世界の注目をあびる国際アンデルセン賞画家シドニー・スミスの最新作は、コルデコット賞作家との共作絵本『あらしの島で』
さあ、手をつないで、あらしのまえの海を見にいこう
株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村雄二)は、コルデコット賞作家✖️国際アンデルセン賞画家による絵本『あらしの島で』(ブライアン・フロッカ 文/シドニー・スミス 絵/原田 勝 訳)を7月26日に刊行します。
●書籍詳細:https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784034254202

絵本が生まれたきっかけは?
本作は、ブライアン・フロッカのアトリエに、友人であるシドニー・スミスがたずねたことから生まれました。『走れ!!機関車』でコルデコット賞を受賞するなど、自らも画家として数多くの絵本を手がけるブライアンが、以前からあたためていたストーリーを「この作品にあうのは、どうも自分の絵ではない気がする」とみせたところ、シドニーは力強い物語に惹かれ、その場で絵を担当することを約束したのだそうです。
『あらしの島で』あらすじ
物語は、島にくらす兄と妹が、嵐がくるまえの海にでかけるところからはじまります。岩にうちつける大波や、ふきつける潮風を全身で感じる子どもたち。


「もう、気がすんだ? それとも、まだ?」
「手をひっぱって、ひっぱられて、ぼくらはさきへすすむ。」
やがて、本格的な嵐が迫ってきて……。ブライアン・フロッカの臨場感あふれる文章とシドニー・スミスのたしかな描写力による嵐の風景で、圧倒的な自然の力の大きさを肌で感じられる絵本。おさない兄妹とともに、はげしい嵐の中をかけぬけた読者を、最後は、何ものにも代えがたい安心感が包み込んでくれます。
シドニー・スミス原画来日中!
現在、板橋区立美術館で開催中の「2025 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」では、特別展示として、本作を含むシドニー・スミスの絵本原画など約50点の作品とスケッチブックが展示されています。
会期:2025年6月27日(金曜日)~8月11日(月曜日・祝日)
会場:板橋区立美術館
住所:〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
HP:https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001926/4001928.html
「イラストレーション」9月号で「シドニー・スミスの絵本」特集
7月17日発売の雑誌「イラストレーション」9月号(玄光社)で特集「シドニー・スミスの絵本」が組まれています。https://www.genkosha.co.jp/book/b10138612.html
著者紹介
文:ブライアン・フロッカ
1969年、アメリカのテキサス州に生まれる。絵本作家、画家として、子ども向けの作品を数多く出している。作絵を手がけた絵本に、コルデコット賞を受賞した『走れ!! 機関車』、『月へ アポロ11号のはるかなる旅』などがあり、絵を担当した作品に『おひめさまになったワニ』『ポピー ミミズクの森をぬけて』などがある。
絵:シドニー・スミス
1980年、カナダのノバスコシア州に生まれる。絵本作家。2024年、国際アンデルセン賞画家賞を受賞。作絵を手がけた絵本に『この まちの どこかに』(ケイト・グリーナウェイ賞)、『ねえ、おぼえてる?』(ボストングローブ・ホーンブック賞)があり、絵を担当した作品に『おはなをあげる』(カナダ総督文学賞)、『うみべのまちで』(ケイト・グリーナウェイ賞)、『ぼくは川のように話す』(ボストングローブ・ホーンブック賞)、『おばあちゃんのにわ』『はじめてのクリスマス』などがある。
訳:原田 勝
1957年生まれ。東京外国語大学卒業。翻訳家。『ぼくは川のように話す』により産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。翻訳作品に『弟の戦争』『ハーレムの闘う本屋』『ペーパーボーイ』『チャンス はてしない戦争をのがれて』『ウクライナ わたしのことも思いだして:戦地からの証言』『シリアの秘密の図書館』『セント・キルダの子』などがある。
書籍詳細

『あらしの島で』
文:ブライアン・フロッカ
絵:シドニー・スミス
訳:原田 勝
定価1,870円(税込)
判型:29cm×21cm
対象:5歳から
ページ数:48ページ
ISBN コード:978-4-03-425420-2
発売日:2025年7月26日
◎偕成社HP書誌情報:https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784034254202
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