「Red 1号ヘルスケア投資事業有限責任組合」へのLP出資を決定
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:植田浩輔、以下、東大IPC)が運営する大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(Academic Startup Acceleration(以下、ASAファンド))は、Red Captal株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役片田江舞子、井上智子 以下、Red Capital)が運営する「Red 1号ヘルスケア投資事業有限責任組合」に対してLP出資を実施しました。
セカンダリーを併用した長期伴走型の投資モデル
Red Capitalは、ヘルスケア・ライフサイエンス分野に特化し、創薬、再生医療、医療機器、デジタルヘルスなど、広範な領域における研究開発型スタートアップへの投資を行うベンチャーキャピタルです。ヘルスケア領域の中核技術を有する国内外のスタートアップを主な投資対象とし、シードからEXITまで一貫して伴走する「シードドライブ型」に加え、既存株主からの持分引受を通じて再成長や経営変革を支援する「エコシステム補完型」の投資手法を組み合わせ、研究開発や事業開発に時間を要するディープテック領域において長期的な成長支援を実現しています。
さらに、バイオテックや医療機器など高度な専門性を要する領域においては、プライマリーとセカンダリーを柔軟に活用し、技術や臨床現場の理解を基盤に成長段階に応じた支援を行う点も特徴です。支援が途切れやすいフェーズにおいても、事業の持続性と次の成長ステージへの移行を後押ししています。
東大IPCは、Red Capitalが有する専門性と、プライマリーとセカンダリーを組み合わせた長期的な伴走モデルを評価し、ヘルスケア・ディープテックの社会実装と国際展開を支えるパートナーとして期待して、今回の出資を決定いたしました。
Red Captal株式会社
代表取締役マネージングパートナー 片田江舞子(Ph.D.)、コメント
東大IPC様が運営する創業成長支援プログラム「1stRound」のアドバイザーを務めさせていただくなど、アカデミア発のイノベーション創出に向けて、連携と協業を重ねてまいりました。この度、東大IPC様より当社のRed 1号ヘルスケアファンドにご出資いただいたことは、私どものミッションであるアカデミア発の優れたインベンションからイノベーションを創出する取り組みを大きく加速させる追い風となります。本出資を基点とした共同投資や多角的な成長支援を通じて連携をさらに深め、社会課題解決へ繋がる成果を追求してまいります。
代表取締役マネージングパートナー 井上智子(Ph.D. MBA) コメント
このたび東大IPC様運営によるASAファンド様よりご出資を賜り、大変光栄に存じます。ヘルスケア・ライフサイエンス領域は、深い専門性と長期的な視点が不可欠です。私たちはプライマリーとセカンダリーを柔軟に活用し、研究開発型スタートアップの価値創出と社会実装を一貫して支えてまいります。今回のご支援を励みに、国内外のイノベーション創出に一層貢献していく所存です。
日本の大学発スタートアップの創出拠点となり、エコシステム拡大を目指すASAファンド
ASAファンドは、日本の大学発スタートアップ・エコシステムの課題解決に取り組むとともに、産学官および海外との連携をさらに強化し、日本の大学発スタートアップ・エコシステムを海外トップレベルまで高め、世界に伍するユニコーンスタートアップの育成を通じて、世界における日本の産業競争力の強化に資することを目的としています。その具体的な運用として、大学を中心に豊富に存在している技術シーズを掘り起こし、事業化を支援し、グローバルに展開できるスタートアップを育成・支援するため、主として大学発スタートアップに投資・支援する大学VCファンド等に出資(ファンド・オブ・ファンズ)を行っております。
Red Captial株式会社について
概要 サイエンスの力で未来を切り拓くヘルスケアファンド
設立 2024年
所在地 東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18階
代表者 代表取締役 片田江舞子、井上智子
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大 IPC)について
東大IPCは、大学、企業、ベンチャーキャピタル、政府・自治体など幅広いステークホルダーと連携した、世界と肩を並べるスタートアップ創出やエコシステム構築を通じて、世界における日本の産業競争力の強化に資するべく活動を展開しています。
東京大学周辺で培われてきたベンチャー・エコシステムをさらに発展させるべく、東京大学100%出資の子会社として2016年に設立。官民ファンドとして2つのファンドを通じた国内外80社を超える大学関連のスタートアップおよび民間VCファンドへの投資と並行し、研究者技術シーズの事業化を支援する「スタートアップ創造プログラム」、国内最大規模を誇るアカデミア機関共催の創業成長支援プログラム「1stRound」の運営、「DeepTech Dive」などの人材支援をはじめとするハンズオン支援を手がけています。ディープテックスタートアップの支援・育成に必要なあらゆるリソースが集積するプラットフォームを構築し、インキュベーション&アクセラレーションによる創業から育成、VCファンド運営による成長資金の供給と、継続的な活動支援を展開しています。
2024年には、東京都の公募・選定を経て大学発スタートアップ等促進ファンド投資事業有限責任組合(「ASA」ファンド)を設立。国内・海外との連携の下、新たなディープテック・スタートアップ創出の拠点形成を目指しています。
概要 アカデミア関連スタートアップ・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立 2016年 1月
株主 国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261
代表者 代表取締役社長 植田浩輔
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/
【お問い合わせ】
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
東京都文京区本郷 7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ 261
TEL: 03-3830-0200 / FAX: 03-3830-0183
Email: info2@utokyo-ipc.co.jp
担当:河合将文
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