東洋インキの剥離リサイクル技術が採用されたつめかえパックが「2025日本パッケージングコンテスト」で最高賞「ジャパンスター賞」を受賞
~リサイクル性を向上させたつめかえパックをライオン株式会社と共同開発~
artienceグループの東洋インキ株式会社(代表取締役社長:安田 秀樹)とライオン株式会社(代表取締役兼社長執行役員:竹森 征之)とが共同開発した『ルックプラス バスタブクレンジング クリアシトラスの香り つめかえ用大サイズ』のつめかえパックが、公益社団法人日本包装技術協会主催「2025日本パッケージングコンテスト」において最高賞である「ジャパンスター賞」のうち、「経済産業省脱炭素成長型経済構造移行推進審議官賞」を受賞しました。

ほとんどのプラスチック製パッケージには、品名や成分、注意事項などの表示のほか、意匠性を高める目的でインキによる印刷が施されています。さらに、食品のパッケージや洗剤等トイレタリー商品のつめかえパックなどのフィルムパッケージは、用途ごとに異なる要求性能を確保するために、多くの場合は異素材のフィルムを接着剤で貼り合わせた積層構成になっています。
パッケージに欠かせないこの「印刷インキ」と「接着剤」は、プラスチックから簡単に剥がれないように設計されているためリサイクル工程で除去することが難しく、高品質な再生プラスチックを取り出すことができないため、再生プラスチックの使用先も限られていました。この度ライオン株式会社と共同開発したつめかえパックはこの積層フィルムからリサイクル可能な単一材料を効率的に回収する「剥離リサイクル技術」を実用化したものです。今回の受賞は、容器の品質を保ちながら、容器に使用している複数の素材を容易に剥離することができる接着剤を採用することで、リサイクル可能な「ポリエチレンフィルム」を単一材料として効率的に回収可能にした点が、環境に配慮したとして高く評価されました。
本取り組みの詳細につきましては、以下のリリースをご覧ください。
東洋インキの剥離リサイクル技術がライオン株式会社のつめかえパックに採用
https://www.artiencegroup.com/ja/news/2024/24102101.html
パッケージ用のインキと接着剤で国内トップシェアのartienceグループは、インキと接着剤を剥がす技術の確立とリサイクルシステムの構築により、これからも使用済みプラスチックの再資源化への取り組みを強化してまいります。
日本パッケージングコンテストについて
公益社団法人日本包装技術協会が主催するコンテストで、時代と社会の要請に対応した、生活文化に優れたパッケージングとその技術の開発普及を目的に、1967年から開催され2025年で47回目を迎えます。審査員は実物を手に取り、材料、設計、技術、環境対応などあらゆる側面から評価し、最高賞のジャパンスター賞をはじめ、包装技術賞、包装部門賞が選定されます。本年は、ジャパンスター賞12件、包装技術賞6件、包装部門賞13件が選定されました。
入賞作品には、商品へのGP(GOOD PACKAGING)マークの使用が認められる他、2025年10月開催予定の展示会「暮らしの包装商品展2025」で一般公開され、さらに世界各国の入賞作品が集まる世界包装機構主催の「ワールドスターコンテスト」への出品資格も与えられます。
関連ページ
パッケージリサイクルソリューション
https://www.artiencegroup.com/ja/products/solution/recycle/package.html
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