【兵庫県川西市2023】秋の味覚「北摂栗」の収穫が開始
甘くておいしい秋の特産物を皆さんの元へ
川西市内で千年以上前から栽培されている北摂栗。9月上旬から10月上旬にかけてその収穫が行われている。中でも栗の王様といわれる「銀寄」(ぎんよせ)は栗の最高品種と位置付けられ、上品な甘さで人気がある。
北摂栗は、古くは千年以上前から栗栽培が行われている。朝廷や幕府の将軍もこの地区の栗を口にしたという伝統ある栗である。また、大正時代には、日本で初めて海外へ輸出を行うなど、その名を世界へと響かせていた。その大きさや形、味の良さといった点から、生産者の多くは「銀寄」をその主力品種として栽培している。
市内の若宮地区で栗を生産している大向善信さん(おおむかい よしのぶ:昭和33年12月28日生)が栽培する主な品種は、「銀寄」「筑波(つくば)」「有磨(ありま)」「ポロタン」「丹沢」の5種類。年間の生産量の約6割を銀寄で占める。
今年は、例年に比べ猛暑で雨が少なく実が小さい。木が自らの身を守るために収穫前の栗を落下させる「生理落果」の影響で、生産量が3割ほど減少している。
大向さんが収穫作業を行う自宅から少し離れた圃場では約250本の栗の木を栽培。栽培面積は80㌃ほどで、例年9月上旬から10月上旬にかけて収穫している。
大向さんは「今年は例年にない暑さと雨不足の影響で、実は少し小ぶりで生産数が少なくなっているが、味は例年通りのおいしい栗になっています」などと話していた。
市産業振興課長は、「生産量の減少など厳しい状況ですが、市内外の方に丹精込めて生産されている北摂栗を味わっていただきたい」などと話した。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像