単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は1.60倍 スポットワーカーの平均時給は1,085円、通常のバイト時給より20円安い-スポットワークマーケットデータレポート(2022年1月度版)-
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所( https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について、定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表していきます。
本レポートでは、2022年1月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
本レポートでは、2022年1月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
トピックス
1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2022年1月度求人倍率は1.60倍
2.新規ワーク数は対前年比で+85.9%。主要職種では倉庫内軽作業が+258.4%と伸び率が高い
3.スポットワーカーの平均時給は1,085円。通常のアルバイト平均時給より20円安い
■はじめに~スポットワークマーケットデータレポートとは
・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。
・マーケットの現状
個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。
■1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2022年1月度求人倍率は1.60倍
2022年1月度のスポットワーク求人倍率は1.60倍。前月から0.91ポイント減。12月から翌1月にかけて大きく下落する例年どおりの傾向がみられますが、前年からは0.55ポイント増加。特に求人数が大きく伸長(前年比+171.1%)し、ビフォーコロナの2020年1月とほぼ同水準まで回復しています。
景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は58,743件。対前月で-23.9%、対前年で+85.9%となっています。主要職種の伸び率をみると、倉庫内・軽作業が14,628件で、昨年4,082件から約3倍(対前年+258.4%)となる大きく伸びを見せています。
2022年1月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1,085円。前月から-38円、前年から+5円。通常のアルバイト平均時給1,105円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)と比較して20円安くなり、前月比較差(+8円)から反転しました。主要職種で比較すると、倉庫内・軽作業ではスポット1,131円、アルバイト1,085円と、依然スポットワークの時給が高い傾向(比較差+46円)が続いています。
総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2021年(令和3年)10~12月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」
※レポート全文はこちらよりご確認くださいませ。
https://prtimes.jp/a/?f=d4558-20220328-24397633a263ca21e8427b867d9adf1a.pdf
■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)がある。
■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査③】全国の時給で働く人1000人調査
コロナで仕事が減った人は5割に!4月からさらに影響が甚大に!
https://tsuna-ken.com/research_report/20200525_1955/
【コロナ影響を紐解く調査④】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html
【ウィズコロナの多様な仕事観調査①】若年正社員に聞いた収入面から考える就業意識調査
コロナで年収が減った若手社員の8割、女性では9割が収入増を目指す!
https://tsuna-ken.com/research_report/income_corona/
【ウィズコロナの多様な仕事観調査③】フードデリバリー就業意識調査Vol.2
働く時間は月50時間まで!収入は5万円まででOK! フードデリバリーの仕事は、空いた時間を活かして稼ぎたい志向が鮮明に!
https://tsuna-ken.com/report/20200828_1984.html
【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田(わだ) tsuna-ken@tsunagu.co.jp
■会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階
代表者:代表取締役社長 米田 光宏
資本金:688,652千円
従業員数:641名/グループ合計(2021年10月1日現在)
URL:https://tghd.co.jp
1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2022年1月度求人倍率は1.60倍
2.新規ワーク数は対前年比で+85.9%。主要職種では倉庫内軽作業が+258.4%と伸び率が高い
3.スポットワーカーの平均時給は1,085円。通常のアルバイト平均時給より20円安い
■はじめに~スポットワークマーケットデータレポートとは
・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。
・マーケットの現状
個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。
■1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2022年1月度求人倍率は1.60倍
2022年1月度のスポットワーク求人倍率は1.60倍。前月から0.91ポイント減。12月から翌1月にかけて大きく下落する例年どおりの傾向がみられますが、前年からは0.55ポイント増加。特に求人数が大きく伸長(前年比+171.1%)し、ビフォーコロナの2020年1月とほぼ同水準まで回復しています。
■2.新規ワーク数は、対前年比で+85.9%。主要職種では倉庫内軽作業が約3倍まで伸長
景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は58,743件。対前月で-23.9%、対前年で+85.9%となっています。主要職種の伸び率をみると、倉庫内・軽作業が14,628件で、昨年4,082件から約3倍(対前年+258.4%)となる大きく伸びを見せています。
■3.スポットワーカーの平均時給は1,085円。通常のアルバイト平均時給より20円安い
2022年1月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1,085円。前月から-38円、前年から+5円。通常のアルバイト平均時給1,105円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)と比較して20円安くなり、前月比較差(+8円)から反転しました。主要職種で比較すると、倉庫内・軽作業ではスポット1,131円、アルバイト1,085円と、依然スポットワークの時給が高い傾向(比較差+46円)が続いています。
出典)単発バイト求人サイト「ショットワークス」2018年1月~2021年12月データ
総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2021年(令和3年)10~12月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」
※レポート全文はこちらよりご確認くださいませ。
https://prtimes.jp/a/?f=d4558-20220328-24397633a263ca21e8427b867d9adf1a.pdf
■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)がある。
■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査③】全国の時給で働く人1000人調査
コロナで仕事が減った人は5割に!4月からさらに影響が甚大に!
https://tsuna-ken.com/research_report/20200525_1955/
【コロナ影響を紐解く調査④】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html
【ウィズコロナの多様な仕事観調査①】若年正社員に聞いた収入面から考える就業意識調査
コロナで年収が減った若手社員の8割、女性では9割が収入増を目指す!
https://tsuna-ken.com/research_report/income_corona/
【ウィズコロナの多様な仕事観調査③】フードデリバリー就業意識調査Vol.2
働く時間は月50時間まで!収入は5万円まででOK! フードデリバリーの仕事は、空いた時間を活かして稼ぎたい志向が鮮明に!
https://tsuna-ken.com/report/20200828_1984.html
【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田(わだ) tsuna-ken@tsunagu.co.jp
■会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階
代表者:代表取締役社長 米田 光宏
資本金:688,652千円
従業員数:641名/グループ合計(2021年10月1日現在)
URL:https://tghd.co.jp
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