WHILL社、アプリでの無人貸出形態を組み込んだ新たな形で、近距離モビリティを手軽に導入できる「WHILLモビリティサービス」を受付開始
〜施設運営者様ごとに最適な導入パッケージを用意し、安心かつ負担少なく施設内アクセシビリティを整備可能に。多世代の来場促進や滞在時間の延伸に貢献〜
WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、自身で操作する歩行領域の近距離モビリティWHILL(ウィル)を活用した法人施設向けサービス「WHILLモビリティサービス」を、アプリでの無人貸出も可能とする新たな形として、2024年8月7日(水)より申込み受付を開始することを発表いたします。施設運営者様の省人化ニーズや貸出環境により適した、安心かつ負担の少ない形態で運用いただける導入パッケージを提供します。あらゆる方を迎え入れるアクセシビリティ性の高い施設の快適な移動環境づくりをサポートし、多世代の来場促進や滞在時間の延伸、お客様の満足度向上に一層貢献します。
日本の高齢者人口(65歳以上)は3,600万人を超え、高齢化がますます加速する中、シニア世代含め誰もが快適に外出や移動を楽しめ、過ごし続けられる社会の実現が一層求められています。また、2024年4月施行の法改正(注1)を背景に、さまざまな社会的バリアの解消に向け、その一環として全国各地の観光地やホテル、商業・文化、大型公園などでアクセシブルな環境整備の機運が高まっています。 WHILL社の調査(注2)では、足腰に不安を抱えるシニア世代の2人に1人が、自身の体力への不安や同行者に迷惑をかけてしまわないかとの遠慮から外出を諦めるほか、疲れや体力が心配で誘うのをためらってしまう家族も多くいるという実態が明らかになっています。
こうした社会的背景やニーズに加え、高齢化や多様化に対応する施設環境の整備に向けた1つに移動サービスを取り入れたいという施設運営者様からの要望を受け、WHILL社は2023年6月より「WHILLモビリティサービス」を提供しています。
WHILLモビリティサービスは、時速6km以下で走行する「歩行者」扱いの近距離モビリティと機体管理システム、保険とメンテナンスサービスがパッケージ化された法人施設向けの移動サービスです。他社が提供するシェアリングサービスのようなA地点からB地点への交通を担うものではなく、商業施設やテーマパークなど一定のエリア内の周遊を目的としており、半日や終日など長時間利用が想定されています。
実際の導入施設では、再来場の促進、足腰に不安のあるシニア世代やそのご家族の利用増による来場者層の拡大、行動範囲が広がることによる施設滞在時間の延長など、一定の効果があることが確認されています(注3)。お客様の施設利用体験の向上や購買促進も期待できます。
同サービスの採用は、テーマパークや観光エリア、商業施設など多岐にわたります。最近では特にホテルや広大な敷地を有するリゾート施設で導入が相次いでおり、ウィル付き宿泊プランへの組み込みやリゾート内をアクティビティ感覚で周遊できるモビリティとして提供され、家族3世代や幅広い年齢層に利用いただいています。実態調査(注4)でも、宿泊先内外での散策や移動をサポートする何かしらの移動環境が整っている宿泊先に対して、2人に1人が「安心して旅行を満喫できそう」、3人に1人が「その宿泊先に泊まってみたい」とし、移動サービスの有無が宿泊施設を選ぶ際の1つの条件になることがうかがえます。
実際にWHILLモビリティサービスを利用したお客様からも「人に押してもらわなくても自ら移動できる」「静かだし、移動も快適だった」などと好評をいただいています。
一方、導入を進めていく中で、施設運営者様からは「ウィルを置きたいけれど、人手が足りず、有人での貸出対応が難しい」「有料でサービスを提供したいが、決済システムがない」といった声や課題も寄せられていました。 WHILL社はこの度、こうした要望を受け、貸出手続きから決済までをスマートフォンアプリ上で完結できる「WHILLレンタル」(以下、「レンタルアプリ」)を開発しました。施設運営者様はアプリ活用による無人貸出も可能になるため、現場の人的負担を少なくウィルを導入いただきやすくなるほか、これまで貸出拠点を設置しづらかった場所にも、お客様の導線や施設環境に合った形でより柔軟に対応できるようになります。
■新しくなったWHILLモビリティサービスの導入メリット
① 貸出オペレーションの最適化
施設状況に応じて、有人または無人での貸出オペレーションを選択できます。広い駐車場の敷地内など、お客様の導線上、貸出拠点が必要とされながら受付の設置が困難だった場所にも、無人の貸出拠点を配備できます。利用ニーズに応じて、敷地内に有人/無人を組み合わせた複数の貸出拠点を置くことも可能です。
併せて、施設運用者様向けに、機体の貸出履歴や機体の状態、走行ルートなどを遠隔で確認できるほか、貸出管理も可能な機体管理システムも用意しており、安心安全な日々の運用を支えます。
② 導入負担の低さと安心のサポート体制
導入にあたっての初期費用は一律100,000円(機体送料別)です。レンタル費用は月額20,000円~で、貸出利用中のケガや対人/対物の補償をカバーする保険が含まれています。より安心かつ柔軟に対応できるサービスとしてご利用いただけるよう、オプションでアプリや機体管理システムのITパッケージを組み合わせることができます。
利用者に対する貸出料金については、施設側で自由に設定できます。無料で提供することも可能ですが、有料提供として貸出価格は各社で設定いただけるため、収益の確保にもつながります。
③ 充実したモデル展開
機体は安心安全設計を追求したウィルの全3モデルから選択できます。テーマパークやホテルなど屋内外両方でも使いたい場合は、乗り心地と走破性、小回り性能を兼ね備えるModel C2、飲食店の店内や商業施設などでは折りたためて保管もしやすいModel F、大型の公園や自然散策するような勾配や段差がある場所ではハンドル付きで安定して走行しやすいModel Sなど、利用用途や施設環境に合わせて最適なモデルを採用できます。いずれも免許やヘルメットが不要の「歩行者」扱いで、時速6km以下の歩行速度で走行するため、同行者と同じペースで移動できるとともに直感的に操作できるため、シニア世代を含めどなたも安心して利用いただけます。
■導入までの4つのステップ
最適なプランや設置台数を決定した後は、機体や看板を提供し貸出ステーションを設置します。その際、機体の操作方法やオペレーションについてWHILL社の担当者がご説明し、運用開始となります。運用中の急な機体トラブルやお困りごとにもWHILL社コンタクトデスクや近くの正規取扱店が対応できるサポート体制を整えています。
■レンタルアプリの使い方
レンタルアプリは、スマートフォン端末にダウンロードしてアカウント登録することで、どなたでも無料で利用できます。マップ上にはウィルを借りられる施設や場所、利用できるウィルのモデルや貸出方法が表示され、旅行やお出かけ先におけるWHILLモビリティサービスの有無を事前に調べることができます。
貸出時は、利用する機体と利用プランを選択して決済完了した上、機体に貼付されたQRコードを読み取ることで解錠、利用を開始します。乗車中はアプリから施錠も可能で、お手洗いやお買い物など機体から一時的に離れる際も安心です。利用後は貸出場所に機体を戻し、アプリで返却手続きを行います。
WHILLモビリティサービスは、施設運営者様の導入負担をより軽減し、施設環境にも柔軟に対応し、より安心して導入いただける形として提供可能となりました。WHILL社は、ホテルやリゾート施設、観光地や公園、テーマパークやショッピングモールなどあらゆる施設において、より多くのお客様にその場を満喫いただけるアクセシビリティ環境の整備に向け、法人施設様と積極的に連携しWHILLモビリティサービスの拡充を進めてまいります。
サービス内容の詳細:
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WHILLレンタル アプリダウンロード(iPhone用、apple store): https://x.gd/OV2f7
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WHILLレンタル アプリダウンロード(Android用、google play): https://x.gd/6XtMX
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法人向けサイト:https://whill.inc/jp/mobility-service/how-it-works/onsite-fleet-service
<法人様のお問い合わせ先>
お電話:0800-080-4338 *通話料無料、平日9時〜18時
フォームでの問い合わせ:https://whill.inc/jp/mobility-service/contact
メールでの問い合わせ:info@whill.jp
注1:2024年4月に改正障害者差別解消法が施行され、民間事業者に「合理的配慮」が義務付けられた。
注2:身体的な衰えを感じている、感じ始めている全国65歳以上の男女 300ss WHILL社アンケート調査 2023年8月実施
注3:サービス利用者76ss 2022年5月実施 WHILL調べ
注4:WHILL社オンライン調査 身体的な衰えを感じている高齢の親をもつ全国35~64歳の男女150ss、身体的な衰えを感じている/感じ始めている全国65歳以上の男女150ss 2024年6月実施。
<WHILLモビリティサービスの導入実績(一部)>
導入施設一覧:https://note.com/whillcommunity/n/nd60430d92afb
<WHILL社について>
WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、約30の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティ ウィルの開発・販売、およびウィルを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。
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