みんな電力は、長野県で白馬村の行政と高校生が地域の脱炭素を考えるスタディツアーを実施しました
高校生からは、筋トレ発電やスキー発電といったアイデアも!
白馬村では、このスタディツアーも参考に村の脱炭素化に向けた取り組みを継続して行く予定です。
1.スタディツアー概要
<日時>
2024年5月29日(水)10:30~16:00
<場所>
横川蛇石発電所(長野県上伊那郡辰野町)
西天竜発電所(長野県伊那市)
駒ヶ根高原水力発電所(長野県駒ヶ根市)
<内容>
・3種(ダムの放流水利用、灌漑用水の利用、高低差の利用)の水力発電所の見学
・白馬村に再生可能エネルギーを増やすためのアイデアワークショップ
・再生可能エネルギーを利用する需要家との意見交換
<参加料>
無料(地方自治体の脱炭素に向けた支援の一環)
<参加者>
長野県企業局、白馬村役場、白馬村観光局、長野県白馬高等学校、八方尾根開発株式会社、一般社団法人Protect Our Winters Japan等 計29名
<主催>
株式会社UPDATER
2.白馬村に向けたスタディツアー実施の背景について
白馬村は、2019年の白馬高校の生徒による「グローバル気候マーチ」を皮切りに、国内3番目となる「気候非常事態宣言」を宣言するなど、脱炭素社会の実現に向けて行政や村民が一丸となって取り組んでいます。一方、村では、災害の防止や良好な景観の確保、生活環境の保全を目的に、2023年より一部地域で10キロワット以上の野立ての太陽光発電設備の建設を禁止しています。小規模な設備投資で実施可能な太陽光発電が難しい中で、人々の生活と脱炭素を両立させるべく、様々な試みを検討しているとお伺いし、まずは地域の再生可能エネルギーに対する理解を深めるために、長野県企業局様のご協力のもとスタディツアーを企画いたしました。
3.スタディツアーのポイント
①行政と高校生が、一緒に地域の脱炭素を検討するワークショップ
ツアーには”次世代の村民”ともいうべき白馬高校の生徒5名も参加。行政や再生可能エネルギーを使う企業とともに「白馬村に再生可能エネルギーを増やすためには、どうしたらいいか」アイデアを出し合いました。
【参加者のアイデア】
・まずは、白馬高校の電気を再生可能エネルギーのみにする
・既存のキャラクターを利用して興味をもてる発電所を目指す
・発電所をコミュニティスペースにして、地域の交流の場にすることで興味をもってもらう
・白馬村の八方付近は風が強いので風力の活用や豊富な温泉資源を活用する
・村外から村内に気運を呼び込むために、インバウンド向けのサステナブルツアーを開催する
・再生可能エネルギーの授業を教育現場で行う
・地域で再生可能エネルギーについて発表する場を作る
・水道管を利用して発電設備を作る
・冬の雪と夏の暑さを温度差を利用した発電をする
【高校生からのアイデア】
・エネルギーを使わないという観点で自転車を積極的に活用する
・流木などの川のゴミを有効活用して発電に利用する
・スキーで滑ったエネルギーを活用して発電する
・白馬には、水がたくさんあるので、それを活用する
・外国の方に筋トレのついでに発電してもらう
<アイデアを聞いて(白馬村役場 GX総括監 白濱雄太 様より)>
たくさんのアイデアを出していただきありがとうございます。皆さんが、出してくださった意見の中には、すでに村内で議論が始まっていて、実現可能性が高いものもありました。特に情報発信の強化については、精力的に課題に取り組んでいる人たちや、村としてもどういうことをやっているのかを発信したいが、追いついていないという実情があります。発信にご協力いただけるメディアもありますので、そういったところと連携してどんどんやっていきたいと思います。環境問題については頭で理解しようとするだけでなく、実感を持ってもらうことが大事だと思います。先日、海外のリゾート地を視察した際に、環境に優しいサーキュラーホテルがある一方で、ゴミの問題があることを間近に見ました。実際に見たり、体験すると実感が持てるので、白馬村が今回のツアーのように体験から学び実践していける地域になるといいなと思います。
②1日で3種類の水力発電所を見学。みんな電力ならではのスタディツアー
1日で横川蛇石発電所(ダムの放流を利用)、 西天竜発電所(灌漑用水を利用)、 駒ヶ根高原水力発電所(高低差を利用)の3種類の異なるタイプの水力発電所を見学。「みんな電力」が調達を行っている長野県企業局様にご協力いただき、調達を行っていない発電所も含めて、水力発電所の可能性を考える機会を提供しました。
4.主催者「みんな電力」より
「みんな電力」では、全国で再生可能エネルギーに取り組む様々な事業者とリレーションを築いています。今回のツアーでは、「みんな電力」が調達を行っている長野県企業局様のご協力のもと、白馬村様の課題をテーマに発電所の見学やワークショップを行いました。「みんな電力」ならではの”顔の見える電力”の特性を活かし、発電所の電気を実際に使用する八方尾根開発株式会社様など再生可能エネルギーを積極的に利用する企業様にもお越しいただいています。多様な関係者が意見を出し合うことで地域の脱炭素への取り組みが一層進展することを期待しています。「みんな電力」では自治体や企業の脱炭素への取り組みを、積極的に支援していきます。ツアーの開催を通じて、興味を持っていただいた自治体様や企業様がいらっしゃればぜひ、ご連絡いただきたいと思います。これからも多くの皆様と協同し、脱炭素の輪を広げてまいります。
■株式会社UPDATERについて
2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、法人・個人向けに SXサービスを提供する。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界で初めて電力トレーサビリティを商用化した再エネ事業「みんな電力」は、国内トップクラスのプラットフォームとなっている。「顔の見えるライフスタイル」の実現のため、ウェルビーイング事業「みんなエアー」、エシカル調達事業「TADORi」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、2021年度 NIKKEI 脱炭素アワードにおいてプロジェクト部門大賞など受賞歴多数。
株式会社UPDATER会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設立: 2011年5月25日
資本金: 13億498万円(資本準備金 20億3,918万円) ※2023年3月31日現在
事業内容: 脱炭素事業「みんな電力」ほかウェルビーイング、生物多様性等のSXサービスを展開
コーポレートサイト : https://www.updater.co.jp/
■本件のお問い合わせ先
<報道関係>
株式会社UPDATER 共創・コミュニケーション部 豊島・菊川
TEL:03-6805-2228(受付時間 平日 11:00~15:00)
E-mail:pr@minden.co.jp
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