神奈川県、エネコートテクノロジーズと「脱炭素化促進のためのペロブスカイト太陽電池の普及に関する連携協定」を締結

日揮HD

日揮ホールティングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤 雅之)は、国内EPC事業会社である日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田 昇司 以下「日揮」)が、2023年12月19日付けで、神奈川県および株式会社エネコートテクノロジーズ(以下、「エネコート」)と「脱炭素化促進のためのペロブスカイト太陽電池の普及に関する連携協定」を締結しましたので、お知らせします。これは、神奈川県の脱炭素化に向けて、ペロブスカイト太陽電池の実用化および普及を目指すものです。

気候変動という地球規模の課題に対し、再生可能エネルギー発電への注目が高まっています。これまで、太陽光発電においてはシリコン系太陽電池が主に使用されてきましたが、新たな太陽電池としてペロブスカイト太陽電池が注目されています。ペロブスカイト太陽電池はシリコン系太陽電池と同等な発電効率であるほか、薄型・軽量・フレキシブルな特長を持つことから、シリコン系太陽電池では設置が困難だった場所での太陽光発電への活用が期待されています。

日揮は、ペロブスカイト太陽電池の材料技術や成膜技術を有するエネコートに対し、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「JGC MIRAI Innovation Fund」を通じて2022年から投資してきました。また、エネコートなどとともに2024年初春から北海道苫小牧市の物流施設における実証試験の実施を決定するなど、ペロブスカイト太陽電池の社会実装の早期実現に向けた取り組みを推進しています。

このたび神奈川県、日揮およびエネコートが締結した「脱炭素化促進のためのペロブスカイト太陽電池の普及に関する連携協定」の内容は次のとおりです。

1.連携協定の目的

・ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた技術開発、実証及び環境整備

・ペロブスカイト太陽電池の普及啓発・情報発信

2.3者の主な役割

神奈川県

ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた実証場所の調整・提供及び県有施設への導入の検討

日揮

ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた実証設備の設置及び発電システムの設計・施工

エネコート

実証に必要なペロブスカイト太陽電池*の提供及び実証で得られたデータを活用したペロブスカイト太陽電池の開発
*この成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の結果得られたものです。

日揮グループは、パーパスである“Enhancing planetary health” を道標に、脱炭素社会の実現に向けて、ペロブスカイト太陽電池の持つ可能性を広く模索してまいります。

連携協定締結式の様子
左:       株式会社エネコートテクノロジーズ 代表取締役 加藤尚哉
中央:    日揮株式会社 代表取締役社長執行役員 山田昇司
右:       神奈川県知事 黒岩祐治

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://www.jgc.com/
業種
建設業
本社所在地
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111
代表者名
佐藤 雅之
上場
東証1部
資本金
236億1173万円
設立
1928年10月