XOP、自社専用のChatGPTをノーコードで構築できる「MyGPTs」の導入支援サービスを開始。
Microsoft「Copilot Studio」 / Google「Gemini」の導入にも対応可能。
株式会社クロス・オペレーショングループ
リリースの背景
2023年10月4日、ソフトバンク孫氏は都内の会見で警鐘を鳴らしました。
「chatGPTを仕事で使って無い人は人生を悔い改めた方がいい。電気を否定し、自動車を否定していることと一緒。」
「このままだと金魚になる。活用するか、取り残されるか。テクノロジー国家の日本よ、目覚めよ。」※2
その約一か月後11月7日、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏はChatGPTに新たな機能として「MyGPTs」を発表しました。MyGPTsによりノーコードで自社の情報を学習させ、独自のChatGPTの構築が可能になったことは衝撃的です。
しかし、「My GPTs」の発表から一か月後の12月1日、日本はデジタル競争力で32位となり、過去最低の評価を受けることになります。※3
(2018年22位→2019年23位→2020年27位→2021年28位→2022年29位)
デジタル活用が進むどころか着実に後退しているのが、日本という国です。
月数千円(ChatGPT有料プラン)のみで、かつノーコードで自社にカスタマイズした生成AIを導入できるにも関わらず、足踏みを踏む企業が多いのは、初期設定(活用テーマ選定とプロンプト設計)のハードルが高いからだと考えます。
「そもそも、ChatGPTで自社がどう活用するかイメージがわいていない」
「一時期活用したが一般的な回答とハルシネーション(誤った情報)で業務では使えないと感じた」
そんな課題を解決し、日本企業のAI活用の促進のために、この度、「MyGPTs」の導入の際に必要となる「活用テーマの選定」と「プロンプト設計」さらに実際の設定・運用における支援を開始することに至りました。
なぜ我々が行うべきか?
AI活用とオペレーションは密接に関係しています。それどころか、AIだけ導入してもオペレーションが変革されなければ無駄な投資となります。
当社XOPは、2022年10月の事業開始以降、社名(クロス・オペレーショングループ)の通りオペレーションの専門企業として20社以上の業務改革を推進してきました。全て上場企業や成長スタートアップ企業であり、AIドリブン・DXを見据えた既存業務改革プロジェクトです。AIソリューション導入やDXを目指したシステム開発の前に、As-IsのオペレーションをTo-Beに向けて構築すべきというのが当社の考えです。
AI活用に際し、実際の運用オペレーションにおける知見を有する当社は、今回のMyGPTs導入支援において既存事業の延長線上であり最も効果を発揮できる領域です。
推薦コメント
株式会社松尾研究所 パートナー 馬渕邦美
「私たちは今、生成AIの進化が業務の生産性向上を超えて、企業経営に革命をもたらす瞬間を目の当たりにしています。OpenAI社のChatGPT公開から1周年に際し発表された『MyGPTs』は、この分野での大きな進歩を示しています。これまで生成AIを社内でカスタマイズしようとすれば、広範なデータベース構築とChatGPTとのAPI連携が必要でした。これは時間と大きな投資を要するプロセスであり、そのため日本では主に大企業のみがChatGPTを活用できていました。
MyGPTsの登場により、企業は自然言語で独自の生成AIを構築することが可能になりました。MyGPTsには独自開発と比べると一定の制約はありますが、AI活用への第一歩としては十分な効果を発揮します。独自の開発は必要なくとも、テーマ設定やプロンプトのデザインでは専門家の洞察を活かすことが有効です。今回の取組が、多くの企業にAI経営への移行を促すことを期待しています。」
(馬渕氏は、著書に『ジェネレーティブAIの衝撃』(日経BP社)『東大生も学ぶ「AI経営」の教科書』(東洋経済新報社)などがあり、AI・DXの専門家として日本のデジタル推進を牽引している。)
従来のChatGPTとMyGPTsの違い
従来のChatGPTは、一般公開されているインターネット上の情報を基本として回答していました。有料プランであるGP-T4もアクセスできるインターネット情報が新しくなり、機能が充実していますが、情報ソースは変わりません。
そのため、各企業が自社内のナレッジを活用したChatGPTを構築しようとすると、独自にデータベースを構築しAPI連携をさせる必要がありました。その費用は最低でも数百万円、数千万円・億単位を要する投資となっていました。
しかし、MyGPTsによって、API連携をせずとも誰でも簡単に自社用にカスタマイズし情報を蓄積できるChatGPTを構築できるようになりました。GPT-4の利用料以外に追加費用なしです。リスク管理として、情報公開範囲も「公開」「限定公開」「公開しない」と選択することができ、企業での生成AI活用の技術ハードルが一気に無くなりました。
MyGPTs活用の6ステップ
企業が自社独自の生成AIを構築するための一歩目であったデータベース開発は、MyGPTsの登場で、誰でも自然言語のまま行えるようになりました。
一方で現状では、テーマ立案とプロンプト設計、そして設定作業は一定の知見やスキル・経験が必要となります。また、実際に現場で運用を促進し、日々MyGPTsを学習させバージョンアップさせていく工程も開発スキルは不要であっても、PM(プロジェクトマネジメント)能力を必要とします。
この様にMyGPTsの活用に際しては、技術的な観点以外にも導入企業がクリアにすべき課題があります。
これらの「立案」「設計」「設定」「運用」「収集」の工程をMyGTPs導入の際にワンストップで支援します。
この6つのステップのうち、最も重要かつ、面倒で泥臭い作業が必要なものが、「収集」です。
当社XOPは、事業開始当初より、この「収集」領域を強みとして、クライアント企業内の暗黙知を形式知に、そして共有知にするために言語化・可視化を行ってきました。
その豊富な事例と知見を、今回のMyGPTsの導入支援にも存分に活かしていきます。
初期は、コンサルティングという形式で導入支援を行っていきますが、現在、AIが各社に沿った適切なテーマと詳細なプロンプトを提示できる業務特化型ChatGPTの開発にも着手します。そうなれば、利用企業が、当社XOPのコンサルティングを受けずとも、自分たちで適切なMyGPTsを構築し、ビジネス活用することができます。
現在、書籍やSNSで公開されているプロンプトの多くは、個人の業務改善や、エンタメ要素が強いものが中心で、企業の業務プロセスやバリューチェーンに沿ったものは少ないです。開発する業務特化型ChatGPTには、個人やエンタメ目的ではなく、企業向けのテーマとプロンプトを徹底的に集約させていきます。
ChatGPT活用フェーズ
ChatGPTの認知度は、この1年で大きく高まりました。しかし、知っているが使ったことはない、少し触ったが継続して活用していない、という方が大半です。今回のMyGPTs導入支援では、そのような方も、そしてChatGPTを継続して利用している方には更なる活用支援をサポートいたします。
本サービスによって、事業グロース・業務改善のために、自社独自のMyGPTsを自在に生成し活用でき、社内の知見を収集しMyGPTsに継続学習している状態を実現している企業が1社で増えることを願っています。
対応サービス
今日時点では、誰でも気軽に生成AIを導入することができる最適なLLMはChatGPTの「MyGPTs」であり、本リリースのメインとしていますが、各社のLLMの導入支援にも適応しております。11月27日にMicrosoft社から発表された「Copilot Studio」、12月7日にGoogle社から発表された「Gemini」の導入支援も可能です。
MyGPTs活用事例
「MyGPTs」がリリースさせた1ヵ月で社内外で50以上のMyGPTsを構築してきました。その中で、特に効果が高かった事例を3つ紹介します。
ロープレAI
トップ営業パーソンが使用した提案資料を複数学習させ、ロープレ用のプロンプトを設定するだけで、営業ロープレを行ってくれるAIが構築されます。一般論ではなく、自社のサービスに適したフィードバックや採点も行ってくれます。これまで、上司が日々数時間のロープレ業務を行っていましたが、その工数は1/5以下になりました。
研修AI
自社に点在するマニュアルを読み込ませ、呼び出しに最適なプロンプトを設定するだけで、社内ナレッジへのアクセスと必要な知見の提示を瞬時に行ってくれるAIが構築できます。研修の採点をするためのプロンプトを設定することで、アセスメント(習熟度の評価)に時間を要し評価ルールも曖昧だったものが、均一化された評価を行うことができるようになりました。
提案書AI
今までの提案商談のログと提案資料を学習させ、プロジェクト立案のために最適なプロンプトを設定するだけで、ニーズや課題に沿ったプロジェクト設計の提案と提案書の骨子を作成してくれます。これにより、初期設計の時間と質が大幅に改善しました。
MyGPTs活用勉強会の開催
本リリースを皮切りに、生成AI導入の基礎セミナーを開始します。個人向けやエンタメ向けの内容ではなく、完全にビジネスユースのみ、かつ即時活用できるテーマの勉強会となっています。
・ChatGPTを実はまだ触ったことがない
・ChatGPTを一時期社内で導入したが活用できずに辞めた
・もっとChatGPTを事業成長に活用していきたい
今さらChatGPTって何って聞けないし・・・少しネットや本で調べても正直ビジネスでの活用イメージがわかない・・・そう思っている経営者の方も多いと思います。
これを期に自社でのChatGPT導入を本格検討していただきたく、ぜひご参加ください。
各種テーマで随時開催していますので、詳細は下記をご確認ください。
会社情報
株式会社クロス・オペレーショングループ(xOperation Group, Inc.)
所在地 :東京都千代田区麹町5-2-23 日テレ四谷ビル4F
代表者 :代表取締役 田中 亮大
設立月 :2016年9月
事業開始:2022年10月(2022年9月にSaaS事業を売却し、翌月に現社名に変更し現事業を開始)
事業内容:先端技術の業務(Ops)融合支援
【AI solution】MyGPTs導入支援、生成AIを活用した業務改善支援
【Ops solution】BizOps/xOps構築コンサルティング、Ops分析SaaS「オペレーションクラウド」開発・運用
会社HP :https://x-opg.com/
(参照情報)
※1 PRtimes内およびGoogle検索内(12月14日時点)においてMyGPTs導入支援サービスのリリースは日本初
※2 【孫正義氏は何を語ったか 「このままでは金魚になる」】(日経新聞2023/10/7)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB053U20V01C23A0000000/
※3 【デジタル競争力、日本32位 過去最低】(日経新聞2023/12/1)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76569980Q3A131C2TB1000/
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