【日本橋兜町】オフィスビルの外構再生で生まれた「ki-ten.」が、「TECTURE AWARD 2025」特別賞 U-35を受賞
平和不動産株式会社(本店:東京都中央区、代表執行役社長:土本 清幸、以下「当社」)は、日本橋兜町のビル外構リノベーションプロジェクト(以下「本プロジェクト」)により生まれた「kiten.(キテン)」が、国内最大級の空間デザインアワード「TECTURE AWARD 2025」にて「特別賞U-35」を受賞したことをお知らせいたします。本プロジェクトは、株式会社パーク・コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役:井上 英明)の空間デザインブランド「parkERs(パーカーズ)」と共に推進しました。
⽇本橋兜町は、⽇本初の銀⾏や証券取引所などの金融機関や様々な企業が発⾜した「コトはじめ」の街としての地歴を有しており、今日も、渋沢栄⼀の邸宅跡地に建てられた⽇証館、旧第⼀国⽴銀⾏分館(現 K5)などの歴史的な建造物が多数残っています。
当社は、⾦融街である本エリアに、個性あふれるカフェやレストラン、ギャラリー、ホテルなどを誘致し、活気と賑わいであふれる街並みにと進化させてまいりました。
「ki-ten.」は、この街で働く⼈・暮らす⼈・訪れる⼈・滞在する⼈が自由に⼼地よく過ごせる空間を目指し、日本橋兜町にある「兜町第1平和ビル」と「兜町第6平和ビル」の外構を一体で整備いたしました。
当社は今後も、日本橋兜町がより魅力あふれるよう、さまざまな工夫と場づくりに取り組んでまいります。

TECTURE AWARD
「TECTURE AWARD」は、建築・デザインのプラットフォーム「TECTURE」が主催する、国内最大級の空間デザインアワードです。空間の意匠性や機能性、そして社会への貢献度を基準に、全国から応募された優れたプロジェクトを表彰しています。
今回受賞した「特別賞U-35」は、次世代を担う35歳以下の若手クリエイターによる、既存の枠組みを越える創造的な空間デザインに贈られるものです。今年度は1,033作品の応募がありました。
kiten.の特徴
●「人が滞在する場」に変えたランドスケープデザイン
本プロジェクトでは、この街には気軽に休息し心地よく過ごせる場所が少ないという課題を踏まえて、建物外の外構部分を作り変えることで、建物の周辺施設に訪れた人々も利用したくなるようなオープンスペースへと再生する工夫を施しました。イメージカラーには、「伝統ある金融街」かつ「新しい変化が生まれる高揚感」を彷彿させるようなイエローを採用し、名称の「ki-ten.」には、「起点」「輝点」「気点」「樹点」「黄点」といった多様な意味を込めました。それぞれの「点」が交わることで、訪れる人々に新たなアイデアやつながりをもたらす場所を目指しています。敷地内にはベンチ、サイドテーブル、ハイカウンター、ボックス席など、一人でくつろぐ時にも、誰かと談話する時にも、さまざまな用途と目的に沿う過ごし方を提案しています。


<可変性のある家具>

ベンチの座面は横にスライドできる可動式のため、利用人数に応じて周囲との間隔もカスタマイズすることができます。
車の進入を制限するボラードをイメージした支柱は、取り外し可能な天板をつけることでサイドテーブルとしても使うことができます。また、ドリンクホルダーは、一人用のコンパクトなサイズから、複数人での利用を想定して複数の穴が空いているものなどとバリエーションをもたせ、使い勝手に合わせて好みの天板を座りたい位置へ持っていくことができます。
<夜間のライトアップ>


夜には、蛇籠に埋め込まれたガラスの石に光がともり、空間全体が一本のラインで結び付くような様子に変化します。
<街全体が楽しめる仕掛け>

このパブリックスペースを起点に、街に繰り出してほしいという思いを込めて、周辺ショップや名所スポットを集約したマップや時折々のイベントを紹介するポスターを設置しています。
<隣接するビルの外構を一体で整備>


建物という枠組みを超えて人々が交流できるよう、隣接する「兜町第1平和ビル」と「兜町第6平和ビル」の外構を一体で整備いたしました。
●日本橋兜町の新たな面(かお)を彩る植栽計画
金融街から連想される花言葉や、「繁栄」や「豊かさ」の象徴として親しまれてきた樹種を織り交ぜ、この空間ならではの植栽計画を施しました。「金運」「気品」の花言葉で、黄色い花を咲かせるヤマブキや、冬場にかけて実が色づく姿が「財宝」を連想させるキンカン。また、イメージカラーであるイエローを軸に、春に黄色い花をつけるサンシュユ、秋に黄葉するコハウチワカエデ、冬に甘い香りの黄色い花をつけるロウバイなど、季節ごとに表情の変化を楽しめる樹種も選定しました。
さらに、植物のマルチング(※)に用いたウッドチップ、樹名板、壁掛けポスターフレームの背面には、「東証上場の森」が所在する秋田県由利本荘市矢島地区のスギを活用しました。こうした土地ゆかりの森の資源を、都市の街づくりにおいて積極的に取り入れる手法は、森林整備と木材需要の好循環を生み、間伐や再造林といった森の保全に寄与します。
(※)マルチング:植物の株元を覆う小石やウッドチップなどの資材のこと

TECTURE AWARD アンバサダーコメント
●シーラカンスアンドアソシエイツ 代表取締役/法政大学デザイン工学部建築学科 教授
赤松佳珠子氏
日本の金融街・兜町は、閉じたオフィスビルばかりで、人々は目的地との往来だけで足早に通り過ぎていくイメージがあります。そんな人の気配が感じられないオフィス街の一角にできた「ki-ten」。誰もが自由に過ごせる、街に開かれたパブリックスペースとして、ふっと一息つけるベンチや緑陰、灯りがともることで、風景が変わり、人々の意識や行動が変わるきっかけを生み出していると思います。
●クライン ダイサム アーキテクツ代表
複雑でもない、やりすぎでもない、シンプルアプローチで、黄色というハッピーなカラーがヒューマンセントリックではない兜町の中でとても活きている。昼も夜の様子も美しく、用がなくても座りたくなるこのような場所を提供している点を大いに評価したい。このようなデザインが兜町だけでなくもっと広がるとよい。
物件概要
場 所 名 称:kiten.
所 在 地:東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル
東京都中央区日本橋兜町6-5兜町第6平和ビル
施 主:平和不動産株式会社
設計・施工:株式会社パーク・コーポレーション(parkERs)
日本橋兜町・茅場町街づくりビジョン2040

●日本橋兜町・茅場町 情報発信サイト
Kontext:https://kontext.jp/
兜LIVE!:https://kabuto-live.com/
FinGATE:https://www.fingate.tokyo/

会社概要
当社は、我が国の金融マーケットの中枢的機能・役割を担う東京、大阪、名古屋、福岡を始めとする証券取引所ビルのオーナーとして、1947 年に設立され、場づくりを積み重ねることで街を彩ってきました。平和不動産グループの仕事に共通する根源的な価値は、さまざまな場づくりを通して、人々を惹きつけ未来に豊かさをもたらすこと。私たちはグループ一丸となって、魅力的な場づくりを展開します。
会 社 名:平和不動産株式会社
設 立 日:1947年7月
代 表 者:代表執行役社長 土本 清幸
本社所在地:東京都中央区日本橋兜町1番10号
会 社 H P:https://www.heiwa-net.co.jp/
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