日立システムズと三井物産セキュアディレクション、サイバーセキュリティ領域で協業を開始

AI時代の高度化するサイバー攻撃とセキュリティ人材不足に対応し共同SOCサービスの提供をはじめ包括的なセキュリティサービスを強化

株式会社日立システムズ

株式会社日立システムズ セキュリティサービス事業部 マネージドセキュリティサービス本部 本部長 小長谷大祐(左)と三井物産セキュアディレクション株式会社 アドバンスドサービス事業本部 執行役員 稲垣武志(右)

 株式会社日立システムズ(以下、日立システムズ)と三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、MBSD)は、サイバーセキュリティ事業における協業を開始します。

 本協業により、日立システムズが持つコンサルティングから構築・運用・保守までのITサービスをワンストップで全国のお客さまに提供する力と、MBSDが持つ高度な脆弱性解析・リサーチ能力を組み合わせ、全国のお客さまの事業継続を強力に支援してまいります。

 具体的には、AI技術の発展によって複雑化するサイバーセキュリティ環境において、日立システムズとMBSDのセキュリティ人財が連携し、AIセキュリティサービスを開発していきます。なお、協業の第1弾として、2026年7月に両社が共同運営するSOC*1サービス(共同SOCサービス)である「Fusion SOCサービス」を立ち上げ、サービス提供を開始しています。

*1  Security Operation Center

 

背景

 サイバー攻撃の高度化とセキュリティ人材不足が深刻化、お客さまのサプライチェーンを守るため企業の枠を超えた連携が急務に

 近年、AI技術の急速な発展に伴い、サイバー攻撃者が攻撃プロセスにAIを悪用するケースが急増しており、サイバー脅威はこれまでにないスピードと規模で深刻化しています。また、企業の業務効率化やDX推進において「AIエージェント」の活用が急速に進む一方、これら自体が新たな「攻撃面(アタックサーフェス)」となっており、これに対するセキュリティ対策の確立が急務となっています。さらに、サイバー攻撃の標的は、セキュリティ対策が進む企業を避け、その取引先やグループ会社などの脆弱な繋ぎ目を経由してシステムへ侵入する「サプライチェーン攻撃」へとシフトしています。

 AIの悪用によってこの攻撃はさらに巧妙化しており、一社単独の防御ではなく、取引先を含めたサプライチェーン全体を守る実効的な対策が急務となっています。これらを支える高度なセキュリティ人材の不足が深刻化する中、企業の枠を超えて連携し、各社の知見を組み合わせた強固な防衛体制の構築が強く求められています。

 

本協業の概要

 日立システムズは、日立グループの一員として、長年にわたり社会インフラ保守に携わり蓄積してきた豊富なドメインナレッジを有し、コンサルティングから構築・運用・保守までのITサービスをワンストップで全国のお客さまに提供しています。セキュリティ事業においては、NIST CSF*2に基づきお客さまの業務視点でサービスを体系化し、SOCを中心としたMSS(マネージドセキュリティサービス)と、高度な運用自動化ノウハウを有しています。

 一方MBSDは、情報セキュリティのプロフェッショナルとして、予防的対策から発見的対策、インシデント発生時の対応を、幅広く支援しています。特に、経験豊富なセキュリティアナリストを擁し、脅威インテリジェンスの収集・分析、高度な脆弱性解析やリサーチ能力において高い実績と知見を有しています。

 今回の協業により、日立システムズの強みである「ドメインナレッジ×AI」とMBSDの強みである「高度な脅威検知力 × 卓越したアナリスト分析力 × 脅威インテリジェンス収集・発信力」を掛け合わせて双方の強みを活かした共同SOCサービスの体制を確立します。

 共同SOCサービスをもとに、AI時代の高度なサイバー脅威からお客さまのサプライチェーンを守る新たなセキュリティサービスを日立システムズが持つサービス提供体制を通じて、全国のお客さまへ、幅広く提供します。

*2 NIST(National Institute of Standards and Technology, アメリカ国立標準技術研究所)より公開されたサイバーセキュリティフレームワーク

今後の展望

監視・分析・対応を一体化した高度なセキュリティ運用体制の構築を進め、フルスタックサービスを提供

 今回開設した共同SOCサービスの高度化を進め、予防・検知・分析・対応・復旧を切れ目なく提供できるフルスタックサービスを提供することで、お客さまの事業継続性の確保と持続的な成長に貢献します。

日立システムズ ビジネス&クラウドサービス事業グループ 副グループ長 吉田 貴宏のコメント

 このたびのMBSDとのセキュリティ分野における戦略的協業を大変嬉しく思います。

グローバルかつ複雑に絡み合う現代のサプライチェーンにおいて、サイバー脅威からビジネスを守り抜くためには、日々膨大化するセキュリティログをいかに迅速かつ正確に処理するかが鍵となります。そのためには、AIを活用したセキュリティ運用の高度化・自律化が不可欠です。

 日立グループには長年にわたり社会インフラを支える中で培ってきたドメインナレッジがあります。そして日立システムズが提供する高品質なマネージドサービスに、MBSDの卓越したセキュリティ分析力と、先進のAI技術を組み込むことで、

脅威の検知から対処までを高度化させた、AI時代の一歩先を行くセキュリティ運用サービスをお客さまへお届けいたします。

強力なパートナーであるMBSDとともに、日本の社会インフラのセキュリティを2社で支え、お客さまのサプライチェーン全体のサイバーレジリエンスを強化することで、お客さまが不測の事態に揺らぐことなく、持続的な成長とイノベーションに挑戦できる環境を支えてまいります。

三井物産セキュアディレクション 代表取締役社長 鈴木 大山のコメント

 三井物産セキュアディレクションは、日立システムズとのセキュリティ分野における戦略的協業により、全国のお客さまへこれまで以上に高度かつ先進的なサービスを提供できることを大変意義深いものと考えております。

 近年、サイバー脅威は高度化・巧妙化の一途をたどり、従来型の監視や対策だけでは対応が困難となっています。

 三井物産セキュアディレクションがサイバーセキュリティの専門企業として培ってきた監視・分析・対応におけるサイバーセキュリティの知見、さらに日立システムズが有するシステムの設計・構築から運用・保守・工事までを一貫して担う体制を融合することで、従来以上に横断的かつ一体的に支えるセキュリティサービスの提供を実現します。

 本協業を通じて、フロンティアAIによる脅威検知の高度化や分析・対応の迅速化を図り、お客さまの重要な情報資産と事業を守るとともに、事業継続性の確保ならびに持続的な成長に貢献してまいります。

「Fusion SOCサービス」について

https://www.hitachi-systems.com/solution/s0313/fusionsoc/index.html

日立システムズについて

 日立システムズは、日立グループの社会イノベーション事業を支える企業として、 サステナビリティ経営を推進し、システム開発から運用・保守・工事までをワンストップで提供しています。現場で培ったドメインナレッジとAIを掛け合わせたDXサービスや安心・安全なデジタル環境を実現するマネージドサービスを通じて、お客さまの企業価値向上に貢献します。そして、お客さまとともに社会課題を解決することで、企業理念に掲げる「真に豊かな社会の実現に貢献」してまいります。

 詳細は https://www.hitachi-systems.com/ をご覧ください。

三井物産セキュアディレクション株式会社について

 2001年にサイバーセキュリティの専門会社として設立、ペネトレーションテスト/TLPT/レッドチーム、Webアプリケーション/ネットワーク脆弱性診断などの各種診断サービス、マルウェア解析、統合ログ監視/Managed XDRサービスなどの高度なセキュリティ技術サービス、コンサルティングサービス、そして、AIセキュリティに関するサービス(AIシステムに対する脆弱性診断、アドバイザリ、研究開発)などを提供し、日本有数の高度セキュリティ技術人材が多数在籍する企業です。

 詳細は https://www.mbsd.jp/ をご覧ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社日立システムズ

21フォロワー

RSS
URL
https://www.hitachi-systems.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区大崎1-2-1
電話番号
03-5435-7777
代表者名
渡邉 岳彦
上場
未上場
資本金
191億6200万円
設立
1962年10月