職員の「めんどくさい!」が坂井市役所(福井県)を変える!
市職員対象ワークショップ「めんどくさいワングランプリ」を9/1開催
坂井市は、市職員が日ごろ「めんどくさい」と感じている業務を列挙し、改善策を話し合うワークショップ「めんどくさいワン(Mワン)グランプリ」を9月1日、市役所で開きました。グランプリを「請求書への検収印」と決定し、その解消に向けて財務規則の改正など庁内での協議をスタートさせました。

市職員の“気づく力”と“考える力”を磨き、DXを支えるデジタル人材の育成につなげるのが狙い。市職員有志16人が参加し、浜松市情報システム課の星野仁氏(経営・財務マネジメント強化事業アドバイザー)が進行役を務めました。
4グループに分かれ、参加者が通常業務で「めんどくさい」と感じていることを書き出して共有、優先順位をつけました。 全体で挙げられた「めんどくさい」業務は、旅費の請求や契約時の業者探し、国・県の調査に対する回答など70件に上りました。解決策としては、旅費申請の流れの見直しやAIの活用などといった意見が出ました。
意見の数や共感などを理由にグランプリに選ばれたのは請求書への検収印。参加者からは「請求書が電子でもらえるようになったのに、検収印を押すために印刷したら結局ペーパーレスになってない」などの指摘がありました。財務規則の見直しや押印・署名省略などにより解消が図られる可能性があることから、庁内の関係部署間で協議が始まりました。
終了後、出席者からは「改善の方向性まで導き出せたので、良いアプローチの仕方」「全庁的に『業務』と『めんどくさい』『解決手段』が共有、蓄積されていくと良い」など、継続的な研修を求める声が相次ぎました。
市DX推進室の担当者は「業務改善と聞くと、どうしても身構えてしまう。大きなことじゃなくても『これってめんどくさくない?』から始まったって全然いいと思うんです。めんどくさいから一歩踏み出してみんなで少し考えてみる。この繰り返しが職場、ひいては市役所を変える第一歩になります」と話しました。

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