アドビ、大学生・専門学校生のデジタルリテラシー向上のためのカリキュラム「Adobe Analytics for Higher Education」をグローバルで提供開始
教育関係者向けオンラインコミュニティ「Adobe Education Exchange」で、世界中の大学にAdobe Analyticsのアクセス権とコースカリキュラムを無償で提供
学生は、データを活用してビジネス上の意思決定を行う方法を学び、データサイエンスからマーケティング、プロダクトマネジメントまで幅広いキャリアに対応するスキルを身につけることができます。なお、このプログラムは、授業でAdobe Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html )を利用することにより、デジタルリテラシーを向上させる「Adobe Creative Campus(英語)( https://adobecreativecampus.com/ )」プログラム(日本では未提供)を拡張したものです。
アドビのAdobe Experience Cloudプラットフォーム&プロダクト担当バイスプレジデントのアミット アフジャ(Amit Ahuja)は、こう述べています。「アドビは、あらゆる分野における主要ブランドのデジタルトランスフォーメーションを推進していますが、一貫して耳にするのは、適切な人材を採用することがいかに難しいかということです。デジタルリテラシーは、今日のデジタル経済において学生にとって最も重要なものとなっています。『Adobe Analytics for Higher Education』は、現在企業が抱えるニーズを満たすと同時に、学生には自身が考えもしなかったようなキャリアへの道を拓きます。」
「Adobe Analytics for Higher Education」は、2005年に始まった大学生向けコンテスト「Adobe Analytics Challenge(英語)( https://www.adobeanalyticschallenge.com/ )」を基に開発されました。この人気のコンテストは、NikeやMLB(Major League Baseball)、Sony Play Stationなど大手企業の実データを使ってビジネス課題を解決する機会を学生に提供しています。過去の参加者は、この経験( https://blog.adobe.com/en/publish/2021/07/22/adobe-analytics-challenge-14-past-competitors-share-its-impact-on-their-careers1.html )(英語)を活かして、The Home Depot、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、Amazonをはじめとする企業やLearning Forwardなどの非営利団体に就職しています。このイベントの成功を受けて、高等教育機関の先生方からもコンテストの要素を授業に取り入れたいという声が寄せられました。
そこでアドビは、ウィスコンシン大学マディソン校、ユタ大学、ミシガン大学などの教授陣を開発パートナーとして迎え、どの大学でも実施しやすいプログラムとしてカリキュラムを構築しました。
ウィスコンシン大学マディソン校マーケティング学部教授のニーラジ アロラ(Neeraj Arora)氏は、こう述べています。「パンデミックは経済の在り方を大きく変え、消費者はデジタルのみの世界と向き合わざるを得なくなりました。企業は急激な変革を迫られ、新しいタイプの人材を必要としています。アドビのプログラムを通じて学生が身につけることができるデジタルスキルは、マーケティングなどのキャリアでの成功に大いに役立つでしょう。」
ユタ大学デビッド エクレス講座主任教授のポール フー(Paul Hu)氏は、「優れたデジタル体験を提供する能力は、企業、政府機関、中小企業を問わず、絶対に欠かせないものです。データは今日のデジタル経済において貴重な資産であり、Adobe Analyticsの教育カリキュラムは、学生がキャリアの機会と発展を大きく広げるスキルセットを身につける上で、大きな役割を果たすでしょう」と、述べています。
「Adobe Analytics for Higher Education」は、学校のカリキュラムに組み込みやすい4つのコアモジュールで構成されています。Adobe Analyticsを使って豊富なデモデータを操作できるサンドボックス環境へのアクセスが提供され、学生が自分のペースで学習を進められるようになっています。また、先生はコースワークに組み込むモジュールを以下から自由に選ぶことができます。
- データ収集:組織においては、マーケティング、カスタマーサービス、営業、人事など、部門をまたいださまざまなソースからデータを取得し、組み合わせて活用しなければなりませんが、こうしたデータはすべて、適切なガバナンスとプライバシー管理を必要とします。このモジュールでは、データ収集、ウェアハウジング、クリーニングの基礎とそれらの実装について学びます。
- データ戦略とアーキテクチャー:データを収集した後は、組織全体で利用できるデータ構造を構築し、そこに落とし込む必要があります。例えばこのモジュールには、オンラインでのプロモーションが実店舗への集客にどれだけ貢献しているのかを理解するために、複数の消費者タッチポイントから取得した異なる指標を組み合わせる演習が含まれています。また、重要業績評価指標(KPI)の定義や、どのように目標を構築し、達成に向けてアプローチするのか学習します。
- Adobe Analyticsの標準指標と基本機能:このモジュールでは、マーケティング、プロダクト開発、Eコマース、デザインなど、組織全体でのデータの見せ方やレポーティングに焦点を当てます。数値が示す意味を見出し、得られたインサイトを実際の施策につなげる方法を紹介します。
- Analysis Workspaceの基礎:Analysis Workspaceは、Adobe Analytics独自のドラッグ&ドロップ操作によるインターフェイスです。ユーザーは、Photoshopに似たUIを駆使してさまざまなデータセットを作成し、データの異常値やその他のインサイトを発見することができます。このモジュールでは、データのキュレーション、他のユーザーとのコラボレーション、新しいビジュアライゼーションの作成、ビジネス目標を達成するためのインサイトの発見などを学びます。
Adobe Analyticsの教育カリキュラムへの登録方法などの詳細は、こちら(英語)( https://experienceleague.adobe.com/landing/analytics-university/ )をご覧ください。
■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloud ( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html )は、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloud (https://acrobat.adobe.com/jp/ja/ )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloud ( https://www.adobe.com/jp/what-is-adobe-experience-cloud.html )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei ( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )
を活用しています。
アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。
アドビに関する詳細な情報は、webサイト( https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html )をご覧ください。
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