『たまごのはなし』のしおたにまみこ、最新作で描くのは「雲」。絵本『くも』、8月5日発売!
『たまごのはなし』『いちじくのはなし』(ブロンズ新社)、『さかなくん』(偕成社)など数々の話題作を世に送り出してきた人気絵本作家の最新作。

株式会社偕成社(出版社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:今村雄二)は、『くも』(しおたにまみこ 作・絵)を2025年8月5日(火)に発売します。
▼書籍詳細
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033504308

「くもと目が合ったことはありますか?」
「くもと めが あったことは ありますか?」
本作は、そんな印象的な一文からはじまります。語り手は空を見上げるひとりの女の子。彼女のモノローグによって、物語は静かに進んでいきます。
くもは、わたしたちみたいに何かを考えているのだろうか。
それとも、何も考えていないのかな。
どうやったら、くもと友だちになれるのだろう。
雲の姿を追いながら、女の子はふとそんなことを思います。くもとなかよくなれたら、きっと楽しいだろうな――。
空を漂う雲に心を重ね、日々のなかでふと立ち止まり、見上げる。読む人の感性に静かに語りかけてくる、そんな一冊です。

表現の幅を広げた意欲作
しおたにさんは、2018年のデビュー作『そらからきたこいし』以降、『たまごのはなし』『いちじくのはなし』『さかなくん』などで注目を集める気鋭の絵本作家。
これまで木炭鉛筆と水彩を用いた繊細な表現で知られてきましたが、本作『くも』では、はじめて油彩という新たな技法に挑戦しました。

『そらからきたこいし』2018年

『やねうらべやのおばけ』2020年

『さかなくん』2022年

『くも』2025年
ときにさびしげに、ときにごきげんなようすで、ときに何かむずかしいことを考え込んでいるように見える雲の表情は、見る者の気持ちを映し出しているようにも感じられます。
“くも”という存在の不思議さと美しさを、しおたにさんならではのまなざしで描いた、珠玉の一作です。
書店での発売記念パネル展も!
全国の主要書店50店舗以上で、新刊発売を記念したパネル展の開催が予定されています。ぜひ店頭でもご注目ください。
著者紹介
作・絵:しおたにまみこ
1987年千葉生まれ、埼玉育ち。女子美術大学工芸学科陶コース卒業。背景美術制作会社勤務を経て、絵本制作をはじめる。2014年「やねうらおばけ」で第15回ピンポイント絵本コンペ優秀賞受賞。2018年『そらからきたこいし』で絵本作家としてデビュー。同作が第11回MOE絵本屋さん大賞新人賞第2位受賞。作品に、『やねうらべやのおばけ』『さかなくん』『たまごのはなし』(ブラチスラバ世界絵本原画展金牌受賞)がある。
書籍詳細

『くも』
作・絵:しおたにまみこ
定価1,650円(税込)
判型:29cm×19cm
ページ数:32ページ
対象:4歳から
発売日:2025年8月5日(火)
書籍詳細:https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033504308
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