Bantam Tools　ペンプロッタを使用した結婚披露宴の席札作成

株式会社システムクリエイト

2025年1月7日 17時20分

株式会社システムクリエイト（本社：大阪府東大阪市荒本新町、代表：川上正義）は、テクノロジ・工芸・DIY系クリエイターBecky Sternが、BantamToolsのペンプロッタ「NextDraw」を活用して、結婚披露宴の席札を作成した事例を紹介します。

席札には新郎、新婦、または2人からの個人的なメッセージが入っておりそれぞれ固有のメッセージカードを兼ねています。One to Oneの些細なコミュニケーションを、座席についた招待者へ贈りたいと彼女は考えました。

席札の装飾には、彼女が好む有機的な植物の形状を追加しました。ベジェ線ツール（ペンツール）を使用して花のデザインをトレースし、テストプロットします。

付属する制御ソフトNextDraw Inkscapeには、いくつかのストロークフォントが含まれており、さらに拡張機能（有料）のNextDraw Mergeには、多数の名前、多数のメモ、多数の住所または変化するデータを含むその他の繰り返しテキストをプロットするための機能があり、彼女はそれを使用しました。

簡単な位置合わせキャリブレーションですぐにプロット開始

用紙台（イーゼル）の位置合わせはプロッタのX軸と平行である必要があります。ホームポジションと用紙の角にペン先が来るように往復させるだけで位置合わせは完了です

彼女は、さらに位置合わせを素早く簡単におこなうために、スペーサーを作成しました。マシンのフレームからイーゼルを差し込むのにちょうどよい幅の小さなトレイを設計し、3Dプリントしました。

InkscapeでCSVを参照し、列名を二重中括弧で囲むことで参照した値を適用できます。名称（Name）列の例は以下のようになります。また、一度に4つのプロットをするので、2つのプラス記号とスキップする行数を指定することでそれぞれ書き換えられてプロットされます。

次に、NextDraw Merge 拡張機能に移動し、使用するデータファイルを指定しました。これは、先ほどダウンロードした CSV です。また、このプラグインは変数テキストを選択した 1 行フォントに置き換えるため、使用するフォントも選択しました。ここで、手書きの欠陥を有効にするかどうかも選択できます。これにより、結果が人間が描いたように見えます。

万が一の際の予備も作成

このプロジェクトには紙とペンがたっぷりあったので、（マシンを動かす電気以外で）消耗品はこれだけなので、安心のために席札の予備セットを2セット用意することにしました。茶色の紙は油や汗をかいた指で触ると簡単に汚れることがわかりました。それに、披露宴の前に席札がどうなるかなんて誰にもわかりません。何か問題が起きた場合に備えて、それぞれ別のビニール袋に予備があることを知っておくと安心です。こうすることで、各カードを2セット用意して、うまくできた方を選ぶこともできます。