2024年度グッドデザイン賞受賞の「CULUMUリサーチ」、mMEDICI社との提携によりヘルスケア領域で有識者とのインタビュー・リサーチ体制を構築し、新たなビジネス機会創出を支援
産官学から医師・医学研究者をはじめとした数百名のヘルスケアスペシャリストが所属する日本最大級のパブリックヘルスシンクタンクmJOHNSNOWと提携
株式会社STYZ(東京都渋谷区、田中辰也 代表取締役社長)は、医学研究者・医療職を対象に教育サービスを提供するmMEDICI株式会社(東京都港区、廣瀬直紀 代表取締役 )が運営する日本最大級のパブリックヘルスシンクタンクmJOHNSNOWと連携することを発表いたします。
連携内容は当社内で運営するインクルーシブデザインスタジオCULUMU(くるむ)の人の特性で探せる共創型リサーチサービス「CULUMUリサーチ」でヘルスケア領域にアプローチすることができます。サービス提供開始は2024年12月18日(水)からになります。
■ヘルスケア領域のリサーチサービスを拡充した理由
ヘルスケアや医療を取り巻く環境は大きく変化しており、以下のような課題が顕在化しています。
①医療業界の課題
医師・看護師不足や医療費の高騰、デジタル化の遅れなど、医療業界の問題は多岐にわたります。特に、地方と都市部の医療格差が拡大し、居住地によって同質の医療を受けることが難しい「医療の偏在化」が顕著です。(※1)
(※1)参考:厚生労働省「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」
(https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/001198911.pdf)
②患者主体の医療
患者は、自身が受ける医療の選択肢や内容について、専門的な説明を受けた上で意思決定することを求めています。このように「患者主体の医療」のニーズが高まり、多様な医療サービスや選択肢を求める声が増加しています。(※2)
(※2)参考:内閣府HP「患者の望みを支える「患者主体の医療」実現のための研究会 報告書」
(https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2201_03medical/220831/medical08_0101.pdf)
③ヘルスケア分野の事業者参入
医療サービスの一部がヘルスケアに置き換えられる中、経済産業省の調査によれば、「国民がヘルスケアの恩恵を享受するには、一層多くの事業者が参入しビジネスを新たに創出していく必要」であるとされています。(※3)
(※3)参考:経済産業省「ヘルスケアサービス参入事例と事業化へのポイント」
(https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/bisnessmodel.pdf)
また、厚生労働省が発表する「2035年に向けた主な課題」では、「地域間格差の拡大」や「一部地域の存続が困難となる可能性」が挙げられており、医療と地域社会の存続を結びつけた課題が今後さらに重要になると考えられます。(※4)
(※4)参考:厚生労働省HP「【新ビジョン公開】2035年、日本は健康先進国へ。」
(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/hokeniryou2035/future/)
当社では、医療の地域格差が広がる現状を受け、公的保険外の医療サービス産業が課題解決の鍵になると考えています。特に、ITを活用した健康管理、健康増進・予防サービス、生活支援サービスといった『ヘルスケア事業者』の役割が重要です。こうした背景のもと、当社はヘルスケア領域におけるCULUMUリサーチのサービス提供を開始します。
■mMEDICI株式会社の強み
mMEDICIはメンバーが医学研究者・医療職で構成されるスペシャリスト集団であり、メンバー自身が「情報の目利きができる」という強みを有しています。特に運営するシンクタンクmJOHNSNOWは産官学から約700名のスペシャリストとその卵がフェローとして集まり日本最大級の規模となっており、ヘルスケアの様々な領域に対するソリューションを提案することが可能です。
■「CULUMUリサーチ」について
CULUMUリサーチはこれまで教育、金融、小売などコモディティ化され見過ごされてきた、それぞれの業界の潜在課題の発見に活用されてきました。直近の活用事例として、金融サービスの利用において、高齢者が直面する課題やリスク、そして彼らが抱える特別なニーズを調査しました。
また同サービスは公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2024年度グッドデザイン賞」において「実際の当事者との距離が近くなることで、より洗練されたプロダクト開発の手助けになる可能性も考えられる。」と評されグッドデザイン賞を受賞しております。
<株式会社STYZについて>
「民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる」をミッションに掲げ、STYZは3つの事業があります。非営利セクターを中心に新しく資金流入を促す『ドネーションプラットフォーム事業』、企業課題と社会課題の解決を共に目指す『インクルーシブデザイン&エンジニアリング事業』。そして、次世代的なテクノロジーで人間ならではの体験を創造する『システム開発&エンジニアリング事業』になります。3つの事業を通じて、企業(ビジネスセクター)・行政(パブリックセクター)、NPO(ソーシャルセクター)、個人との媒介となり、社会の課題解決の促進を行います。
社名 |
株式会社STYZ |
代表者 |
代表取締役社長 田中 辰也 |
資本金 |
5,725,000円 |
売上高 |
非公開 |
設立 |
2016年3月 |
従業員数 |
60名(業務委託含む) |
HP |
コーポレートサイト(https://styz.io/) ドネーションプラットフォーム事業(https://syncable.biz/) インクルーシブデザイン事業(https://culumu.com/) システム開発&エンジニアリング事業(https://styz.io/tech) |
所在地 |
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102 |
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