自己負担となりますが、旅先で働くことで報酬を得られるため、旅行の経済的負担が軽減できます。また、地域の人々との交流を通じて、より深く地域の文化や暮らしを楽しむことができます。
地域事業者は、地域外からの働き手に対して報酬と宿泊場所(寮など)を提供することで、全国各地からの働き手を集めることができ、交通費の支給も不要です。募集期間は最短1泊2日から最長2ヶ月未満まで対応でき、就業期間や勤務時間、業務内容なども柔軟に設定できます。さらに、働き手が休日や空き時間を利用して地域を観光することで、地域経済の活性化も期待されます。
「おてつたび」が目指す未来
地域が抱える“人手不足”という課題を「新たな旅の目的地」として地方への新しい人の流れを生み出しています。地域で働くことを通じて、地元の人々と出会い、観光を超えた深い交流を経験します。こうした一つひとつの出会いが、やがて地域に継続的なファン(関係人口)を生み出すと考えています。

私たちは、人材サービスだけに留まらず、日本全体として人口減少が進む中、一人が何役にもなりながら人・資源・お金が循環するエコシステムの構築を目指しています。
取材について|全国で実地中
「おてつたび」は、新しい旅のスタイルと繁忙期の人材確保の手段として、より多くの方に知っていただきたいと考えております。日本全国で実施しておりますので、ご興味のある方は、ぜひ下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。企画段階でのご相談もお待ちしております。
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社おてつたび
広報PR担当:早川健星
TEL:08050105175
Email:info@otetsutabi.com
会社名 :株式会社おてつたび
代表者 :代表取締役CEO 永岡里菜
所在地 :(東京オフィス)〒151-0053 東京都渋谷区代々木3丁目31-12
(静岡オフィス)〒430-0907 静岡県浜松市中区高林1丁目8-43
設立 :2018年7月
資本金:70,286,500 円
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