エクサウィザーズの「exaBase 生成AI powered by GPT-4」を兵庫県が採用
〜生成AIサービスを公共機関にも提供、研修サービスも提供し業務効率化や政策立案まで多角的に支援〜
エクサウィザーズはAIの利活用によりサービスやプロダクトを提供し、それらを通じて生産性向上や社会課題の解決を目指しています。exaBase 生成AIの公共機関への提供もその一環です。企業におけるベストプラクティスを取り入れながら、業務効率化や政策立案への活用支援、職員向けの生成AI活用の研修サービスなど、公共機関への多面的な支援を行っていきます。
☑️兵庫県による導入の背景
2023年4月28日付で兵庫県は全職員に、米オープンAIの生成AIサービス「ChatGPT」の適切な利用に向けて、必要となるセキュリティの設定や利用の留意点などを周知しました。その後「ChatGPT等生成AI活用検討プロジェクトチーム」を設置し、同年5月15日に初会合を開催。(1)県行政での具体的な活用策(2)留意すべき課題への対応(3)市町との連携による広域的な対応等、について検討を進めるとともに、業務での活用の実証を実施することとしました。その成果をもとに23年秋ごろを目途にガイドラインを取りまとめる予定です。
こうした背景から、兵庫県は職員が活用の実証を行うための庁内における利用環境の整備を検討してきました。当社のexaBase 生成AIを用いた研修や、その後のトライアル利用を通して、安心して利用できるセキュリティやコンプライアンスへの対応がとられていること、管理者側で入出力の情報や利用状況の把握や管理が容易であることを確認し、exaBase 生成AIの採用を決定。当面100人程度を対象として試験的に導入しました。
☑️ChatGPT等生成AI活用検討プロジェクトチームの活動
(1)生成AI活用の検討状況
兵庫県が職員から生成AIの活用策についてアイデアを募ったところ、行政運営の効率化、社会課題の解決、住民サービスの向上などの観点からアイデア(下図参照)が寄せられました。現在、一部業務での実証を行いながらガイドラインの検討を進めています。
兵庫県ChatGPT等生成AI活用検討プロジェクトチーム第1回会議資料(23年5月15日)より抜粋
(出典 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/johoseisaku/documents/2_chatgpt_01siryo.pdf)
(2)兵庫県で「ChatGPT活用研修」を実施
若手職員を対象に「ChatGPT活用研修」を23年6月5日に実施しました。県のChatGPT等生成AI活用検討プロジェクトチームのアドバイザーを務める当社・常務取締役の大植択真が講師を務めました。庁内における生成AIの活用をリードする人材の育成を目的として、プロジェクトチームのメンバー22人、各部総務課若手職員等16人の合計38人が参加。生成AIの基礎知識や利用上の注意点、プロンプトエンジニアリングの基礎について講義した後、演習として各自が業務で活用できそうなプロンプトを実践しました。
演習では、研修用のアカウントで実際にexaBase 生成AIを利用して、「「ゆるキャラ」のアイデア創出」「県予算記者発表資料の要約」「法改正に対応する施策のアイデア出し」「国土交通省が出している1000ページ以上の要領のPDFの内容を質問」など、政策に関連したプロンプトを参加者が考案して実行しました。なお、具体的な研修内容については以下をご覧ください(兵庫県のサイトにリンクしています)。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk26/johoseisaku/documents/20230605kensyugaiyou.pdf
【株式会社エクサウィザーズ 会社概要】
会社名 :株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)
所在地 :東京都港区東新橋1丁目9−2 汐留住友ビル 21階
設立 :2016年2月
代表者 :代表取締役社長 春田 真
事業内容:AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決
URL:https://exawizards.com/
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