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チャイナ・ユニコム広東支社、ファーウェイとの協業により世界初の商用SD-UTNスマート専用線サービスを発表

ファーウェイ・ジャパン

チャイナ・ユニコム(中国聯通)広東支社(以下、広東ユニコム)は2月25日、ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)との協業により、広東省広州市において政府および企業向けのSD-UTN(Software Defined Unified Transport Network)ベースの商用スマート専用線サービス『智享専車(ジーシァンジュアンチュ)』を発表しました。この商用トライアルは、差別化された専用線製品とプロアクティブなサービスの提供、運用効率の向上、ネットワーク・トラフィック管理の実現を目指す広東ユニコムの取り組みが成功したことを初めて示すものです。このトライアルを支える重要な技術ソリューションであるファーウェイの革新的なCloudMetroアーキテクチャによって、広東ユニコムは、政府や企業のユーザーに対して専用線の優れた体験を提供し、サービス展開の大幅な時間短縮と、O&Mコストの削減を実現します。今回の発表会には、広東省内の主要な法人顧客をはじめ、チャイナ・ユニコム・グループ、チャイナ・ユニコム・ネットワーク・テクノロジー研究所、広東ユニコム、ファーウェイ、広東ユニコムのビジネス・パートナーから300人を超える代表者が参加しました。

4KやVR(仮想現実)、企業のクラウド接続、5Gなどの新しいサービスの登場や、サービス・モデルとビジネス・モデルの多様化によって、将来のメトロ・ネットワークには、アジャイルなサービス提供、運用効率の向上、オープンなネットワークを実現するための要件を満たすことが求められるようになります。ファーウェイのCloudMetroアーキテクチャでは、クラウド化された統一のアーキテクチャを採用し、メトロ・ネットワークにクラウド技術を導入することで、ネットワーク機能のクラウド化、ネットワーク管理の自動化、ネットワーク・リソースのプール化を可能にします。これにより、通信事業者は自社のネットワークの価値を継続的に向上できるようになります。CloudMetroアーキテクチャでは、ネットワーク管理の自動化によってオンデマンドのサービス・プロビジョニングが可能となることで、オフラインでのサービス申し込みや時間のかかるサービス・プロビジョニング、サービスのカスタマイズ機能の不足といった、企業ユーザー向けの従来の専用線サービスが抱えていた問題を効果的に解決できます。

広東ユニコムは、CloudMetroソリューションを初めて採用した通信事業者の1つです。CloudMetroソリューションの導入により、同社はリソースのクラウド化、サービスの自動化、ネットワーク機能のオープン化を実現し、ネットワークの変革と専用線サービスの革新を迅速に成功させました。CloudMetroソリューションは、IP RANアクセス、集約装置、既存のファイバー・ネットワーク、ファーウェイの次世代インフラ・イネーブリング・システムCloudOpera IESとAgile Controller 3.0 ユニバーサル・コントローラー、オープンなノースバウンドAPIを採用することで、さまざまなサービス・アプリケーションやネットワークのオーケストレーションと制御をサポートし、柔軟なサービス革新ときわめて迅速なサービス・プロビジョニングを実現します。これにより、専用線サービスのスピーディーなプロビジョニング、リアルタイム・アクティベーション、O&Mの自動化が可能になります。その結果、ネットワークの能力を最大限に引き出し、インターネットのような新しい専用線体験をお客様に提供できます。
 



広東ユニコム ジェネラル・マネージャーの何飈(フー・ビャオ)氏は次のように述べています。 「本日発表したSD-UTNスマート専用線は、IP RANとSD-UTNスマート専用線技術をベースとした中国初の企業向け専用線であり、柔軟でカスタマイズ可能な、オンデマンドのクラウド・ベースの企業向けICTソリューションを提供します。また、企業によるリソース利用効率だけでなく、新しいサービスのプロビジョニングや調整に関する利便性も大きく向上します。今回のSD-UTNスマート専用線の発表によって、中国の『インターネットプラス』戦略に新たな要素が加わることにもなります」

チャイナ・ユニコムのネットワーク構築部門のインターネットおよびデータ・ネットワーク・オフィスでディレクターを務める李彤(リ・トン)氏は次のように述べています。 「広東ユニコムは、ファーウェイや他社との緊密な連携により、チャイナ・ユニコム初のインダストリアル・インターネット指向のSD-UTNネットワークである革新的な専用線サービス製品を展開したことで、チャイナ・ユニコム・グループをリードするメンバーであることを示しました。これにより、中国全土でインダストリアル・インターネットの普及拡大に向けた第一歩を踏み出すことになるでしょう」

チャイナ・ユニコム・ネットワーク・テクノロジー研究所の張茂相(ジャン・マオシャン)氏は次のように述べています。 「チャイナ・ユニコム・グループの方針により、チャイナ・ユニコム・ネットワーク・テクノロジー研究所は、SDNおよびNFVの分野においてファーウェイと技術的なパートナーシップを結び、B2B市場、クラウド化されたデータセンターの相互接続、金融業界向け高品質ネットワーク、統合メトロ・ベアラ・ネットワークに重点的に取り組んでいます。本日発表したSD-UTNネットワークは、統合メトロ・ベアラ・ネットワーク分野における重要かつ実用的で革新的な一歩であり、広東ユニコムのインダストリアル・インターネット戦略の成功を後押しするものでもあります」

ファーウェイ ネットワーク・プロダクトライン バイス・プレジデントの曽興雲(ゼン・シンユン)は次のように述べています。「広東ユニコムは、ファーウェイと連携して、企業ユーザーのニーズと課題に応える形で、SD-UTNスマート専用線を開発しました。これは両社にとってインダストリアル・インターネット分野における重要な協業プロジェクトであり、また革新的なCloudMetroアーキテクチャを専用線分野に適用するうえでも重要なことです。将来的には、ネットワーク・アーキテクチャ層の計画と設計に総合的に対応するオール・クラウド・ベースのネットワークソリューションを活用して、チャイナ・ユニコムがインダストリアル・インターネットサービス分野におけるビジネスの可能性を追求し、産業のデジタル化がもたらすチャンスをつかめるよう支援していきます」

SD-UTNスマート専用線ソリューションは、これまでに広州、深圳、韶関の各都市で商用トライアルを完了しており、国家衛生計画出産委員会をはじめ政府、企業のお客様に利用され、わずか数分でサービスのプロビジョニングが自動的に実現できる柔軟かつセキュアなオンデマンド専用線サービスによって、オンライン・ショッピングのような購入体験を提供しています。



※本参考資料は2017年2月25日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

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