「朝課外」廃止に伴う新しい取り組みは「特にない」が約6割、「朝自習」「7時限目」「補習授業」が追加されたという回答も
~生徒の半数が「自習時間・自習場所の確保」「先生からの学習アドバイス」を授業外の取り組みとして求める~
※「朝課外」とは、九州地方の高等学校で早朝に行われている課外授業のことを指します。
① | 「朝課外」の参加は必須参加・任意参加がほぼ同数。一方で、「任意だけど半強制で参加」という声も散見される。 |
② | 「朝課外」の授業形式は「通常授業と同じ」、具体的な学習内容は「教科書に沿った学習」が主流で、通常授業と変わらない傾向に。 |
③ | 「朝課外」が廃止になった高校では、新しい取り組みは「特にない」という回答が約6割。「朝自習」「7時限目」「補習授業」が新たに始まったという声も。 |
④ | 授業外で「自習時間・自習場所の確保」「先生からの学習アドバイス」を約半数の生徒が求める。 |
◆本調査の概要
- 調査対象 : 九州地方の高校に通う「Studyplus」ユーザー
- 回答者 : 762名
- 調査方法 : インターネット調査
- 調査時期 : 2023年2月10日〜2月13日
※回答者の内訳
- 都道府県別 :福岡県331名、鹿児島県123名、沖縄県88名、熊本県72名、宮崎県66名、大分県29名、長崎県28名、佐賀県25名
- 高校区分別 :国公立574名(国立3名・公立571名)、私立188名
- 高校タイプ別:普通科685名、専門学科62名、総合学科15名
- 学年別 :高校1年生297名、高校2年生460名、高校3年生5名
※本リリースにおけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
※本リリースで発表した調査結果について、詳細をまとめたデータ(PDFデータ60ページ程度)をご希望の方は、以下よりお申し込みください。
https://forms.gle/SiwzKNKN5Q7Hrvvy7
【調査項目】
・「朝課外」の参加は、必須ですか?任意ですか? or 必須でしたか?任意でしたか?
※「朝課外」が「ある」もしくは「入学してからしばらくはあったが、途中で廃止された」と回答した生徒に質問。
【回答】
・必須参加が46.0%、任意参加が45.6%とほぼ同数に。
・一方で、その他の回答を見ると「任意参加であるものの半強制」という回答が多く見られた。
以下、一部回答の抜粋。
「任意ですが、場合によっては授業を進められることもあり、辞めたくても辞めにくいと言っている人が多いです。ただ学年が下になるにつれて、強制力は弱くなってきているように感じます。また、時期によっては、選択制で受けたい内容の朝課外を選べたりもします。」
「任意だが授業が進むため参加しないと勉強についていけなくなるため、ほぼ強制参加。」
「参加するかしないかの投票はあるものの、雰囲気的に全員参加。参加しないに丸をつけている人を見たことがない上、遅刻でないかぎり休んでいる人を見たことがない」
・学校区分別で確認すると、以下のような結果が得られている。
都道府県 | 必須参加 | 任意参加 | その他 |
長崎県(n=4) | 100.0% | 0.0% | 0.0% |
大分県(n=14) | 92.9% | 7.1% | 0.0% |
佐賀県(n=11) | 90.9% | 9.1% | 0.0% |
沖縄県(n=83) | 89.2% | 9.6% | 1.2% |
鹿児島県(n=109) | 75.2% | 17.4% | 7.3% |
熊本県(n=53) | 45.3% | 37.7% | 17.0% |
宮崎県(n=63) | 27.0% | 49.2% | 23.8% |
福岡県(n=272) | 20.6% | 72.8% | 6.6% |
高校区分 | 必須参加 | 任意参加 | その他 |
国公立(n=472) | 39.8% | 51.5% | 8.7% |
私立(n=137) | 67.2% | 25.5% | 7.3% |
【調査項目】
・「朝課外」で行われている授業は、どのような形式ですか?
・「朝課外」での具体的な学習内容を教えてください。
※「朝課外」が「ある」もしくは「入学してからしばらくはあったが、途中で廃止された」と回答した生徒に質問。
【回答】
・授業形式は、「通常授業と同じ」が約8割。
・学習内容は「教科書に沿った学習」が約6割、「大学受験対策」が約半数。
・通常授業と同じような形式、内容が実施されている傾向。
【調査項目】
・「朝課外」が廃止になってから、高校で新しくはじまったことがあれば教えてください。
※「朝課外」が「入学してからしばらくはあったが、途中で廃止された」と回答した生徒に質問。
【回答】
・「特にない」が6割以上で多数。
・「朝自習」「7時限目」「補習授業」が新たにはじまったという回答も。
【調査項目】
・「朝課外」のような通常授業外の取り組みについて、学校でどのような取り組みがあると嬉しいですか? ※全生徒に質問。
【回答】
・「自習時間を確保してほしい」「自習場所を確保してほしい」が約半数。
・「自分の勉強状況に関して、先生から定期的なアドバイスがほしい」という回答も約半数に。
本調査結果については、Studyplusトレンド研究所の公式サイトでも紹介しています。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20230330
■学習管理アプリ「Studyplus」 概要
「Studyplus」は、日々の勉強を記録・可視化し、ユーザー同士でシェアして励まし合うことができる学習管理アプリです。
ユーザーの自己調整学習、学習モチベーションの維持・向上をサポートします。
累計会員数700万人以上、大学受験生の2人に1人が利用しています。https://www.studyplus.jp/
※アプリダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id505410049
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.studyplus.android.app
■教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」 概要
スタディプラスが提供する「Studyplus for School」は、生徒と先生を学習管理アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々の学習ログを先生が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォームです。紙の教科書や参考書からデジタルの映像教材や演習教材まで、あらゆる学習ログを一元化・可視化することで、先生の業務負荷を軽減しながら、生徒一人ひとりの学びの個別最適化をご支援します。文部科学省CBTシステム「MEXCBT」と接続する学習eポータル。
2023年4月より大幅リニューアルし、生徒の入室、出席、予定、成績などの管理や、保護者・生徒との連絡など、多岐にわたる業務をデジタル化できる「教室管理システム」と、AIドリルを生徒に配信できる「教材配信システム」が使える無料プランの提供を開始。
現在、全国の学校や学習塾など約1,500校以上に導入されています。
https://for-school.studyplus.co.jp/
■「Studyplusトレンド研究所」 概要
「Studyplusトレンド研究所」は、日本最大級の学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーを通じて、次代を担う若者の「いま」を見つめるための研究所です。
若者の学校生活や学習・受験といった側面から、好きなアーティストや消費行動といった生活者の側面まで、これからの新しい時代の「トレンド」を研究していきます。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/
■スタディプラス株式会社 概要
- 所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
- 代表取締役:廣瀬高志
- 事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
- 設立:2010年5月20日
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