米国アラバマ州のバリー火力発電所向け 天然ガス焚きGTCC発電設備を受注

最新機種のM501JAC形ガスタービンを中核とする出力72万kW級設備

◆ 三菱パワーとブラック&ヴィーチ社によるターンキーEPCを提供、2023年に運転開始予定
三菱パワーは、米国のアトランタ(ジョージア州)に本拠を構える大手電力・ガス会社のサザンカンパニー(Southern Company)が傘下に置く発電事業会社のアラバマ・パワー社(Alabama Power)がアラバマ州で運営するバリー火力発電所(James M. Barry Electric Generating Plant)向けに、72万kW級の天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注しました。主力最新機種である空気冷却方式のM501JAC(J-series Air-Cooled)形ガスタービン1基を中核とするもので、2023年の運転開始を予定しています。

このGTCC発電設備は、M501JAC形ガスタービンのほか、蒸気タービンおよび排熱回収ボイラーを備えており、当社は、ミズーリ州の大手エンジニアリング会社であるブラック&ヴィーチ社(Black & Veatch Holding Company)と共同でターンキー方式でのEPC(設計・調達・建設)取りまとめを手掛けます。今回採用されたJAC形ガスタービンは、タービン入口温度1,600℃を実現したJ形ガスタービンをベースに、世界で初めて強制空冷式燃焼器を導入し、さらなる高効率化と運用改善をはかったもので、排熱利用による蒸気タービン発電との複合サイクルにより発電効率64%、信頼性99.5%に達します。

今回の契約に際し、アラバマ・パワー社のシニアバイスプレジデント兼シニアプロダクションオフィサーであるJim Heilbron(ジム・ヒルブロン)氏はその意義を次のように説明しています。「三菱パワーのJAC形ガスタービンの実績ある性能と費用対効果の高い稼働率は、顧客が必要とするときに、安全・クリーンで信頼性が高く手頃な価格の電力を提供するという当社の使命に合致しています」。一方、ブラック&ヴィーチ社は、1915年の創業でEPC取りまとめ事業を世界規模で展開しています。同社のグローバルパワー事業プレジデントであるMario Azar(マリオ・アザール)氏は次のように述べています。「高度なタービン設備を伴う工事を手掛けた当社の豊富な経験と、当社のこれまでの高い信頼性により、高品質で高効率なプロジェクトを実現します」。

現地窓口である三菱パワー・アメリカ(Mitsubishi Power Americas, Inc.)の社長兼CEOであるPaul Browning(ポール・ブローニング)は「当社はブラック&ヴィーチ社と協力し、顧客のニーズを満たし、アラバマ州全域の経済を支えるというアラバマ・パワー社の使命を支援しています」と述べています。

三菱パワーは、高効率で環境に優しいGTCC発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの脱炭素化を促進することで地球環境の保全に貢献していきます。
 

JAC形ガスタービンJAC形ガスタービン

調印式の様子調印式の様子

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