Booost、サステナブルコミュニティ代表理事 山路氏を迎え社内特別講座「サステナビリティ・ディスカッション」を開催

「SXの本質的定義とは何か」をテーマに約100名のメンバーで議論

　統合型SXプラットフォーム「サステナビリティERP（※1）」の提供と「サステナビリティ2026問題」の提唱により、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション（SX）（※2）の加速を支援するBooost株式会社（東京都品川区、代表取締役：青井宏憲　以下 当社）は、2025年5月14日（火）に、社内特別講座「サステナビリティ・ディスカッション」を開催しました。

　本講座では、一般社団法人サステナブルコミュニティ代表理事の山路祐一氏を講師に迎え、サステナビリティ領域における国内外の最新トレンドや、業界構造の変化、企業としての競争優位の築き方について講演いただきました。

　当社では、SXの実現に向けた人材育成を中核テーマと位置付け、定期的に有識者を招いた社内講座を開催しています。加えて、サステナビリティ・リーダーが集う日本最大級のコミュニティSLCの運営等を行っており、これらを通じて、「サステナビリティ2026問題」や最新のサステナビリティに関する動向の共有、意見交換の場を定期的に設けています。今後も社内外の多様な知見を積極的に取り入れながら、SX推進の先導役として社会的インパクトの創出に取り組んでまいります。

■ 講演サマリー

　講演冒頭では、山路氏がこれまで携わってきた非財務情報開示、ガバナンス、マテリアリティ特定といった領域の実務経験、そして約800名が参加する実務者ネットワーク「サステナブルコミュニティ」の運営について紹介されました。自らを「情報開示屋」と称する山路氏は、これまでの支援事例を交えながら、“情報開示と経営の接続”の重要性を力強く訴えました。

　続くメインパート「サステナビリティ業界構造とBooostの勝ち筋を探る」では、サステナビリティ業界の構造を、規制や基準策定を担う“上流”、導入・実行支援を担う“中流”、そして評価・報告・改善を担う“下流”という三層で整理し、国内外の主要プレイヤーの分布を俯瞰しました。その中で、当社が位置づけられる「中流」における市場ポジションに加え、今後の事業成長に不可欠な戦略的ポイントについても、多角的かつ実践的な視点から分析が行われました。また、「SXの守りから攻めへ」という視点においては、サステナビリティERP等の導入後の次フェーズとして、取得した実データを活用した戦略・組織支援ビジネスの可能性が示されました。

　後半の質疑応答・ディスカッションでは、「サステナビリティ推進室の役割は経営とどう結びつくべきか」「開示業務を単なる作業に終わらせないためには何が必要か」「SXの本質とは何か」など、実務に即した深い問いが飛び交いました。参加メンバー一人ひとりが自社の状況を重ね合わせながら、SXと向き合う意義を再認識する貴重な機会となりました。

　現在Booostでは、サステナブル人材育成の観点から社内講座やSLCの運営を行っており、人類史上最大の課題へ共に挑むBooosterを募集しています。

※Booost RECRUIT

■ 登壇者プロフィール

一般社団法人サステナブルコミュニティ　代表理事　山路 祐一氏

　大学卒業後、印刷会社とIR支援会社にて、統合報告書やサステナビリティレポートなど上場企業のレポーティングおよび非財務情報開示支援業務に11年従事。その後、製造業でのサステナビリティ推進業務を約5年経験し、現在もサービス業にてサステナビリティ推進業務を担当。2020年5月に任意団体サステナブルコミュニティを設立し、2023年5月一般社団法人サステナブルコミュニティ代表理事に就任。

■ ｢日本をサステナビリティ・トランスフォーメーション先進国へ」プロジェクトについて

　Booostでは、サステナビリティ情報の開示義務化にあたって、多くの企業で着手が遅れており、その危機感も不足しているため、このままでは企業価値の低下につながってしまう懸念がある差し迫った状況であることを「サステナビリティ2026問題」と提起し、その解決を図るための支援を行っております。詳細は「日本をサステナビリティ・トランスフォーメーション先進国へ」プロジェクトサイトをご覧ください。

「日本をSX先進国へ」プロジェクトサイト(賛同企業募集中)

■ 一般社団法人サステナブルコミュニティについて

　サステナブルコミュニティは2021年春、Twitterで集まった有志により立ち上がったコミュニティです。サステナビリティに関する様々なテーマについて情報を交換し合い、学び合う活動を通して、サステナビリティに携わるコミュニティメンバーの相互学習とエンパワーメントを達成し、Build Forward Better*の実現に貢献します。

※SDGsの達成に向けて社会を前進させる、後戻りせず前に向けて改善、改革行動を積み重ねる

ホームページ：https://sustainablecom.org/

■Sustainability Leadership Community（SLC）について

　オンラインプラットフォーム「サステナSNS」を用いた日々の交流や、リアルでのコミュニティイベント等でのネットワーキングを通して、サステナビリティに関わる広範なリテラシーを高め合い、持続可能な社会・経済への構造的変革を本格的に目指します。

リアルでのコミュニティイベントでは、基調講演やパネルディスカッション、懇親会を通じて、最新の事例や日頃の業務に関する情報交換、課題の共有等のネットワーキングを行っています。

SLCホームページ： https://booost-tech.com/slc

入会する

参加のメリット：

• 本領域で活躍する業界人と繋がり最新の情報が得られる

• サステナビリティ経営・戦略のベストプラクティスを吸収できる

• 他業種の経営企画・ESG推進部門とのネットワークを作れる

■ Booost株式会社について

　当社は、国際開示基準に準拠し、環境、社会、ガバナンス等の1,200以上のデータポイントに対応したサステナビリティ情報の収集、集計の自動化および、リアルタイムでのモニタリングを可能とする統合型SXプラットフォーム、サステナビリティERP（※1）「booost Sustainability」の開発提供を行っています。「booost Sustainability」は、グローバルに対応したデータガバナンス機能を搭載しており、グループやサプライチェーンを含む組織において多階層の承認フローの実装が可能であるほか、第三者保証等にも対応すべく設計したプラットフォームであり、サステナビリティ情報の開示に向けて発生する各業務を効率化・最適化する機能をフェーズ毎に包括的に提供しています。提供開始以降、大企業を中心に、85ヶ国以上、約2,000社192,000拠点以上（2025年2月時点）に導入されています。

　また、サステナビリティコンサルティング事業も展開しており、SX（サステナビリティ・トランスフォーメーション）領域において、企業のプロジェクト推進に伴走し企業価値向上に貢献しています。

＜会社概要＞

会社名： Booost株式会社

所在地： 東京都品川区大崎一丁目6 番4 号新大崎勧業ビルディング10階

設 立： 2015年4月15日

代表者： 代表取締役 青井 宏憲

資本金： 18億円（資本剰余金を含む）/2025年2月時点

事業内容： 「booost Sustainability」の開発運営

　　　　　・サステナビリティコンサルティングサービスの提供

コーポレートサイト：https://booost-tech.com/
「booost」および「BOOOST」は、booost technologies株式会社の登録商標です。

（※1）サステナビリティERP「booost Sustainability」は、自社およびサプライヤーのサステナビリティ情報を管理する“統合型SXプラットフォーム”です。国際開示基準に準拠した環境、社会、ガバナンス等の1,200以上のデータポイントに対応したサステナビリティ関連情報の収集、集計を自動化し、リアルタイムでのモニタリングを可能にします。グローバルに対応したデータガバナンス機能を搭載しており、グループやサプライチェーンを含む組織において多階層の承認フローの実装が可能であるほか、第三者保証等にも対応すべく設計したプラットフォームであり、サステナビリティ関連情報の開示に向けて発生する各業務を効率化・最適化する機能をフェーズ毎に包括的に提供しています。提供開始以降、80ヶ国以上、大企業を中心に約2,000社（186,000拠点以上。2024年10月末時点）に導入されています。

（※2）サステナビリティ・トランスフォーメーション（SX）とは

社会のサステナビリティと企業のサステナビリティを「同期化」させていくこと、及びそのために必要な経営・事業変革（トランスフォーメーション）を指す。「同期化」とは、社会の持続可能性に資する長期的な価値提供を行うことを通じて、社会の持続可能性の向上を図るとともに、自社の長期的かつ持続的に成長原資を生み出す力（稼ぐ力）の向上と更なる価値創出へとつなげていくことを意味している。（出典：伊藤レポート3.0）